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ワクチンの疑問に関してあれこれ

    AKIRAです。
    本日はちょっと違うやり方で記事を書いてみようと思います。

    本記事の目的

    まずは、日ごろ私の記事を読んでくださっている方にお礼申し上げます。
    読者の方々の中には、非専門の方が多いと思いまして、ここでワクチン関連の疑問についてのあれこれを私なりに考察してみたいと思います。

    「これってどうなんだろう?」と思われた話題がありましたら、参考にしていただければ幸いです。

    DNA混入問題

    まずは、この話。
    端的に申し上げますと、「よくわからん」ですね。

    mRNAを合成するためのプラスミドベクターが混入している「プラスミドゲート」やそもそもDNA断片が混入している「DNAゲート」など。
    なんでそんな話になっているのだろうか、というのが本音です。

    そもそもベクターを細胞に導入するときは、きちんとした下ごしらえが必要で、剝き出しのベクターが細胞に暴露したところで細胞代謝に大きな影響を起こす確率は非常に天文学的な数字になります。

    また、DNA断片の場合はプラスミドよりももっと天文学的です。いちいち追及していると途方もない時間の無駄感が出てしまいます。

    modRNAそのものに細胞毒性はあるのか?

    →あるでしょうね。
    というよりなかったら逆にびっくりです。
    そもそも外来の核酸(DNAとかRNA)のような細胞毒性のあるものを排除するためのシステムがあるくらいですしね。

    CRISPRの技術なんて、元は細菌が持っていた外来のウイルスゲノムを排除するためのシステムを応用したものですからね。
    当然、ウイルスゲノムはRNAを採用している者もいますので、「RNAが細胞毒性がない」という理論はそもそも基礎を全く理解していない戯言ですね。

    スパイクタンパクを細胞の中で作ると何がまずいの?

    スパイクタンパクは細胞膜表面に膜貫通型タンパクとして発現します。
    いまいちよくわからない方は、細胞の内側から外に向かってスパイクが飛び出している絵を想像してください。
    要は、細胞の内側から外に向かって膜を突き破って棒が飛び出しているようなものです。

    一方、細胞はお互いが結合タンパクと呼ばれるものでぴったりとくっついています。だから、心臓は信号を細胞から細胞へ伝えることでドクンドクンと拍動することができるし、神経は電気を細胞から細胞へと伝えることで筋肉を動かすことができるのです。
    でも、この細胞のうちどこかの細胞からよくわからない棒が急に飛び出すとどうなるでしょうか?まず間違いなく隣の細胞と干渉しますよね?
    しかも、心臓の細胞や神経細胞は細胞膜を通して電気を伝えますので、途中でよくわからん棒が飛び出していたら邪魔じゃないですか?

    もっとわかりやすく言うなら、家庭の電化製品のコードの内側からよくわからんプラスチックの棒が飛び出していたらどう思います?
    まず間違いなくその電化製品は動かないと思いますよ?

    そういう電気的な干渉があると、心臓の場合は電気が通りにくくなるので不整脈を誘発します。神経の場合も同様に電気が通りにくくなるので体が動きにくくなります。具体的には、ギランバレーとか?心臓だと心房細動(AF)とか。
    ちなみに心筋症は、この作用機序ではなくもっと免疫学的な話なので今回のこの例とは違いますね。

    じゃあ、なんでウイルスに感染したときはこうならないの?

    ウイルスは自分の遺伝情報であるウイルスゲノムに「自分の体を作るための遺伝子」と「プロモーター」を持っています。プロモーターについては以前の記事にもまとめています。
    では、問題は「自分の体を作るための遺伝子」のほうですが、これはスパイクとウイルスゲノムを格納するためのカプシドを作るための遺伝子で、ゲノム、カプシド、スパイクを組み立てて自分の体をつくります。

    だから、そもそもスパイクだけが細胞の膜表面だけに出てくるなんてこと自体起こらないのです。

    さらに言えば、ウイルスのプロモーターにはサイレンシングといってプロモーターの機能が経過とともに落ちていくという現象があります。
    modRNAのように上限のない発現をするわけではないのです。

    RNAワクチンはどの細胞に導入されるの?

    血管につながっている組織内、あるいは血管に接している細胞であればほぼすべてです。

    どうしてこう言い切れるのかという話ですが、実はRNAワクチンは、研究者が培養細胞などに対して遺伝子導入を行う際に用いるリポフェクション法という方法と同じ原理を用いているからです。
    リポフェクション法は、細胞膜に似たような成分の膜成分でプラスミドなどを包んでやることで細胞膜との膜融合を利用して中のプラスミドを細胞内に放り込む技術です。暴露させる時間が長いと細胞毒性を示します。
    つまり、細胞膜を持つ細胞であればどんな細胞でも導入しうる、ということです。だから、「すべて」と表現しました。

    その他、何かあればコメント欄へ

    思いつく部分は解説しました。
    ほかに何か気になることがありましたらコメント欄へお願いします。

    わかる範囲でお答えします。
    それでは。

     
     

    AKIRA

     
     
    小説を書いたり、研究のテクニシャンやってます。趣味は音楽や小説を書く、読むことで傍らにモノを教える仕事をしてます。どうぞ宜しくお願いします。なお、ただいま小説は更新が止まっております。

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