アカリウム深層 新種発見|白黒の翼魚
アカリウム深層で、新種発見。未知の深海の生き物を1体見つけました。
白黒の翼魚

発見深度
1,200〜2,500m
特徴
深海を、鳥のように翼を羽ばたかせて泳ぐ生き物。一対の翼は左右で対照的な色をしていて、片方は淡い光をまとった白、もう片方は光を一切返さない黒。この生き物が進めるのは、白い翼が光を受け止め、黒い翼がその光を手放すという、正反対の性質を両方持っているからだと考えられている。どちらか一方だけでは、うまく進めない。ひどく消耗した個体では、白かったはずの翼まで黒く沈んでしまうことがある。それでも羽ばたきを止めることはない。両方とも真っ黒になった翼で、それでも飛び続けている姿が、まれに目撃されている。
発見時のエピソード
深度2,180m。探査艇が、海底山脈の谷間をゆっくりと進んでいたときのことだった。
その海域では、生物発光によるものと思われる微弱な光が、時折観測されていた。しかし光源は移動が速く、通常の深海生物とは異なる軌道を描いていたため、探査チームは正体を特定できずにいた。
午前2時17分、前方の暗闇に突然、淡い白色の光が浮かび上がった。
「何かいます」
観測員の声と同時に、カメラが一体の巨大な生物を捉えた。
最初に見えたのは、巨大な白いひれだった。深海のわずかな光を集めるように、半透明のひれが静かに輝いている。その直後、画面の反対側にもう一枚のひれが現れた。
それは、白とは正反対だった。
光を反射するどころか、周囲の暗闇よりもさらに黒い。輪郭だけがわずかに浮かび上がり、その姿はまるで海の中に切り取られた「穴」のように見えた。
二枚のひれは、魚が泳ぐように動いてはいなかった。
ゆっくりと上下に羽ばたいていた。
まるで巨大な鳥が、海の底を飛んでいるようだった。
探査艇が距離を縮めると、生物は逃げることも攻撃することもなく、こちらの周囲を大きく旋回した。そのとき、白いひれが淡く輝くたびに黒いひれの輪郭が深く沈み、逆に黒いひれが大きく動くと、白い光が一瞬だけ強く瞬いた。
研究チームは、二枚のひれが単なる推進器官ではなく、光の反射と吸収という正反対の性質を利用している可能性に気づいた。
やがて生物は、探査艇のライトが届かない深い谷へ向かった。
その姿が暗闇へ消えていく最後の瞬間、白いひれはわずかに輝き、黒いひれは完全に夜へ溶け込んだ。
発見者たちは、その姿を記録に残すため、この生物を「白黒の翼魚」と名付けた。
こんばんは、えいりすです。
企画参加3匹目です!
……どこか見たことある生き物ですね。
お題記事
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