
花火より、みんなと笑った夜。
毎年恒例の地元の花火大会。
街の中心まで行けば
迫力満点なんだろうけれど、
人混みもすごいし、
帰りはなかなか動けなくて
家に着くのは夜11時を過ぎるという話も聞く。
もともと人混みが苦手だし、
子どもたちもまだ小さい。
だから我が家は、
家から歩いて行ける海岸で
花火を見るのが毎年のお決まりになっている。
そこで毎年のように、自然と友達一家に会う。
約束したわけじゃないのに、
「今年もいたね。」そんな感じで
一緒に花火を見るようになった。
「花火の日」を一緒に過ごすことに
今年は娘の保育園のお友達家族と約束をした。
せっかくだから、
お昼過ぎから一緒に遊んで、
晩ご飯も食べて、
そのまま花火を見ようという流れになった。
子どもたちは遊ぶのに夢中。
花火が始まっても、
お菓子を食べたり、ゴソゴソ動いたり。
「本当に花火を見に来たのかな?」と
思うくらい自由。
息子はすぐにどこかへ行ってしまうので、
私たちは、ひたすら
目を離さないように気を張っていた。
だから毎年、
ゆっくり花火を眺める余裕なんてほとんどない。
「疲れるからやだなぁ」
そんな気持ちがないこともない。
今年は少し違った
今年は子どもが5人。
年長さん3人と、
息子を含めた小さい子たち。
手元には大量のお菓子。
友達の旦那さんが自然と
子どもたちを見守ってくれて、
大人たちも誰か一人が頑張るのではなく、
その場にいる人が自然と
子どもの相手をする空気になっていた。
子どもたちは、お菓子を交換したり、
おしゃべりしたり、
花火の「ドッカーン!」を
体いっぱいで表現したり。
少し歩き回る場面もあったので、
人の少ない後ろへ移動して
遊ばせたりもしながら過ごした。
不思議なことに、
自分一人で子ども二人を見るよりも、
夫婦二人で二人を見るよりも、
三家族で五人を見るほうがずっと楽だった。
みんなで見守るって、
こんなに心強いんだなと思った。
お姫様になった帰り道
花火が終わったのは夜9時頃。
子どもたちも眠そうだったけれど、
実は一番眠かったのは私だった。
家までは歩いて10分もかからない。
息子をワゴンに乗せて帰ろうと思ったら、
今度は息子が「ぼくが引っ張る!」と言う。
娘はキックボードに乗っているから、
ワゴンは空っぽ。
「じゃあママが乗るね。」
冗談で言ったつもりだったのに、
「ママ乗って!」
と、本気で言われてしまった。
せっかくなので乗ってみる。
もちろん息子の力だけでは進まないから、
後ろでは夫がそっと押してくれている。
なんだか昔の
お姫様が籠に乗っているような気分だった。
周りには人もいたけれど、暗いし気にしない。
せっかくだから、お姫様気分を満喫した。
途中まで来ると、今度は息子が「乗りたい!」。
じゃあ次はママが引っ張る番。
少し下り坂になったところでスピードを上げて、
「ビューーーン!」
なんて言いながら帰る夜道。
家に着くまでがイベント
ようやく家に到着。
あとは歯磨きをして、
お風呂に入って、寝るだけ。
……なんだけど。
ここからが、意外と長いんだよなぁ。
