
やっちまったなぁ
同居しているカメが私のひざの上でおもらしをした。
なかなかの量で、着ていた服がびしゃびしゃになった。
長い年月を一緒に暮らしてきたが、初めての経験。
甲羅をなでなでしていたのが余程気持ちよかったのか、それともなにか私たち人類には図り知れない理由があるのか、単なる老いなのか。
その日以来ひざに乗せる時は少々警戒ぎみになり、心なしか甲羅をなでなでする時間も短くなっていた。
ふだんは朝ごはんが終わるとトロ舟(畳約半畳分の入れ物)のお家から出て一目散にクッションの下にもぐりこみ、日がな一日寝たり起きたりすることを日課としているのだが、この2日ほどは出てくることなく、トロ舟の中に敷かれた人工芝の下にもぐりこんでゴロゴロしている。
最初はお天気が悪く気温も低いから動き回るのが億劫なのだろうと思っていたのだが、そのうちにこんなことを考えてのことではないかと思えてきた。
「わし、ひざの上でおもらししてしもた。ごめんな。しばらくこっちで過ごさせてもらいます」もしくは「この間そそうしてしもたわ。またするのと違うかと警戒してるやろ。わかってるでー」
お天気が良くなったらまたお部屋に出てきてください。
バスタオルをひざに敷いてお待ちしております。