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町内会に天敵がいる

    町内会の役員を引き受けてかれこれ20年近くになる。子どももお世話になっているし、私なりに住んでいる地域に恩返しできればと考え、いろいろ引き受けてきた。

    が!

    残念ながら、一人天敵がいてどうにも馬が合わず、たったいまもバトルして帰ってきてしまった。(リアルタイム)

    相手は企業で役員を長く務め、退職後に町内会の役員になった老年の男性。やり方がことごとく上司が部下を使う態度のため、以前から辟易していた。

    しかし、年々高齢化が進み役員のなり手も少ないなか、天敵がいないと行事が回らないという現実があった。そのためモヤモヤした思いを抱えつつも、できる限り協力体制を取ってきた。何だかんだ町内会の仕事をしてくれる方には敬意もあるし。

    だが、とにかく意見をいってものらりくらりはぐらかされるか、「そういう重要な内容は次の役員会でじっくり論議しよう」(と言ってしない)を繰り返し、建設的な意見は封殺されるのだ。

    組長さんの高齢化が進み、毎月の広報誌配布はたいへんだから業者に任せよう、と、大半の役員も賛成しているのに、「いやいや自分はできているから大丈夫」とかいって、何年もまともに話を進めようとしなかった。

    何回目かの話し合い、私はとうとうブチ切れた。

    「貴方が出来ようが、出来なくて困っている人がいるという話なんです!」

    翌月からやっと業者が配布することに決まった。

    天敵だけではない。若い人がせっかく役員を引き受けてくれても、老人たちがこれまでのやり方を曲げないため、嫌になって遠ざかってしまう。役員のなり手がいなくて、困る、苦労している、とか言ってるが、そもそもなり手を減らしてるのは己たちだと気づいていない。

    私は思ったことを口に出さずにいられないため、幾度も天敵とやり合い、いらぬ波風を立ててきた。(私もちょっとは反省か)
    そのため、ヘタに役員会に出てもアカンと思い避けていたのだが、今日は定期総会だから、やはり顔くらい出さねば、とうっかり参加したのがいけなかった。(これは反省だ)

    大人しくしようと決心していたのに、若い人が意見を出してくれたので、その追い風をと、手を上げたら天敵にシャットアウトされた。

    役員は総会で意見も質問もしてはいけないとか。なにそれいつ決まったんや?

    天敵はやはり天敵だった。

    町内会自体が嫌なわけではない。地域は大切にしたいし、発展して欲しい。

    しかし、私は天敵がいる限り町内会に顔を出さないと決心した。


     
     
    北海道札幌市でカメラマンの夫と編プロ「文工房」を営んでいます。北海道観光、グルメ、人物取材、エシカルや脱炭素経営に関する記事が得意。お仕事のご依頼お待ちしています! 文芸サークル 絲組のメンバーでもあります(https://note.com/itogumi_11093)

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