
水に神様、トイレに女神様
もう10年以上前、トイレの神様という歌が流行っていました。頭に残りやすい歌詞とメロディ、あれがいまだにトイレ掃除のたび降りてくるのです。
お婆ちゃんと暮らしていたこともなければ特に思い入れもないのですが、トイレ掃除と共に降臨する神様。
トイレに女神様ねえ…と思いながらブラシ片手に水面を眺め、ふと、水の神様を思い出しました。
小さい頃、父とお風呂に入ると
「お風呂ではオシッコしたらダメだよ。水の神様がいるからね。もししてしまったら、水の神様ごめんなさい、って謝るんだよ。」
そう教えられていました。
実家には神棚や小さな仏様の象が祀られていたので、父は信心深かったのでしょう。
水に神様がいるかはさておき、素直にその教えを守っていました。信仰心の薄い私は、同じように子どもに言い聞かせるかわかりませんが、汚水と雑排水の排水系統はね…と子どもに説いたところで効果は薄いでしょう。
やっぱり水の神様の力を借りるかもしれません。
八百万の神という言葉があるとおり、昔から色んな物が神様にたとえられてきたのでしょう。
あるときは水の神になり、あるときは米の神になり。
「お米一粒には何人も神様がいるんだよ、だから一粒も残してはいけないよ。」
神様食べるんだ…と思いませんでしたか?
え、思いましたよね??
そんなシニカルなお子様は、いろんな人が苦労して作ったお米だから残してはいけないよ。そう言い聞かされた方が納得したかもしれません。
「お守りを複数持ってはいけない、神様が喧嘩をしてしまうから。」
こんな噂話を聞いたときは、なんて心の狭い神様たちだろうと思いました。これがどういう意図の教えだったのかはいまだに謎です。神頼みもほどほどに、といったところでしょうか?
人のために、神様はいろんなものに化けます。
育児中の親には教育ツールになるし、信じる人には心の支えにもなるでしょう。
目には見えずとも、いつもあなたのそばにいるかもしれませんね。なんちゃって。
さて、今日もトイレに女神様を降臨させてきます。