🇬🇧🇩🇰シャイで完璧を目指すから英語が話せない、と言う話
ある日、同僚の家で
🇮🇳本格インドパーティーがあった。

インド最高✨
盛り上がりすぎて
遅くまで話し込んでしまい
帰路についた頃には
外はすっかり真っ暗になっていた。
一緒に駅まで
向かっていた知人に声をかけた。
「え? なにか言った?
暗くて全然見えない。」
そう知人が答えた。
そうだった。
いつもすっかり忘れるのだが
知人は音が聞こえない。
先天性の聴覚障害があり
50%読唇術で
相手の言葉を読み取り
発話で返答する。
(残りの50%は補聴器だと思うと
ご本人は言っている)
聞こえる人と話すときは
一切手話を必要としない。
彼の発話にはまったく
不自然さがなく
本人から教えてもらわなければ
だれも彼が聴覚障害があることに
気づかないだろう。
あまりにも自然に会話ができるため
私は彼の聴覚障害のことを
すっかり忘れ
緊急時に何度も
電話をかけてしまったことがある。
「いや、聞こえないから笑。
チャットで送って」
「はいそうでした。
またやってしまいました ...」
本人に突っ込まれて、思い出す。

知人の背中に向かって
話しかけたことも度々ある。
背中から話しかけたときは
そもそも本人が気づいていないので
突っ込まれることすらない。
とにかく、うっかりが多い私である。
「暗いところで話したいときは
口元をスマホのライトで照らして」
と言われたのだが
暗闇の中に私の口元だけが
浮かび上がるのは恥ずかしいので
明るいメインストリートに出るまで
おしゃべりは我慢することにした。

本格派家庭料理🇮🇳
▶︎「日本人はシャイだから英語が話せない」のか?
彼のような個性を持つ人は別として
多くの人は「音声」を使って
会話をする。
音声が聞こえて
発話もできるのに
英語が話せない。
この現象は
なぜ起こるのだろう。
▶︎日本語を母国語とする人が英語を話せない理由について
欧米の人から
よく言われる理由がこれだ。
「日本人はシャイだから」
一方、日本人自身も
こんな理由を挙げることがある。
「日本人は完璧を目指しすぎるから」
私は、この2つの王道の
説明に対して
半分賛成、半分反対の
スタンスだ。
確かに、シャイな人が
完璧な英語を目指していたら
いつまでたっても話せないだろう。
それについては異論はない。
しかし私を含め
多くの日本人英語学習者の
ボトルネックは
はっきり言って
それ以前の問題なのではないか。
💎英語を話すまでには8つのステップがある
会話で相手に返答するまでには
いくつもの処理が必要になる。

「シャイだから話せない」
「完璧を目指すから話せない」
という問題が出てくるのは
かなり後半の【ステップ7】だ。
では、そのとき果たして
【ステップ1〜6】までは
なんなくクリアできているのか?
というのが私の問いだ。
🗓️私が聞き取れなかった、まさかの単語
私が欧州に到着した第1日目
学校の窓口で初めて
現地の言葉で人と話したとき
スタッフの言った
ある単語がわからなかった。
何度か繰り返してもらった。
それでもわからない。
結局、よくわからないまま
部屋に引き返した。
その日、私が
聞き取れなかった単語は、なんと
「月曜日」
である。
月曜日!!!
「今日は週末で事務手続きが
できないので、月曜日に
もう一度来てください」
と言われていたのだ。
「月曜日」なんて
この言語を勉強し始めた頃から
何度も何度も学んだ単語である。
もちろん、知っていた。
文字で見れば、瞬時に意味がわかる。
しかし
音になった瞬間、わからなかった。
つまり
「単語を知らなかった」のではない。
知っている単語を
音声からその単語として
認識できなかったのだ。
そもそもなのだが
日本にいる時に
この生きた欧州語を
耳にできるチャンスはほぼなく
2ヶ月集中で勉強した時
月曜日は8回しかやって来なかった!
しかもその8回しかない
月曜日全てで
ネイティブの月曜日を
耳にしていない。
要するに、確かに
月曜日という単語は知っていたが
それまでにこの音声を
耳にしたことは
もしかすると2〜3回だけ
だったかもしれないのだ。
このとき、私は【ステップ2】を
うまく処理できていなかった。

それでも【ステップ3】では
「どうやら、あとでもう一度来いと言われている気がする。」
ということだけは勘づいた。
↑このように緊急時は勘だけが顕著に際立って研ぎ澄まされていく。
「月曜日」が聞き取れれば
よかったのだが
それが聞き取れなくても
とりあえず私は
【ステップ4】から【ステップ8】へ
一っ飛びした。
そして、こう言った。
「OK!! Thank you!!!」
よくわからない。
でも、とりあえず後で
もう一度戻ってみればいいか。
そう判断したのだ。
🎯「OK」と「ありがとう」は、最強である
外国語を始めるとき
「OK」と、お礼の言葉は
最優先で習得すべき言葉である。
少なくとも、月曜日すら
聞き取れなかった到着初日の私は
この2つの言葉で乗り切った...
こんな私の
「大丈夫です!!
欧州語で勉強できます🔥!!!」
に見事に惑わされて
私を受け入れてくださった先生方と
北欧人の研究仲間たちの
辛抱強さと大雑把さに
心より感謝する。
そして
noteでの出会いに
感謝。
