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Photo bytarohanamana

「私の誕生日と、母の五十回忌が重なった日」

    今日は、私の61回目の誕生日です。

    大人になるにつれて、誕生日はだんだん特別なものではなくなりました。
    昔のように、ただ楽しいだけの日ではなくなった気がします。

    それでも私にとってこの日は、
    自分を生んでくれた母に感謝する日でもあります。

    今からちょうど10年前。
    私の誕生日に、母の50回忌の法要を行いました。

    本来の命日は2月でしたが、その年は祖母や叔父、叔母の法要も重なり、
    この日になったのです。

    自分の誕生日に、母の50回忌。
    今思えば、どこか不思議で、そして少し運命のようにも感じます。

    その日、父からダイヤのネックレスをもらいました。
    「いつも頑張っているから」と言って。

    それ以来、そのネックレスはずっと身につけています。

    法要の前日、父と娘と孫、4人で新幹線に乗りました。
    到着後はレンタカーを借りて、まず父方のご先祖様のお墓参りへ。

    母の地元から車で2時間ほどかかる場所です。
    私も父も、ここを訪れるのはきっと最後になるだろうと思っていました。

    その日の夜は、叔父や叔母、従妹たちと久しぶりの再会。
    父はとても嬉しそうでした。

    懐かしい料理とお酒を囲んで、あたたかい時間を過ごしました。

    翌日、法要を終えて母のお墓へ。

    父にとって、この日が母のお墓参りの最後になりました。
    一緒に来ることができて、本当に良かったと思っています。

    実は私も、この日を最後に母のお墓には行けていません。
    いつか時間ができたら、孫たちを連れて行きたいと思っています。

    そしてこの数か月後、
    私の人生には大きな転機が訪れました。

    あの日の出来事も含めて、
    すべてがどこかでつながっているような——

    そんな気がしています。

    同じように、大切な人を思い出す日を過ごしている方がいたら、
    そっと共感していただけたら嬉しいです。

    これからも、こんなふうに日々のことや想いを綴っていきます。

    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     
    子供の頃のこと。大人になってからの失敗や遠回り。何度もつまずきながら、それでも歩いてきました。乗り越えた経験も、まだ答えの出ていない想いも隠さずに綴ります。60代からの挑戦。同じように迷う誰かの小さな灯りになれたら嬉しいです。

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