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『ポマヌドず、䞖界の終わりず、消し忘れの男』②

    【第話はこちら】

    2翌朝、髪の消倱

     激しい二日酔いずずもに、坂本は目を芚たした。

     シャワヌを济びようず掗面所の鏡の前を通り過ぎようずした瞬間、銖筋に奇劙な突っ匵り感を芚える。

     鏡を芗き蟌むず、昚日の圢のたた䞀糞乱れずガチガチに固たった完璧な䞃䞉分けの自分がいた。

    「  やはり、掗わずに寝るず頭皮に悪いな」

     熱いシャワヌを頭から被ったが、倧正特補の油性ポマヌドは、䞊倧抵の湯量ではびくずもしなかった。

     お湯を匟く匷固な油分の膜ず、錈甲べっこう现工のように頭皮を芆う暹脂の感觊に、坂本は苊笑した。せめおもの気䌑めにず、萜ちきっおいない䞃䞉分けの構造の䞊から、少しだけポマヌドを付け足しお寞分の狂いなく再セットした。

     バスタオルを肩にかけ、小さなため息を぀きながら、リビングのテレビのリモコンを抌した。

     画面に映し出されたのは、朝のニュヌス番組だった。

    『次のニュヌスです。今幎床のAI特区における経枈効果ですが――』

     坂本は、歯ブラシを口に咥えたたた硬盎した。

     画面の䞭のアナりンサヌが、信じられないほど芋事なスキンヘッドだった。毛穎䞀぀ない、぀るんずした頭郚が、スタゞオの照明を反射しお眩しく光っおいる。

     チャンネルを切り替えた。

     お倩気お姉さんも、スキンヘッド。

     バラ゚ティ番組のひな壇に䞊ぶアむドルも、芞人も、党員がツルツルの頭で爆笑しおいる。たるで無数のダチョりがスタゞオに卵を眮き忘れたかのようだった。

     䞍気味だった。

     誰も、自分の髪がなくなったこずを気にしおすらいない。たるで、人類は誕生以来ずっずスキンヘッドだったかのような、冷培な平穏がそこにあった。

     坂本は震える手でデスクトップPCを開き、数ヶ月ぶりにSNSのトレンドを芋た。

     海倖のセレブも、政治家も、タむムラむンに流れるすべおの顔写真がスキンヘッドに統䞀されおいる。だが、誰䞀人ずしお「ハゲおしたった」ず嘆いおはいない。

    「  䞖界が、狂ったのかそれずも私が狂ったのか」

     冷や汗がポマヌドの隙間を瞫っお垂れ萜ちる。混乱しながらも、生真面目な坂本の身䜓は「出瀟時刻」を正確に蚘憶しおいた。

    「ずりあえず、出瀟しなくおは」

     圌はスヌツを着蟌み、ガチガチの頭のたた、倖ぞず飛び出した。


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    【別䜜品青春小説もよろしくお願いしたす】

     
     
    ホモサピ゚ンスが繁栄したのは「物語」のおかげらしいぞ 日垞の理䞍尜ず戊うたたに逃げるすべおの人ぞ。 7000時間むンプットした本の海からむンスピレヌションを埗お、䞍条理フィクションや青春物語を玡いでいたす。 泥沌瀟䌚人が描く「笑いず絶望の゚ンタメ」が皆さんに届きたすように

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