
「2B弾という爆竹のような花火」
子供の頃の記憶
子どもの頃の記憶の中に、
不思議と残っている遊びがあります。
2B弾 という、
小さな爆竹のようなおもちゃでした。
マッチのようにマッチ箱の
横で擦って火をつけ、
急いで遠くへ投げる。
しばらくすると「パンッ」と
乾いた音が鳴るだけの、
本当に単純なものです。
今思えば、それの何が
そんなに面白かったのか、
自分でもよく分かりません。
それでも当時は、
何度も繰り返して遊んでいました。
火をつける時の少しだけ
ドキドキする感じや、
投げた先でちゃんと鳴るか待つ時間が、
子どもには特別だったのでしょう。
今では見かけなくなった遊びですが、
ふと思い出すと、
あの頃の空気や景色まで
一緒によみがえってくる気がします。
昔の駄菓子屋には、
そんな少し危なっかしい
おもちゃが普通に並んでいて、
それもまた時代だったのだなと思います。