青森りんご物語①
りんごに関する書籍は数多く出版されていますが、歴史に関するものは少ないかと思います。しかも専門書でなく誰でも読みやすい本に私は今まで出会ったことがありませんでした。
ですがついに見つけました!今年4月に出た『青森りんご物語①』という本です。

この本は、りんご歴史研究所という青森におけるりんごの歴史について発信しているところが出版しており、ここは以前紹介した「あっぷるぱい(牌)」というカードゲームを開発したところでもあります。
(あっぷるぱいに関する記事はコチラ↓)
この本を執筆した研究所代表の木浪真由美さんの視点から、青森にりんごがやってきてからの時代の流れと、その時々で活躍をした偉人たちを紹介しています。
明治8年に青森県に3本のりんご苗木がやってきて津軽地方を中心に栽培が広がっていったこと、身分を失った藩士たちの仕事としてりんご栽培が始ったこと、美味しくて貯蔵性のあるりんごは当時としても日本の中心地へ向けて送られていたことなどが時代背景も含め分かりやすく解説されています。
そして登場する偉人たちの活躍譚がどれも面白いです。菊池楯衛、外崎嘉七などの有名人(青森のりんご農家なら一度は聞いてる名前なので)はもちろんですが、個人的にいいエピソードだなと感じたのは、楠美冬次郎です。
穏やかで控えめな性格でコツコツ栽培していた姿勢や、還暦すぎて満州という異国へ行きそこで人々にりんご栽培を伝えた行動力が素晴らしいと思います。また外崎嘉七とはライバルであり盟友であり、りんごを通した二人の関係性もいい話だなと思いました。
木浪さんと私は知り合いで、あっぷるぱい(牌)に誘っていただいたり、一緒にりんご食べ比べ会をやったり交流させてもらっています。
いつも精力的に活動されていて、なによりりんごの歴史に対しての熱い想いが感じられ素敵な人だなと思っています。
『青森りんご物語』は続編もあるそうなのでとても楽しみです。
文字が大きく見やすいのもあり、大人も子どもも読みやすい1冊です。
Amazonで購入できるそうなので興味のある方はぜひ読んでみてください。
りんご歴史研究所の活動はFacebookで最新情報が発信されています。
参加型イベントも開催していたりするのでチェックしてみてください。
