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金魚鉢を抱いて寝る。

    からっぽの、金魚鉢を抱いて寝た。
    降った雨は、部屋に湿り。

    じぶんと世間を離していく。

    川の流れは、緩慢で、
    今の水と同じとは、いえないから。

    水面に浮かべた、枯葉は息絶えて。

    水切りの石を探して、
    それでも、水量はかわらない。

    朝、起きて。
    金魚がいなかったのは、

    ドライヤーで暖めた心臓を、
    布団の隙間に置き忘れたから。

     
     
    日曜日 よる21時投稿。 amemachi.sei@gmail.com

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