整える日記|「お休みさせてください」のあとで
「娘が熱を出したのでお休みさせてください」
そう職場に連絡するのはいつだって私。でも有給はなくなっていくけど、私は嬉しい。子育てのせいで思うように働けない。キャリアが止まってしまう、とかそういう話はよく聞く。でも私は本当に嬉しい。
時折聞こえてくる咳でふと我に帰る。今の私にはやらなきゃいけないことが山ほどある。
本当ならまだ仕事なんてしないでいたい。この尊い娘との時間をまだまだたくさん味わっていたい。でもいまの世の中だとそれは難しい。保育園に預けて、働いて、また迎えに行く。毎日がその繰り返し。暮らしているだけでお金は無くなっていく。
やっとの思いで淹れたコーヒーを飲みながらやっと寝た娘の寝顔を見て一息つく。
やっぱり選択としては、「働く」を選ばなきゃいけない。だからこそ娘の熱で一緒にいられる時間は私にとっては特別。娘が熱を出してる中で不謹慎かもしれないけど一緒に過ごせる時間が愛おしかった。
それでも申し訳ないなあとどこか心で思っていた。どこかで少し時間ができたら仕事に行こうか、なんて考えたりもしていた。
でも友人に言われた。
「少しだけ来られても迷惑な時もあるし、いまは子どものために時間を使った方がいい」
自分にはない発想だった。仕事を優先できない自分をどこかで責めていた。
娘の寝息を聞きながら、冷めかけたコーヒーを飲む。「今しかない時間」は、たぶんこういうことなんだと思った。
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