メインコンテンツへスキップ
見出し画像

満員電車とはまことにクリエイティブな空間であること間違いなし

    萬屋 安斎

     本日も満員電車に揺られる。私の力など及ばない。2本の足で立つ。それすらままならない時もあるが、流れていくだけである。抗わない。これこそが満員電車での過ごし方である、などと考えていたらこれはアレだ、アレ。アレと思い当たった。

     AIにアレの冒頭部分を満員電車でパロディにして作ってもらった@満員電車内。一発でよくできたので発表会です。


     ゆく満員電車の流れは絶えずして、しかももとの車両にあらず。
    ドアに挟まるスーツの群れは、かつ潰されかつ復活して、久しく座れたためしなし。
    世の中にある人と通勤と、またかくの如し。
    都の外れに引っ越せば家賃は安し、されど朝のラッシュは地獄なり。
    山手線に乗り入れれば、網棚に鞄を預けること叶わず、吊革にすがることも叶わず、ただ人の波に揉まれ、スマホの画面を鼻先に押しつけられ、息苦しきこと限りなし。
    あるいは始発駅に早く着けば、空席など夢のまた夢。
    すでに先客の眠れるサラリーマンが領土を広げ、鞄と肘と太ももをもって我が物顔に陣取る。
    ああ、これもまた無常の世の習いなり。


     AIさんにタイトルはコレ(満員電車とはまことにクリエイティブな空間であること間違いなし)でいいですか? と伺うとなかなかによしと誉めてくれた。満員電車は私の妄想を広げてくれる場所の一つなり。


     次に調子に乗った私は障害福祉従事者でパロってとお願いした。これは一部分がよろしくなく何度か修正かけた。最終的には手修正。


     タイトル「この世はまことに無常なる現場であること明白なり」

     ゆく利用者さんの状態は絶えずして、しかも昨日の心身にあらず。
    朝のミーティングに集うスタッフの顔は、疲弊し、入れ替わり、欠員を埋めつつ、久しく定着したためしなし。
    世の中にある福祉と現場と、またかくの如し。
    グループホームに勤めれば利用者さんの笑顔は尊し、されど夜勤の連続は身を削るなり。
    特養に赴けば、シーツの汚れと痰と叫び声にまみれ、記録を打ちながら指は痛み、
    心はすり減り、休憩など夢のまた夢。
    ある者は燃え尽き、去りゆく。
    ある者は「やりがい」を胸に留めつつ、給与明細を見てため息をつく。
    代替職員が来れば未熟なり、常勤が残れば負担は増すばかり。
    一人の力にて支えうる利用者は、所詮は限りあるものなり。
    ああ、これもまた無常の世の習いなり。
    利用者さんの「今日」という日は、永遠に繰り返されるようで、決して同じではない。
    スタッフの情熱もまた、いつか燃え尽きる炎のごとし。


     心は答えず、ただ傍らに舌を借りて、不請の念仏を二三返唱えてやみぬ。

    「現代方丈記」
    鴨AI長子

     
     
     
    放送大学で物理の勉強始めました。障害福祉従事者。ファトラジスタ兼オノマペティスタ。 Everybody counts or nobody counts. Happyology, Anthropology.

    あなたへのおすすめ