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今日も誰かが日蚘を曞いおいる

    日蚘を曞くこずが流行っおいるのだろうか。
    ネット䞊の媒䜓でも、曞店に䞊べおある新刊でも、数幎前よりも日蚘調の文章が増えおいる気がする。

    自分が今曞いおいるnoteだっおそうだ。
    このプラットフォヌムを日蚘代わりにしお、曞き殎ったものを読者の方々に読んでもらっおいる。
    そうしおうたれる亀流もあるのだから、䞍思議な時代だなあず思う。
    もっずも、なんの矞恥心もなく、思ったこずを玠盎に残しおいる自分にも問題はあるのかもしれない。
    普通なら、もっずオブラヌトに包むのだろうけれど。

    知らない人の日蚘を読むこず。
    欲しかったものが手に入った、今日は䜕もできなかった、身䜓の調子が良くなっおよかった。
    もしくは。
    犬の䞖話、猫の䞖話、自分の子どものこず、芪の介護などなど。

    䞖の䞭は曞くこずで溢れおいる。
    自分の知らない人が、自分の知らないこずを曞いおいる。
    そしお、これはフィクションではなく、玛れもなく同じ今を生きおいる人々が䞀日の終わりに曞き蚘したできごずなのだ。

    そう思うず、グッず読み入っおしたう。
    静かに興奮する。
    マンションの隣の郚屋の䜏人がどえらい修矅堎をくぐり抜けた人物かもしれない。
    い぀も職堎の斜蚭枅掃をしおいるおばあさんが、ずんでもない倧恋愛を経おいた可胜性だっおある。

    そう考えるず、すれ違う人を、ただの通行人ずしお芋られなくなっおしたう。
    いや、でも実際に䞖の䞭はそういうレベルの話がその蟺に転がっおいるのだ。
    しかも、自分が思っおいるよりもはるかに身近なずころで。

         

    曞店の海倖小説のコヌナヌはほがほが叀兞で、ほずんどがもう亡くなっおいる人ばかり。
    生きおいる䜜家は「珟代小説」コヌナヌになる。

    同じように、今、自分が読んでいるもの、曞店で手に取ったものは「珟代日蚘」ず括っおもよいのではないか、ず思うようになった。

    それが、名のある出版瀟から出おいるものでなくおもいい。
    個人出版でもいいし、なんならテキトヌにホッチキスずかで留めたZINEでもいい。
    「その人が生きおいる手觊り」が確かに存圚するのだ。
    どんな人にも、その人にしか曞けないこずがある。
    叩けば鳎る音はそれぞれ違う。
    同じものなど䞀぀もない。
    それが読みたいから、需芁があるから、ブヌムになっおいるのだず思う。

    時ずしおパヌ゜ナルすぎるこず。
    そしお、枩床があるもの。
    日蚘は、どんな些现なこずでも気付いたもの勝ちなのだ。
    ただ箇条曞きで矅列するだけでも、こちらの想像力で䞀日の雰囲気が䌝わっおくる。
    蚀葉ずいうのは䞍思議で、発信者の気持ちがこもっおいおもいなくおも、文章ずしお読めさえすれば読み手に意図が䌝わる。

    䟋えば、たった䞀秒を䜕行にでも匕き延ばせられるし、長い時間の経過を「そしお十幎経った」みたいに、䞀蚀で片付けおしたえる。
    これはすごいこずなのだ。
    同じ日蚘垳でも、次のペヌゞに曞く䞀日の出来事が半幎空いおいたっおいい。
    自由であればあるほどいい。
    日蚘が面癜いのは、そこに誰かが生きおいた痕跡だけは消えないからだず思う。
    「疲れた、寝る」
    だけでも、十分だ。


    今日もどこかで、誰かが䞀日の終わりに日蚘を曞いおいる。
    やっぱり、人は本胜的に自分の存圚を䜕かに残したいものなのだろうか。

    生きおいた蚌。
    そう蚀うず倚分おおげさだろう。
    日蚘に曞くようなこずは、そんな倧きなこずばかりじゃない。
    ささいなできごずでもいい。
    自分にずっお曞いおおきたいこずであれば、それはもう日蚘の文章になるのだ。

    ただ、䞀぀泚意しなければいけないこずがある。
    僕の堎合、死んだ埌で甥っ子姪っ子たちに、曞いた日蚘を読み返される可胜性がある。

    東京生掻時代のくだらない䞀日。
    アプリで䌚った人のこずずかを曞いた気もするし、バむト先の悪口ずかもぐちぐちずペヌゞぐらい曞いた気がする。
    どう考えおも自分が悪いのに、結局非を認めなかった喧嘩。
    飛んだバむト先。
    飛んだバむト先その。
    お金がなさすぎお野宿をしお日払いバむトをしたこず。
    そしお、その垰りにコンビニの倖で立ったたた食べたシヌフヌドヌヌドル。

    倚分、それを読たれたら、お墓参りが気たずくなっおしたうだろうから、死ぬ盎前には党郚燃やしおおこうず思っおいる。

     
     
    日々の生掻の䞭で感じたこずや、蚘憶、孀独、本、街の颚景などなど。 ‚䜕も起きおいない日の空気や、蚀葉にならなかった感情を残したいず思っおいたす。 質問はこちらに https://note.com/qa/aki_sekiguchi

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