メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bysanaearts

イライラを起こしているモノの正体

    アクタノハナ


    「そこ、間違ってます。」

    嫌いなヤツからの指摘ほど、ムカつくことはない。



    まぁしかし。そこで取り乱し、ブチギレるようなことは、私はしない。だから、ストレスがたまるのだろうか。いっそのこと、ブチギレたら気が晴れるのだろうか。



    そう考えてしまうのは、ムカついたときの情景が、頭の中で。何度も、何度も。くり返し再生されてしまうHSPの特性に、嫌気がさしてきたからだ。




    目をガン開きながら、いつもより激しく泡のたつスポンジで、食器の汚れを削ぎおとす。


    排水口へ流れていく泡を、見つめながら思った。




    「なぜ、こんなにイライラするのだろう。」

    深く、考えてみた。





    ミスを指摘されたのがムカついた。

    失敗したくないと、常に思っていたのに。

    ミスをすると、怒られる。

    新入社員のころ、上司に怒られていた。


    「給料泥棒」と言われたのが、悲しかった。




    私は、新入社員のころに上司から言われた言葉で、「ミス=給料泥棒」だと、意識の中にすりこませていたようだ。



    イライラした気持ちが、スッとほどけるのを感じた。なんかいい感じだ。


    もしかしてと思って、嫌いなヤツをなぜ嫌いなのか考えてみた。





    新人のころ、「仕事がうまくできない。」と自分を責めていた。そのころの自分にそっくりだから、かも。

    仕事がうまくできないと、なぜ、ダメなのだろう。





    だって、自分の居場所がなくなるから。





    私には、人よりも勝るところがない。小学生のころ、すでに絶望していた。

    おばぁちゃんが、「それなら、頭で勝てばいい。」って言ってくれた。

    勉強がんばって大学まで行ったけど、友達とあまり話が合わなかった。

    バイトは楽しかった。普段なら、絶対に仲よくならない人とも、「仕事」という揺るがない共通の話題があるから。




    そうだ、「仕事」を私の居場所にすればいい。






    私は、仕事でミスをしたことで、自分の居場所を失う不安を感じていたということだ。そして、自分を責めていた日々の自分に、そっくりな人から指摘された。不安をさらに膨らませてしまったのだろう。




    怒りの根底には、不安や悲しみがある。
    そこから自分を守るために、心がめいいっぱい頑張ったら、怒りになる。




    ありがとう、私。


    いつもより散らかったシンクが、いつもよりキレイに見えた。






     
     
     
    「私が我慢すれば、上手くいく。」 そうやって、周りを優先しながら たくさんの本音を飲みこんできました。 本当は、嫌だった。 辛かった。 悲しかった。 見ないふりをしてきた感情にそっと触れると、どんなに泥だらけでも、花は咲く。 そんな心の景色を、言葉にしていきます。

    あなたへのおすすめ