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合わない女友達との旅行

    先日本屋さんへ行き購入した本がある。大平一枝さんの「ある日、逗子へアジフライを食べに」。逗子とアジフライというワードに惹かれ、思わず手に取ってしまった。

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    薄黄色のカバーも素敵

    読んでいてすごく羨ましいと思ったのが、女友達との旅行!私はほぼ経験したことがない。普段より長く一緒に居ることになるし、金銭感覚、体力、価値観、計画性などが一致しないと中々難しい。

    私は1度だけ女友達(以下A子)と旅行へ行ったことがある。当時推していたグループのコンサートへ行くための旅行だ。いわゆるオタ友との推し活旅行。

    A子とはTwitter(現在はX)で知り合った。車で1時間くらいの距離に住んでいるということで仲良くなった。その旅行の前に実際に会ったのは2回。初めて会った時から、気が合うとは思えなかった。正直にいうと第一印象から「う~ん…」という感じであった。1番顕著だったのが会話のテンポ感。私はA子の話を一所懸命聞いていたけれど、A子は「私の話聞いてくれてる?」と何度も思ってしまうような表情とリアクションだった。私の話しの内容や話し方がダメだったのかもだけど、話していてかなり不安になるコミュニケーションだった。だけど中々身近に同じ推しグループのファンで同年代の人と出会えることがないから、小さな違和感に目を瞑ってしまった。(この人しかいないと思ってしまうのは破滅の始まり。友達もそうだし、男女交際でも。そう思ってしまったら終わりなのだ。)

    3泊4日の旅行。コンサート以外の時間をどう過ごそうか?という話を事前にLINEでしていたけれど、どうにもテンポ良く進まない。ラリーがポンポンと進まず、いちいち立ち止まらないといけない感覚。そういうコミュニケーションが良い人もいるだろうけれど、私としてはじれったく感じたため、やりとりをしながらイラッとしてしまうことも多かった。

    金銭感覚、体力、計画を立てたい派か行き当たりばったり派か、その他趣味や好きなモノ。何も知らない同士の二人が旅行の計画を立てるのは、かなり無謀だったなと思う。その辺のすり合わせもしないで話しを進めてしまったことは、今にして思えば反省している。

    お金のやり取りでもモヤっとすることがあった。旅行に行くと決まった後で1度A子と会う機会があった。私はその時点で立て替えているお金があったので、その時そのお金を貰えるとありがたいなと思っていた。しかしその時にお金は貰えず。まぁ旅行の日かな?と思ったけれど、全然貰える気配がない。結局2日目に「あぁ!そういえば!」という感じで立て替えていた分は無事返ってきた。逆の立場なら私は会ってすぐにお金を渡すんだけど、そういうところの意識の違いに不信感を抱いた。すぐに渡せないなら、「次会った時に渡すね」と伝えるし、立て替えてくれた相手を不安にさせたくないから。最終的に向こうが返す素振りを見せなければこっちから言うつもりではあったけれど、モヤモヤするならもっと早い段階で私もうまくA子に言えば良かったな。(でもこういうのって言いづらいよね?)そもそもA子は立て替えてくれてることを忘れてたっぽい?し、お金にダラシないのか、そこの価値観の差ってかなりストレスになる。

    泊まるホテルが別々だったのが救いだった。私は素泊まりのホテルに泊り、A子は朝食付きプランのホテルに泊まっていた。私は温泉旅館以外の宿泊では必ず素泊まりにする。ビジネスホテルに私が求めるのは、ある程度の立地と部屋に風呂トイレがついていること、あとはなんといっても安さ。ビジネスホテルに泊まる時はホテルで過ごす時間が少ないから、最低限で良い。ちょっと良いホテルだったら朝食に力を入れているところもあるけれど、安いビジネスホテルの朝食は別にわざわざそこで食べなくてもいいという考えだからだ。それなら私は素泊まりにして、とにかくなんでもいいから外食をしたいと思う派。昼夜はA子と一緒だったけれど、朝ご飯は気兼ねすることなく自分の気になるお店に自由に行けるので楽しかった。

    夜ご飯はコンサート終わりなので、A子と一緒に少しは盛り上がるかなと思いきや、そうでもなかった。A子はTwitterで知り合った友達とコンサートの前後に会場付近で会っていたので、その人たちとのやりとりが多かったのかスマホばかりいじっていた。私がA子と「合わないな」と思っているということは、A子も私とは合わないなと思っていたのだろう。でも私はA子と向き合おうとしていたし、食事の時にスマホばかりいじるのは目の前に居る人(私)に対して失礼ではないかと思う。その辺の価値観もちょっと無理と思ってしまった。

    食べ物の趣味もあまり合わなかった。私は好き嫌いなくなんでも食べられるけれど、A子は苦手なものが多かった。なのでA子が主体となって店選びしてくれた方がよかったのだけど、前述した通りA子とは会話がポンポンと進まない。元々そういう人なのか、気心知れていない私に気遣ってなのかは分からない。お店選びは難儀した。そして私はお酒を飲むけれど、A子は少ししか飲まない。なのでこちらもA子に合わせて1杯2杯しか飲まないので、ホテルに戻ってから部屋で一人追加で晩酌をしていた。(それはそれでよかったけれど)

    知り合って間もない、なんなら元々合わないと感じていた、会話のテンポが悪いので話もあまり盛り上がらないということで、相手のことをよくわからないまま一緒に旅行へ行き、そこで仲が深まることもなく旅行は終了した。なんだったらイラッとすることが多くて、嫌気が増した。

    私がそう感じたということは、もしかしたらA子も同じく私に対してイライラすることがあったと思う。私が感じたA子のテンポの悪さは、A子にとって私はせっかちに感じたかもしれない。

    コンサート会場だけで会うとか、もっと別行動をすればお互いによかったかなと思った。ただこの旅行でもっと仲良くなれるかなという期待があった。だけど3泊4日も一緒に居て無理なものは無理だった。

    気心知れた友達とだって、一緒の旅行は厳しいことが多いだろうと思う。それなのによく知りもしない人と3泊4日も一緒に旅行したなと思う。今思えばお互い無謀すぎる。推しのコンサートのためという目的があればリミッターが外れるのかもしれない。

    色々あったけれど、この経験があったから人と一緒の旅行の難しさを学ぶことができた。そして同じグループを推しているからといって、気が合うとは限らないということも学んだ。ちなみにA子とは推し方のスタンスも違った。なにもかもが絶望的すぎる。

    ちなみに今現在A子とは全く連絡を取り合っていない。遠征旅行後も2〜3度くらい会ったけれど、相変わらず会話のテンポ感は悪かった。そしてまたコンサートに一緒に行こうということになったけれど、チケットトラブルが起きてそれ以降会っていない。

    この時のチケットトラブルというのは要約して説明すると、とある都市の公演を全公演行こう!と張り切っていた。(この件に関しては私よりA子の方がアグレッシブだった)チケットをなんとか確保できたはいいけれど、A子が「家族がコロナが増えたら行くなって言っている」と言い出した。(コロナ禍でのコンサートだった)そして結局1週間前くらいに「行くの辞める」とのこと。いろんな人を巻き込んでチケットを確保していたので、いろんな人に迷惑をかけた。そのチケット確保のことでもA子に対して「ん?」と思うことが多々あった。

    今私はそのグループを降りたし、A子と繋がっていたTwitterのアカウントも削除したので、A子がまだそのグループを応援しているのかは不明である。

    今は別グループを推しているけれど、そちらでは良い出会いに恵まれて楽しく推し活できている。

    気の合う友達との旅行は貴重だしいつかできる日がくるといいな。

     
     

    あこ

     
     
    30代、旦那と猫2匹との暮らし。 日記や映画・本の感想など書いてます。

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