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お遍路歩き通し打ち 番外編04:お遍路中のお宿について③

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    次の宿は、ビジネスホテルと遍路宿の中間のようなお宿。前回とは趣向を変えて。。。

    出迎えてくれたのは、なんだか存在感の薄い中高年の男性。
    会話のテンポがワンテンポ遅くて、ちょっと不思議な空気感の人でした。
    嫌な感じは全然しないんだけど、なんとなく「ん?」と思うような。

    そんな不思議な気持ちのまま荷物を整理し、お風呂へ。

    ……み、水しか出ない…

    仕方なく浴槽にためてあるお湯でなんとか済ませる。

    近くにコンビニなどもないので食事をお願いしていたのですが……

    あれ?
    味が……しない……?
    いや、正確には味はするんだけど……
    お、おいしくない(笑)。

    でも不思議なことに、お湯が出なくても、ご飯がおいしくなくても、「文句を言おう」という気持ちにはならないんだよね。

    そこそこの部屋数がある宿なのに、この日の宿泊者は私ひとり。

    翌朝も同じく美味しくない朝ご飯をいただいて、そのまま出発。結局その間、宿の男性以外の人には出会わず。

    今思い返しても、なんだかキツネにつままれたような気分。

    あの宿、本当に存在していたんだろうか……?

    そんなことをたまに思い出す、不思議なお宿のお話しでした。

     
     

    ameco

     
     
    2026年5月、神旦那と思春期に片足を突っ込み始めた小学生の娘を置いて、四国お遍路を通し打ちで挑戦することにしました。 特別にストイックでも、信心深くもないですが、歩きながら考えたり、迷ったり、笑ったりする記録です。 どうぞ、ゆるりとお付き合いください。

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