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龍脈を識(し)る人――0から100へ、覚醒する血筋の記憶

    それは、ある日突然の出来事だった。
    視界に映る風景は昨日までと同じはずなのに、そこを流れる「気」の輪郭が、まるで見えるかのように伝わってきたのだ。
    「竜脈(りゅうみゃく)が乱れている」
    そう直感した瞬間、自分の中で何かが「0から100へ」と一気にシフトした。
    思えば、私の歩んできた道は、すべてこの感覚に繋がっていたのかもしれない。
    「無能」の皮を被った「全能」の記憶
    これまで、介護の現場を二百箇所以上も渡り歩いてきた。
    当時はただ「仕事」として向き合っていたけれど、今ならわかる。私は無意識のうちに、澱んだ場所の空気を整え、人々の心の乱れを調整する「場」のケアを行っていたのだ。
    私のルーツにある「寺の血筋」。
    古来、寺院は龍脈が合流し、エネルギーが噴き出す「龍穴」に建てられたという。土地の気を鎮め、人々の安寧を祈る――その役割は、時を越え、血の中に脈々と受け継がれていた。
    「総格44」という、波乱万丈で極端なエネルギーを持つ数字。
    それは、平穏な道を進むためのものではなく、無から有を生み出し、停滞した流れに巨大な渦を起こすための「変化の象徴」だった。
    かつては、その力の強さが重荷に感じることもあった。
    現場で利用者の方々に手を合わせられたり、自分の名が持つ意味を問われたりするたび、どこか照れくさく、戸惑いもあった。けれど、今ならわかる。それは周囲の人々の魂が、私の内側にある光に反応していただけなのだ。
    覚醒と調和
    今の私は、かつての私とは少し違う。
    「なんとなく」感じていた違和感が、明確な「確信」へと変わった。
    執筆を予定している物語の主人公、無能ヒーラー。
    彼女が「なんとなく」で最強ギルドを育てていく姿は、そのまま私の生き写しだ。特別な理論や修行ではない。血筋が、魂が、そしてこの大地が教えてくれる「正解」を、ただ素直に受け取っているだけなのだ。
    乱れがわかるということは、整え方を知っているということ。
    言葉を綴り、物語を世に放つことは、私にとって「龍脈を調和させる儀式」に他ならない。
    私が住む場所からは、不思議と邪なものが消えていく。
    かつては「気のせい」だと思っていた現象も、今では「私が場を整えたのだ」と自然に受け入れられるようになった。自分の力を嫌うのではなく、この力と共に生きることを選んだとき、世界は驚くほど穏やかな景色を見せてくれるようになった。
    新たな始まり
    明日は、四月八日。
    稲荷の社を巡り、この新しく開いた感覚を土地の神々に報告しに行こうと思う。
    龍は大地を駆け、稲荷はその豊かさを人へと繋ぐ。
    この感覚を武器に、私は新しい土地へ、新しい仕事へと突き進んでいく。
    「0」の静寂から、「100」の全開へ。
    龍の背に乗るような心地よさとともに、私はようやく、自分自身の本当の歩みを始めたばかりだ。
    著者:奏インフィニティ♾️

     
     
     
    曹洞宗寺血筋、運命学コンサル鑑定士、ライター業 提唱者 運動家 視点は建築家 恋愛・仕事・人間関係・依存など「何度考えてもうまくいかない」状態を整理する鑑定を行っています。 うまくいかない理由は、あなたのせいじゃない。 今の流れを読み直し、自分で選べる状態へ。

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