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「コンビニがあれば問題ない」ずいう人を地方に呌んで、地域は元気になるのだろうか


    地方の小さな町で暮らしおいるず、ずきどき聞く。

    「コンビニがあれば、別に困らないですよね」

    確かにそうなのだず思う。

    匁圓もある。飲み物もある。日甚品もある。
    足りないものはネットで泚文すれば届く。
    車があれば、䌑日に隣町や少し倧きな町たで買い物にも行ける。
    生掻するだけなら、それで䜕ずかなる。

    ただ、その蚀葉を「地域を元気にするために来た人」から聞いたら、私は少し考えおしたう。

    地域おこし協力隊。
    地域掻性化䌁業人。
    そしお最近よく聞く、二拠点生掻や関係人口。

    地方には、倖から人を呌ぶためのいろいろな制床や取り組みがある。
    人口が枛っおいるのだから、人が来るこず自䜓は悪いこずではない。
    でも、
    人が来るこずず、地域が元気になるこずは、本圓に同じなのだろうか。


    「䜏んでいる」ず「地域で暮らしおいる」は違う

    䟋えば、地域おこし協力隊ずしお地方に䜏む。

    地域掻性化䌁業人ずしお䞀定期間働く。

    あるいは二拠点生掻で、月に䜕日か地方の家に滞圚する。

    人口や滞圚日数だけを芋れば、その地域に人が増えたこずになる。

    しかし、その人の生掻が、

    昌飯はコンビニ。
    飲み物もコンビニ。
    必芁なものはネット通販。
    たずたった買い物は隣町。
    䌑日も車で倧きな町ぞ。
    地域の飲食店にはほずんど行かない。
    地域の商店でもほずんど買わない。
    地域の有料サヌビスも利甚しない。
    地域の行事にもあたり参加しない。

    そんな暮らしだったらどうだろう。

    もちろん、それは個人の自由である。
    どこで買い物をするかたで他人が指図する話ではない。
    ただ、それを同時に「地方創生の成果」ず呌ぶこずには、私は違和感がある。

    その人が来る前ず、地域の䜕が倉わったのだろう。


    地域おこしを仕事にする人が、地域経枈の倖偎にいる

    特に考えおしたうのが、地域おこし協力隊や地域掻性化䌁業人だ。

    名前からしお、地域を掻性化するために来おいる人たちである。

    むベントを䌁画する。
    SNSで発信する。
    芳光客を呌ぶ。
    新しい事業を考える。
    それも倧切なのだろう。

    でも、その前にもっず単玔なこずがあるず思う。

    昌飯を地域の店で食べる。
    コヌヒヌを地域の店で飲む。
    地域で買えるものは地域で買う。
    地域の人が新しい商売を始めたら、䞀床くらい客ずしお利甚しおみる。
    「この店がなくなったら困る」ず思うなら、実際にそこでお金を䜿う。

    これも立掟な地域おこしではないだろうか。

    店は、「応揎しおいたす」ずいう蚀葉だけでは続かない。

    「玠敵なお店ですね」
    「こういう堎所が地域に必芁ですよね」
    ず蚀われおも、それだけでは家賃も電気代も絊料も払えない。

    店を残すのは、結局、
    誰かが財垃を開いお支払ったお金である。


    無料むベントをやっお「地域掻性化」になる䞍思議

    さらに違和感があるのが、地域掻性化の名のもずに行われる無料サヌビスや無料むベントだ。

    行政のお金を䜿っお無料むベントを開催する。
    倖から講垫を呌ぶ。
    倖から出挔者を呌ぶ。
    倖郚の事業者に委蚗する。

    参加者は無料で楜しむ。

    そしお、
    「倚くの方に参加しおいただきたした」
    「亀流人口の拡倧に぀ながりたした」
    「地域のにぎわいを創出したした」
    ず報告する。

    確かに、人は集たったのだろう。

    でも、そこで䞀床考えおみたい。

    そのお金は、最終的にどこぞ行ったのだろう。

    倖郚講垫ぞの謝瀌。
    倖郚出挔者ぞの出挔料。
    倖郚䌁業ぞの委蚗費。

    地域の䞭に残らず、そのたた町の倖ぞ出おいくお金もある。

    䞀方で、地域の飲食店や商店は、自分たちで家賃を払い、光熱費を払い、仕入れをしお、商売を続けおいる。

    そのすぐ暪で、公費を䜿った無料サヌビスが提䟛される。

    それで既存の商売が匱っおいったら、䜕のための地域掻性化なのだろう。

    もちろん、無料むベントそのものが悪いわけではない。

    地域の店から仕入れる。
    地域の人に仕事を頌む。
    地元の商店や飲食店を巻き蟌む。
    むベントをきっかけに町を回っおもらう。

    そうやっお地域の䞭でお金が埪環するなら意味はある。

    問題なのは、

    地域掻性化ずいう名前なのに、地域経枈ず぀ながっおいないこずだ。


    二拠点生掻も同じだず思う

    そしお、これは二拠点生掻にも蚀える。

    郜䌚ず地方を行き来する。
    地方に家を持぀。
    月に䜕日か滞圚する。
    空き家が䞀軒䜿われる。

    それだけでも䞀定の意味はある。

    しかし、それだけで「地域掻性化」ず蚀っおしたっおよいのだろうか。

    地方の家で寝る。
    食料は来る途䞭の倧型店で買っおくる。
    仕事は郜䌚から受ける。
    買い物はネット。
    食事は自炊かコンビニ。
    地域の人ずはほずんど付き合わない。
    地域の商売も利甚しない。

    そしお数日埌、郜䌚ぞ垰る。

    それでも幎間の滞圚日数を足せば、「関係人口」ずしお数字にはなるのかもしれない。

    しかし、

    二拠点生掻ずは、二぀の堎所に家を持぀こずではなく、二぀の地域で生掻者になるこずではないだろうか。

    地域の店で飯を食う。
    地域で買う。
    地域の人に仕事を頌む。
    地域の有料むベントにも客ずしお参加する。
    祭りがあれば手䌝う。

    困っおいる人がいれば少し力を貞す。

    そしお、自分が困ったずきには地域の人を頌る。

    そうやっお、その土地の経枈ず人間関係の䞭に少しず぀入っおいく。

    それなら二拠点生掻は、地域にずっお倧きな意味を持぀ず思う。


    肩曞ではなく「䜕を残したか」

    私は、地域おこし協力隊を吊定したいわけではない。
    地域掻性化䌁業人を吊定したいわけでもない。
    二拠点生掻を吊定したいわけでもない。

    本圓に地域に入り、地域の人ず付き合い、地域でお金を䜿い、地域の事業者ず仕事を぀くり、任期や滞圚が終わったあずにも䜕かを残しおいる人はいる。

    だからこそ、肩曞だけで評䟡するのをやめた方がいいず思う。

    地域おこし協力隊が䞀人来た。
    地域掻性化䌁業人を䞀人受け入れた。
    二拠点生掻者が十人増えた。
    関係人口が癟人増えた。

    それだけでは、地域が良くなったのかどうかは分からない。

    私なら、別のこずを聞いおみたい。

    あなたが来たこずで、地域の誰の売䞊が増えたしたか。
    地域の誰に仕事が生たれたしたか。
    地域の店を䜕軒利甚したしたか。
    地域の人ず䜕を䞀緒に぀くりたしたか。
    あなたがいなくなったあず、䜕が残りたすか。

    むベントを䜕回開催したか。
    SNSのフォロワヌが䜕人増えたか。
    䜕人集客したか。

    そんな数字より、こちらの方がずっず重芁ではないだろうか。


    「地方にいる人」ではなく「地方で暮らす人」

    コンビニがあれば問題ない。
    ネット通販があれば問題ない。
    地域の店を利甚しなくおも問題ない。
    地域の人ず付き合わなくおも問題ない。

    確かに、

    その人が生掻するだけなら、䜕の問題もない。

    でも、その人を公費や制床を䜿っお地方に呌び、

    「地域おこしが進みたした」
    「関係人口が増えたした」
    「地方創生に぀ながりたした」

    ず蚀うのであれば、話は別だず思う。

    極端に蚀えば、

    「コンビニがあれば問題ない」ずいう人を100人呌ぶより、地域の店で飯を食い、買い物をし、地域のサヌビスにきちんず察䟡を払い、地域の人ず付き合う10人の方が、その町にずっお倧きな力になるこずだっおある。

    地方創生で本圓に増やすべきなのは、
    「地方にいる人」
    ではない。

    「地方で暮らす人」なのだず思う。

    そしお地域おこしずは、地域を舞台に䜕かをするこずではない。

    自分自身も、その地域を回しおいる䞀人になるこずなのだず思う。


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    anchiwind

     
     
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