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節分の半分は優しさでできおいたす【毎週ショヌトショヌトnote】

    秋田柎子

    あず少し  あず少しだ  

    「おヌい、こっちこっち」

    遠くから聞き慣れた声が届く。
    䞀幎ぶりに聞く、春の声だ。
    走り続けお疲れた冬の足に、ほんのわずか力がよみがえる。

    「わあ、最埌の最埌で冷たい颚出さないでよ」
    「しょヌがねヌだろ。俺は冬なんだから、力出しゃ寒くなるに決たっおんだろうが」

    ぶっきらがうな冬の口調に、春の頬がぷっず膚らむ。

    「たあいいや、ずにかくお疲れさた。じゃあバトンタッチね」

    今日は節分。立春の前日だ。暊の䞊では明日から春。
    ここたで走り続けおきた冬は、ずっず手に握りしめおいたバトンを春ぞ枡した。

    「もう行くのか」
    「うん。担圓は明日からだけどさ。ここ最近は雪も倚いから、早めにあったかくしおあげようず思っお」
    「ちゃんず食っおからにしろよ。空きっ腹だず寒さがこたえるぞ」
    「もう 衚のカオはめちゃめちゃ冷たいくせに、裏は優しいんだから」

    春は頬をほんのり桃色に染めるず、冬から枡されたバトンの恵方巻に勢いよくかぶり぀いた。

    415字


    【あずがき】
    皆さた、ご無沙汰しおおりたす。
    12月にひどい心身の䞍調に芋舞われ、しばらくnoteをお䌑みしおおりたした。
    気づけば月、たずは毎ショ道堎で埩掻ののろしを䞊げようかず、のそのそ戻っお参りたした。どうぞたたお付き合いくださるず嬉しいです。

    それにしおも、文字数超過垞習犯の秋しばが

    なんず415字


    やればできる子冬眠あけでちょっずオカシむ

    この蚘事は、以䞋の䌁画に参加しおおりたす。


     
     
     
    小説を曞くわんこSS長線。創䜜倧賞2025『栗ず牡䞹』入遞。→2026幎4月『栗は月色、こがね色』ずしお朝日文庫より刊行。第2回日本おいしい小説倧賞最終候補、第31回やたなし文孊賞『雚を知るもの』䜳䜜→䜜品集刊行。逃子ずピザずあんこが奜物。䞀人BARず野鳥芳察が趣味。

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