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15社応募、あっさり3社撃沈:52歳の転職活動は甘くなかった~機械的「お見送り」メールという現実~

    AK|再生の途上

    2025年6月×日 ××:××

    件名:書類選考結果のご連絡

    いくつか登録している転職エージェントのうちの一社からのメール。

    この件名の時点で、中身を見なくてももう文面は分かる。合格なら「面接のご案内」だろうし。

    ■ 機械的すぎるお見送りメール

    メールを開くと、予想通りの内容でした。


    いつもお世話になっております。 転職エージェント○○の△△です。

    先日ご応募いただきました○○会社の件でご連絡いたします。

    誠に残念ではございますが、今回はご期待に添えない結果となりました。

    選考結果の詳細につきましては、企業様の方針により開示できませんが、 今後とも弊社サービスをご利用いただけますよう、よろしくお願いいたします。

    新着求人も随時ご紹介させていただきますので、 ご興味のある求人がございましたら、ご応募をご検討ください。

    テンプレートすぎる...。

    本当は、もう少しじっくりエージェントの方にご相談したいのですが、先方もかなりお忙しそうなので、私一人のためにそんなに時間をとってもらうのも気が引けて…。
    でも一方で、手当たり次第に応募するのはメンタルが疲弊します。

    ■ 15戦3敗、でも数字の向こうに人間がいる

    「サラリーマン再入学」を宣言してから約3週間。

    現在の戦績は15社応募、3社書類落ち。

    でも、この「3敗」の一つ一つが、実は結構心にきます。特に昨日届いた某不動産会社の結果。

    それなりに実績があるつもりだったのですが、なんだか自分の過去の業績や経験が全否定されているみたいで、落ち込みます。

    年齢のせい?転職回数?自営はブランク扱い?

    一人で画面に向かって呟いてしまう52歳。我ながら情けない。

    ■ AIと一緒に適性検査の特訓中

    書類選考と並行して、最近は適性検査の対策も始めました。久しぶりすぎて、SPIがどんなものだったかも忘れている。そこで頼ったのが、ChatGPTとClaudeです。

    「就職用適性検査の基本問題を出してください」

    『承知しました。まずは基本的な問題から始めましょう

    【分野】: 言語 - 文章推理・論理的思考 【難易度】: ★☆☆
    【制限時間】: 1分30秒

    【問題】 以下の条件文を読んで、問いに答えなさい。

    条件:

    • AがBよりも優秀ならば、CはDよりも優秀である

    • EがFよりも優秀でないならば、AはBよりも優秀でない

    • GがHよりも優秀ならば、EはFよりも優秀である

    • 実際に、GはHよりも優秀であることが判明した

    問: 上記の条件から確実に言えることはどれですか。

    【選択肢】
    A) AはBよりも優秀である
    B) CはDよりも優秀である
    C) EはFよりも優秀である
    D) AはBよりも優秀で、かつCはDよりも優秀である
    E) 上記のいずれも確実には言えない』

    「ちょっと待って!これが基本問題?!」

    前回の転職の時はもっとサラサラ解けたような気がするが。今時の適性検査は、こんなに高度なのか...。それとも加齢による能力の衰え?
    少なくとも1分30秒では絶対に解けない…。

    「これって本当に基本レベルですか?」

    『申し訳ございません。先ほどの問題は難易度★★★でした。こちらが本当の基本問題です…』

    「難易度を間違えましたって、サラッと言うな!」

    こんなやり取りを毎日のように繰り返している。AIは謝るけど、心は痛まないだろうな...。

    ■ 娘の前では弱音を吐けない

    スマホを見ながらため息をついていると、娘が心配そうに私の顔を覗き込んできます。

    「パパ、大丈夫?」

    「うん、ちょっとパパのお仕事についてのメールだよ」

    「お仕事、見つかった?」

    「まだだよ。でも、だいじょうぶ。パパ、がんばるから」

    そう答えながら、内心では「本当に大丈夫かな...」と不安が頭をよぎります。


    ■ 5歳児の優しい励まし

    そんな時、娘が工作で作った「がんばってメダル」をくれました。

    「パパ、これあげる!お仕事、がんばってね!」

    この子のために頑張らなければ!と決意を新たにし、「パパ、頑張るから」と涙ぐみながら言うと、娘も、もらい泣き、いや、大号泣!!

    「何で泣くの?」と私が聞くと、「パパが泣いているから悲しい」と。

    「パパは嬉しくて泣いているんだよ。悲しくて泣いているんじゃないよ。大人になると、嬉しい時にも涙が出るんだよ」と教えると、嬉しいのに涙が出るということにピンとこない様子。

    それでも、私が悲しいわけではないとわかって、娘も泣き止んでくれました。

    ■ でも、希望の光もある

    一方で、嬉しい変化もあります。友人からは聞いていたものの、改めて50代の転職の厳しさを実感した私は、積極的に多くのエージェントや転職サイトに登録しました。そうこうするうちに、思いもよらない方面からお声掛けいただくケースが増えてきました。

    中でも意外だったのは、銀行が人材紹介事業をやっているケース。取引先支援の一環ということで、かなり深く私のプロフィールを読み込んで声をかけてこられました。

    取引先に紹介する以上、「数打ちゃ当たる」方式ではやっていけないのでしょうね。面談の場でも、一般の転職エージェントよりもかなり細かく突っ込んで話を聞かれました。

    ■ 52歳の就活あるある

    転職活動を始めて気づいた「52歳あるある」:

    1. 明言はしていないが、実際は「若い方を希望」という求人が多い

    2. エージェントとの面談で「現実的な条件で」と言われる頻度が高い

    3. 「年収ダウンは覚悟してください」がデフォルト

    4. 書類選考の結果が来たとき、どうせダメだろうと思うのがデフォルト

    5. でも、スカウトメールが来ると異常に嬉しい

    6. AIに「基本問題を出して」と言ったら難問が来る

    7. 「適性検査、昔より難しくなった?それとも能力の衰え?」と本気で思う

    20代、30代の転職とは明らかに違う。でも、それが現実。

    ■ 妻の落ち着きに救われる

    落ち込んでいる私に、妻が言った。

    「3社落ちただけでしょ?まだ12社あるじゃない」

    「でも、書類で落ちるってことは...」

    「まあまあ。そんなに焦らずに」

    ...妻よ、ありがとう。
    自分一人だったら、この困難に立ち向かえなかったよ。

    ■ 転職活動は「人間力」を試される

    考えてみれば、転職活動というのは総合的な力を試される「人間力」テストかもしれません。

    書類選考で落ちても諦めない忍耐力。 機械的なお見送りメールにもめげないメンタル。 AIが出す理不尽な難問にも立ち向かう適応力。 家族に心配をかけない配慮。 新しい可能性を信じ続ける楽観性。

    52歳になって、改めてこれらを鍛え直している。

    ■ まだまだ序盤戦

    15社応募して、まだ結果が出ていない12社がある。その中には、きっと私を必要としてくれる会社があるはず。

    機械的なお見送りメールに負けるもんか。 AIの理不尽な難問設定にも負けるもんか。

    今日も、新たに2社に応募しました。ネット経由の無機質なやり取りかもしれないけれど、その向こうには人がいる。私の経験と情熱を必要としてくれる人が、きっといる。

    ■ 応援してくれる皆さん

    前回の記事を読んだ知人から、温かいコメントをいただきました。

    52歳の転職活動、簡単ではありませんが、決して諦めません。

    この記事を書いていると、また新しいスカウトメールが届きました。今度は件名に「プラチナ」と書いてある。 明日は、きっといいことがある。そんな気がします。


    次回は「面接体験記」か「内定報告」か...それとも「AIに騙され続ける適性検査特訓記」か。

    さあ、今からChaTGPTとSPIの特訓だ!

    現在、就職活動・転職活動をされている皆さん、共に頑張りましょう!

     
     
     
    54歳、6歳の娘の父。絶望から再生へ。失敗と経験を糧に、人生の再構築とキャリア再生を探求しています。

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