
お遍路歩き通し打ち 番外編04:お遍路中のお宿について③




次の宿は、ビジネスホテルと遍路宿の中間のようなお宿。前回とは趣向を変えて。。。
出迎えてくれたのは、なんだか存在感の薄い中高年の男性。
会話のテンポがワンテンポ遅くて、ちょっと不思議な空気感の人でした。
嫌な感じは全然しないんだけど、なんとなく「ん?」と思うような。
そんな不思議な気持ちのまま荷物を整理し、お風呂へ。
……み、水しか出ない…
仕方なく浴槽にためてあるお湯でなんとか済ませる。
近くにコンビニなどもないので食事をお願いしていたのですが……
あれ?
味が……しない……?
いや、正確には味はするんだけど……
お、おいしくない(笑)。
でも不思議なことに、お湯が出なくても、ご飯がおいしくなくても、「文句を言おう」という気持ちにはならないんだよね。
そこそこの部屋数がある宿なのに、この日の宿泊者は私ひとり。
翌朝も同じく美味しくない朝ご飯をいただいて、そのまま出発。結局その間、宿の男性以外の人には出会わず。
今思い返しても、なんだかキツネにつままれたような気分。
あの宿、本当に存在していたんだろうか……?
そんなことをたまに思い出す、不思議なお宿のお話しでした。