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余談:比喩で説明するとこうなる

    専門技術を、どこまで見せるか。
    どこまで使うか。
    そして、どこまで隠すか。

    これは、現場で仕事をしていると、
    案外重要なテーマになる。

    呼吸理学療法を学び、評価し、技術を身につける。
    それ自体は悪いことではない。
    むしろ、専門職として当然の営みだ。

    ただ、それをそのまま現場に持ち込むと、
    うまくいかないことが多い。

    専門技術は、強い。
    強すぎるがゆえに、
    周囲の動きを止めてしまうことがある。
    場合によっては、共通言語がないため、
    異世界のように感じてしまう。

    だから私は、
    「全部は見せない」
    「全部はやらない」
    という選択をする。

    これを、少しだけ比喩で説明してみる。


    四代目 波風ミナト × 三代目 猿飛ヒルゼン

    ――波風ミナトが鬼滅隊の助っ人に行ってきた話

    ミナト
    「影分身で、鬼の行動パターンを数分観察しました」

    ヒルゼン
    「手堅いな」

    ミナト
    「印の置き所だけ、少し調整しました」

    ヒルゼン
    「ふむ」

    ミナト
    「苦無で延髄を刺しても終わらなかったので、
    首を落としました。
    勝手が違うため、この瞬間は柱の援護を頂きました」

    ミナト
    「炎柱が、陽動を買って出てくれました」

    ヒルゼン
    「柱との連携は乱れなかったか?」

    ミナト
    「水柱が大技を出す際、
    私が螺旋丸を見せて注意を引きつけました」

    ヒルゼン
    「……他の術は?」

    ミナト
    「使っていません。
    鬼の学習能力が分からなかったので、
    飛雷針も二度だけにしました」

    ミナト
    「高速移動の技だと、
    思わせる程度に留めました」

    ヒルゼン
    「なるほど」

    ミナト
    「柱も、
    私の“速さ”しか感じていないでしょう」

    ミナト
    「一度だけ、
    鬼殺隊の黒子が遅れた場面がありました。
    そこだけ印を使っています」

    ミナト
    「背後が取れると判断できたので、確認のため一度だけ使いました。
    印はそれで最後です」

    ヒルゼン
    「……飛雷針をそれだけに留めたか。鬼殺隊に今回は余裕があったということか?」

    ミナト
    「鬼の精鋭はまだ見てませんが、今回の鬼連中相手ではこちらが出る必要がないくらい、場が整っていました。」

    ヒルゼン
    「鬼に底が見えないのなら産屋敷様が慎重に我々に声をかけたのもわかるな。」

    ヒルゼン
    「他に何かあったか?」

    ミナト
    「……少年に質問攻めにあいました」

    ヒルゼン
    「ほう?」

    ミナト
    「息子と話しているような気がして」

    ミナト
    「あの子が、
    このような少年に育ってくれたらと」

    ミナト
    「……いや、良かったですね」

    ヒルゼン
    「うむ。
    ご苦労であった。
    すべてを見せる必要はない」

    ヒルゼン
    「産屋敷様も喜んでおられた。
    その少年も、やがては立派な柱になるであろう」


    専門技術を、そのまま振りかざすのではなく、
    現場の誰もが使える
    「共通言語」に翻訳すること。

    それが、
    専門職が“降りて支える”ということだ。

    ※なお、三代目と四代目という配置は、
     単なるキャラの好みではない。(意味深)

     
     
     
    鍼灸師、介護福祉士、看取り・ターミナルケアその他研修もろもろ 介護 機能訓練指導員の人が、MBTIや心理学、東洋医学、応用行動分析や東洋哲学などを書くnote 漫画も描いています。INTJ × 9w8 × sp/sx × デルタタイプ925 × holy(推定)

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