メインコンテンツへスキップ
見出し画像

活用編 第39章|旅行・娯楽系優待の活かし方

    赤猫福

    39−1|はじめに──“心を動かす優待”の旅へ

    画像

    にゃあ〜!赤猫福にゃ。
    これまで「食品」「外食」「金券」「日用品」など、
    暮らしを支えてくれる優待たちを紹介してきたけれど──
    今回は少し視点を変えて、“心を満たす優待”を見ていくにゃ。

    それが、旅行・娯楽系の株主優待。

    お米や洗剤の優待が「家計を助けるリターン」なら、
    旅やレジャーの優待は「人生を彩るリターン」だと思うにゃ。
    荷物をまとめて出かけた先で見た景色、
    温泉でのんびり過ごした夜、
    見知らぬ人との会話や、少し贅沢なディナー。
    それらは配当金の数字では測れない、**“記憶に残る配当”**なんだにゃ。

    にゃあはこれまで、飛行機の優待券を使って空を飛び、
    鉄道の優待で九州を巡り、
    宿泊券で温泉に浸かり、
    そして淡路島や軽井沢で自然に触れる旅をしてきたにゃ。
    気づけば、どの優待も「使う瞬間に初めて価値がわかる」ものばかり。
    封筒を開けた時よりも、実際に現地で過ごした時間のほうが、
    はるかに豊かな思い出として残るんだにゃ。

    たとえば、
    航空系のJAL(9201)やANA(9202)は、
    “空の優待”で旅の始まりを与えてくれる。
    ホテル系の東急不動産HD(3289)や安田倉庫(9324)は、
    “宿の優待”で非日常を演出してくれる。
    そして、文化や体験を支えるパソナグループ(2168)は、
    “地方創生の優待”で新しい景色を見せてくれる。

    さらに、ゴルフ場を運営する大成建設(1801)やSANKYO(6417)、
    ホテルとワインを組み合わせたベルーナ(9997)など、
    “遊びの優待”まで含めれば、
    投資生活そのものが**「旅の地図」**のように広がっていくにゃ。

    にゃあにとって、優待は「利益を得る道具」ではなく、
    人生を少しやわらかくする魔法みたいなもの。
    働いていた頃は、休みの日もどこか焦ってたけれど、
    今は“株主として旅に出る”ことで、
    自分の時間を取り戻すようになったにゃ。

    だから今回の第39章では、
    空・陸・宿・文化・遊び──
    5つの切り口で**「心を動かす優待の旅」**を案内していくにゃ。
    お金の増減ではなく、
    **「この旅があってよかった」**と思える株主優待の世界を、
    ゆっくり一緒に見ていこうにゃ。


    39−2|宿泊系優待──ホテル・旅館・リゾートで非日常を

    画像

    旅の楽しみの中でも、にゃあがいちばん好きなのは「宿に着いた瞬間」だにゃ。
    日常の時計が止まって、心の中のスイッチが旅モードに切り替わる。
    それを叶えてくれるのが、宿泊系優待なんだにゃ。

    まずは東急不動産ホールディングス(3289)。
    株主には全国の東急ホテルズやハーヴェストクラブで使える宿泊優待券が届くにゃ。
    にゃあは那須のハーヴェストを訪れたことがある。
    森に包まれた温泉、地元野菜の朝食、窓の外の霧の稜線。
    数字の配当よりも、一泊の満足度で評価したくなる優待だにゃ。

    次に、にゃあの「行きたい宿」リスト上位が安田倉庫(9324)。
    本業は倉庫業だけど、株主向けに北海道のホテル割引が用意されているのが粋にゃ。
    冬の札幌で温泉と夜景、朝は熱いコーヒー。
    そんな旅を優待前提で設計できる。
    まだ未訪だけど、「優待が旅の計画を生む」好例として、手帳に具体的プランを書き始めているにゃ。

    ベルーナ(9997)は「宿泊+食+ワイン」が同時に楽しめるハイブリッド。
    にゃあはワイン優待を家で楽しみつつ、軽井沢のベルーナ系リゾートは“次の目標”にしているにゃ。
    年二回届く優待は旅のきっかけを年間スケジュールに落とし込みやすいのも強みだにゃ。

    地方の温泉旅なら東邦銀行(8346)も外せない。
    優待カタログ「ふくしまからの贈りもの」から、宿泊優待券や特産品を選べる仕組み。
    にゃあは会津の湯で一泊したとき、夜風に湯けむりが流れる露天で、
    「投資で地域とつながる」実感が胸に灯ったにゃ。
    配当は口座に残るけれど、宿は記憶に残る配当だね。

    これらに共通するのは、「非日常という時間配当」をくれること。
    値引き額の大小に縛られず、心をリセットする余白を手に入れることが、旅系優待の本質だと思うにゃ。
    そして結論。安田倉庫(北海道)も、ベルーナ(軽井沢)も、にゃあはこれから行く。
    封筒の優待を開くたび、静かに膨らむ旅の地図。
    その“いつか”を楽しみに、今日も株主でいるにゃ。


    39−3|交通系優待─移動コストも優待でカバー

    画像

    旅を支えるのは、まず「移動」だにゃ。
    せっかく行きたい宿があっても、交通費が高くつけば気持ちが萎える。
    でも、株主優待の中にはその“移動コスト”をやさしく下げてくれる銘柄があるんだにゃ。

    最初に紹介したいのは、日本航空(9201)。
    JALの株主には、国内線の株主割引券が届く。
    往復でも片道でも使えて、正規運賃のほぼ半額で搭乗できるという実用的な優待にゃ。
    にゃあのまわりでも、急な帰省や出張のときにこの優待が役立ったという声をよく聞く。
    航空優待は株主本人が使うだけでなく、家族や友人にも譲渡できるところが大きな魅力だにゃ。
    現金換算できるほど価値が明確で、保有しているだけで“飛ぶ力”をもらえる気がするにゃ。

    そしてANAホールディングス(9202)。
    JALと同じく航空割引券が届くけれど、ANAはグループホテルや旅行商品にも使える幅広さがある。
    にゃあ自身は福岡在住だから、宮崎や鹿児島のような近距離路線にはあまり乗らない。
    でも、遠方の家族や友人がANAの優待券を使って九州に来てくれる。
    それが何より嬉しいんだにゃ。
    自分が乗らなくても、人を呼ぶ優待。
    それもまた、心をつなぐ投資の形だと思うにゃ。

    陸の移動を支えるのが、九州旅客鉄道(9142)。
    JR九州の株主には、九州内の特急や新幹線を対象にした割引券が届く。
    博多から鹿児島中央まで、片道で数千円の節約になる。
    にゃあはこれを使って長崎や別府へ出かけたことがある。
    特急の窓越しに見える田園風景と海岸線。
    列車に揺られながら駅弁を開けた瞬間、「この切符も配当の一部だな」と感じたにゃ。
    株価も地元の足も、どちらも支える存在として持っていたい銘柄だにゃ。
    JR九州の優待は、グループで使える株主優待券(額面2,500円相当など。2025年分からデジタル化)。旅の導線で“地の移動”を支える存在だにゃ。

    旅先や街中で活躍するのが、日本駐車場開発(2353)。
    商業施設やスキー場などに関連した駐車場割引が届くにゃ。
    中でもスキー場リフト券やテーマパーク駐車料金の優待は、
    遊びながら節約できる“地味に効く優待”だにゃ。
    車移動が多い人には、現実的な恩恵が大きいと思うにゃ。

    さらに、ここにもう一社加えたいのがVTホールディングス(7593)。
    ディーラー事業やレンタカーを展開していて、
    株主には新車・中古車購入割引のほかに、
    レンタカー利用割引券(一般料金の20%割引、ネット予約でも10%割引)が届くにゃ。
    にゃあのように九州で車移動が中心の投資家にはぴったりの優待だね。
    宿泊や鉄道の優待と組み合わせれば、**“空→陸→車”**と旅の導線が自然につながる。
    まさに、生活圏と旅圏の両方をカバーしてくれる優待株なんだにゃ。

    これら五社に共通するのは、「旅の途中を支える存在」だということ。
    宿や食事の優待が“滞在の喜び”をくれるなら、交通優待は“出かける勇気”をくれる。
    特にJALやJR九州の優待券を手にしたとき、にゃあはふと思う。
    「この切符を握って出かければ、また新しい記事が書けるかもしれない」と。
    優待は、にゃあにとって“次の旅へのチケット”そのものなんだにゃ。


    39−4|レジャー・アミューズメント系優待──遊ぶ時間の価値

    画像

    投資生活の中で、にゃあがいちばん後回しにしてしまうのが「遊び」だったにゃ。
    食べる・泊まる・移動する。
    この三つは生活の延長線にあるけれど、
    “遊ぶ”というのはどうしても贅沢に聞こえる。
    でも、最近気づいたにゃ。
    遊びの時間こそ、人生のバランスを整える配当なんだ。

    まず紹介したいのが、SANKYO(6417)。
    パチンコ機メーカーとして知られているけれど、
    実はグループ企業にゴルフクラブがあるにゃ。
    吉井カントリークラブで使えるプレーフィー割引券や無料券(保有数・期間で内容変動)。

    “遊ぶ時間”の配当だにゃ
    のんびり芝の上を歩く時間は、それだけで“心の健康配当”だと思うにゃ。
    にゃあ自身はまだコースデビュー前だけど、
    ゴルフ優待を眺めていると、「投資を続けてきてよかった」と思う瞬間があるにゃ。

    次に大成建設(1801)。
    こちらも建設会社と思われがちだけど、
    株主には軽井沢高原ゴルフ倶楽部の優待クーポン券が届く。
    避暑地の空気の中でスイングする開放感は、
    数字では表せないほど贅沢だにゃ。
    しかもA券とB券で春と秋のシーズンが分かれているから、
    年間を通して楽しめるよう工夫されている。
    にゃあはこの優待を見て、
    「企業の“建てる力”が、こんな形でレジャーに活きているんだ」と感じたにゃ。

    東急不動産HD(3289)も、宿泊優待だけでなく、
    ハーヴェストクラブや蓼科東急ゴルフコースなどで使えるゴルフ優待券を発行している。
    森の中でゆっくりクラブを構えるひととき。
    その静けさの中に、仕事や日常の疲れがすっと溶けていく。
    “泊まる”と“遊ぶ”を組み合わせた優待は、
    まさに大人の投資家のための休日設計にゃ。

    そしてベルーナ(9997)。
    食品や宿泊に加えて、グループが運営するリゾートホテルでゴルフ優待が利用できる。
    軽井沢リゾートでは、ワインを楽しんだ翌朝にコースを散歩するだけでも気分が変わる。
    “株主であること”が、ちょっとした旅先の特別席をくれる感じ。
    優待を使うたびに、数字の世界に疲れた心がやわらかくなるにゃ。

    にゃあは思う。
    遊ぶことは、浪費じゃない。
    むしろ「余裕を持つ練習」なんだにゃ。
    ゴルフをする人も、温泉に行く人も、
    同じように“時間を自分に返す投資”をしている。
    それは銘柄選びよりも難しく、でもいちばん大切なことかもしれない。

    だからにゃあは、優待を見ながら次の予定を立てるとき、
    「どこで遊ぼう」よりも、「どんな気分になりたいか」で選ぶようにしているにゃ。
    風の強い丘で打つ一球も、森の中で飲むコーヒーも、
    すべては“にゃあ自身の配当時間”。
    それをくれる企業に、これからも投資していきたいと思うにゃ。


    39−5|文化・体験系優待──地方創生と学びの旅へ

    画像

    旅の中で、にゃあがいちばん印象に残るのは、
    名所でも名湯でもなく「その土地で人が何を大切にしているか」を知った瞬間だにゃ。
    株主優待の中にも、そんな“学びの旅”をくれるものがある。

    その代表が、パソナグループ(2168)。
    地方創生の拠点として、淡路島をまるごと「優待の舞台」にしているにゃ。
    株主であれば、島内にあるグループ施設──レストラン・カフェ・アトラクション・ホテルなどで、
    三割から五割引の優待が使える。
    にゃあはまだ現地には行けていないけれど、
    写真で見た「ニジゲンノモリ」や「オーシャンテラス」の夕焼けには心を奪われたにゃ。
    投資が単なる数字の取引ではなく、地域と文化を育てる行動に変わる場所。
    それがパソナの優待の本質だと思うにゃ。

    もうひとつ、にゃあが注目しているのが「企業が持つ文化施設」だにゃ。
    多くの人は気づいていないけれど、三菱グループや丸紅などの大企業には、
    実は“隠れ優待”とも言える博物館や資料館があるんだ。

    たとえば、東京・丸の内にある三菱一号館美術館。
    これは三菱地所(8802)が運営していて、株主は直接の優待こそないものの、
    チケット割引やイベント招待が行われることがある。
    にゃあは以前、印象派展を観に行ったとき、
    「企業が文化を守るって、こういう形なんだ」と感じたにゃ。
    建築そのものが文化財で、赤レンガの廊下を歩くだけで心が整う。

    そして丸紅(8002)の「丸紅ギャラリー」。
    本社ビルの一角にあるけれど、一般にも公開されている。
    (丸紅ギャラリーは一般500円。)
    展覧会は定期的に開催され、収益は丸紅基金に寄付される旨も公表されているにゃ古美術や近代絵画、染織など、貿易商社らしいグローバルな展示が並ぶ。
    にゃあが思うに、こうした“知の優待”は数字に換算できないけれど、
    株主としての誇りやモチベーションを育ててくれるにゃ。
    株主である自分の会社が、経済だけでなく文化の橋をかけている。
    それを実感できる時間こそ、真のリターンだと思うにゃ。

    にゃあは最近、こう考えるようになった。
    「優待の目的地は、買い物ではなく心の拠点に変わる」と。
    宿や食事、移動や遊びの先にあるのは、
    その土地の人や文化にふれる小さな学び。
    それが投資生活を“消費の延長”ではなく、“人生の積み重ね”に変えてくれる。

    パソナの淡路島、三菱の美術館、丸紅のギャラリー。
    どれもチラシや配当表では伝わらない“知の優待”たち。
    にゃあにとっては、株主でいること自体が「学び続ける権利」なんだにゃ。
    旅の最後にもう一つ覚えておきたい。
    投資で得たお金よりも、そこで出会った時間の方が、ずっと価値がある。
    それを思い出させてくれるのが、文化と体験の優待なんだにゃ。


    39−6|まとめ──旅する株主、心に残るリターン

    画像

    にゃあが投資を始めた頃は、株主優待といえば
    「お得」「割引」「配当以外のボーナス」ぐらいの感覚だったにゃ。
    でも長く持ち続けるうちに、気づいたんだ。
    優待には、お金の計算では届かない“心のリターン”があるってことを。

    旅の章を書き進めながら、にゃあの頭の中には
    たくさんの風景がよみがえったにゃ。
    東急不動産の森のホテルで迎えた朝、
    JR九州の特急列車から見た海岸線、
    ベルーナのリゾートで飲んだワインの香り。
    そしてまだ行けていない北海道の安田倉庫や淡路島のパソナ。
    優待は封筒の中にある紙切れじゃなく、
    未来の旅の扉を開く“招待状”なんだと思うにゃ。

    株を持つということは、
    その会社の一部の時間を持つということ。
    配当はお金のかたちで返ってくるけれど、
    優待は思い出のかたちで返ってくる。
    宿に泊まり、列車に乗り、文化にふれるたび、
    「この旅を支えているのは、自分が出資した会社なんだ」
    そんな小さな誇りが胸の中に灯るにゃ。

    にゃあは今、旅系優待を“生き方の地図”として見ている。
    JALやANAで空を飛び、JR九州で地を走り、
    ベルーナや東急で眠り、SANKYOや大成建設で遊び、
    パソナや三菱、丸紅で学ぶ。
    その全部がつながって、にゃあの投資人生を豊かにしてくれている。

    もし優待をまだ使ったことがない人がいたら、
    一度だけでも実際に行ってみてほしいにゃ。
    数字だけを追っていた頃とは違う景色が見えるはず。
    「配当は口座に残るけど、優待は心に残る」
    その意味がわかると、投資はもっと楽しくなる。

    にゃあにとって、旅の優待は
    “過去の自分へのごほうび”であり、
    “未来の自分への約束”でもある。
    次の旅先を考えるたび、
    また少しだけ、生きることが楽しみになるんだにゃ。


    にゃんのひと言

    画像

    今回紹介した銘柄は、にゃあがいま実際に保有している株の中から選んだものだにゃ。
    どれも数字のためだけじゃなく、
    「こんな体験をしてみたい」「いつか行ってみたい」という気持ちで持っている銘柄たち。

    宿や空、鉄道や車、ゴルフや文化施設まで、
    優待の世界は探せば探すほどワクワクが広がっていくにゃ。
    鉄道会社や船舶会社、旅行会社など、
    まだまだ“旅する株主”になれるチャンスはたくさんある。
    投資を通して見える景色は、きっと誰にとっても違うけれど、
    にゃあはこれからも、自分の足で少しずつ歩いていくにゃ。

    優待の旅は、心のリターンをくれる冒険。
    でも、株はあくまで自己責任でにゃ……笑。



     
     
     
    九州在住の個人投資家、赤猫福にゃ。noteで寓話や文学を通して株式投資を発信。YouTube『赤猫MUSIC』もゆるく更新中にゃ🐾

    あなたへのおすすめ