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テラドローンについて語らせてほしい——徳重徹という“行動力の化身”について


    2週間前、4月21日。
    私はこんな記事を書いた。

    その中で、私はTerra Drone株式会社(278A)を保有していると書いた。

    当時の株価は6,220円。
    そして今日、テラドローンの株価はそこから急伸に次ぐ急伸。
    16,400円になり、市場の視線も一気に集まった。

    約2週間で、株価は約2.6倍。
    当時の約263%の水準まで上昇したことになる。

    ただ、私がテラドローンに惹かれている理由は、株価だけではない。

    むしろ語りたいのは、なぜ私がこの会社にここまで惹かれているのか、
    ということだ。

    テラドローンという会社。
    徳重徹という経営者。
    そして、そこにある行動哲学について。

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    ◼︎ 始まりは、1冊の本だった

    正直に言うと、最初から銘柄として強く意識していたわけではなかった。

    「なんか強そうな名前の会社があるな」

    最初はそのくらいだった。

    転機になったのは、2025年7月。
    1冊の本を手に取ったことだった。

    『常識を逸脱せよ。日本発「グローバルメガベンチャー」へ
    テラドローン・徳重徹の流儀』

    定価は1,870円。

    今思えば、あまりにも安すぎる投資だった。
    2025年、私のベストバイと言っても過言ではない。

    この本は、私にとってテラドローンを知る入口であり、
    徳重徹という経営者の行動哲学に触れる入口でもあった。

    そして読了後
    テラドローンは私にとって、
    単なるドローン銘柄ではなくなっていた。

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    ◼︎ 「こういう日本企業を探していた」という感覚

    この本で私に残ったのは、事業内容や数字だけではなかった。

    読み進めるほどに強く感じたのは、
    「こういう日本企業を探していた」
    という感覚だった。

    日本発で世界を取りにいく。
    最初からグローバルを前提にしている。
    常識を壊すことを恐れない。
    そして、現場で勝つことに徹底してこだわっている。

    そこには、ただ事業を大きくしたいとか、会社を有名にしたいとか、そういう私利私欲だけでは説明できないものがあった。

    その代わりに感じたのは、使命感だった。

    日本はこのままでいいのか。
    日本企業はもう一度、世界で戦えるのか。
    安全な場所に留まり続けて、本当に未来はあるのか。

    徳重社長の言葉からは、そういう日本の行く末を案じる視座を感じた。

    たとえるなら、私の愛読書である『キングダム』でいう大将軍の視点に近い。

    目の前の一戦だけを見ているのではない。
    戦場全体を見ている。
    国の未来を見ている。
    どこを取りにいけば時代が動くのかを見ている。

    徳重社長には、そういう大きな視座を感じた。

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    ◼︎ 徳重社長の経営哲学

    この本には、徳重社長の哲学が詰まっている。

    しかも、それは綺麗ごとだけではない。
    現実的で、泥臭くて、速い。

    私が特に惹かれたのは、徳重社長が徹底して「市場」を見ていることだった。

    技術そのものだけを見るのではなく、どこに巨大市場があるのか。
    どこに強い風が吹くのか。
    世界がどこへ向かっているのか。

    そこを見ている。

    ここから少し私自身の話になるが、
    この視点は、私が投資家として会社を見るときに最も意識していることでもある。

    そのうえで、特に重要視にしているのが、PMFとエコノミックモートだ。

    PMF


    とは、Product Market Fitの略で、簡単に言えば、製品が市場の強い需要にハマっている状態のこと。

    もっとラフに言えば、

    「顧客がその製品を本気で欲しがり、購入・利用が自然に加速している状態」

    だと考えている。

    市場が大きいだけでは足りない。
    その市場の中で、顧客の課題に本当に刺さっているか。
    ここが重要だ。

    そして、もう一つが

    エコノミックモート。

    ウォーレン・バフェットが大切にしている考え方で
    直訳すると、経済的な堀。
    つまり、競争にさらされても簡単には崩されない強みのことだ。

    PMFが、
    「市場に刺さるか」
    だとすれば、

    エコノミックモートは、
    「刺さったあとに勝ち続けられるか」
    だと思っている。

    私は会社を見るとき、まずこの2つを重視している。

    市場がある。
    需要がある。
    そこにプロダクトが刺さる。
    さらに、その後も勝ち続けられる構造がある。

    この流れが見える会社に、強く惹かれる。

    だから、徳重社長の「市場を見る感覚」は、私の投資観とかなり重なった。

    この人は、ただドローンを作りたいわけではない。
    どこに巨大市場が立ち上がるのかを見て、そこに会社を張っている。

    その視点に、私はかなり食らった。

    ただ、惹かれたからといって、すぐに買ったわけではない。
    当時は下落トレンドの真っ只中だったからだ。

    だから私は、行動力の化身・徳重社長が大きく動き出す瞬間と、
    株価の動きが噛み合うタイミングを待っていた。

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    ◼︎ 徳重社長の行動哲学

    ここまで、徳重社長の「経営哲学」について書いてきた。

    ただ、徳重社長の本当の非凡さは、彼の行動にあると思う。

    この人は、行動力の化身だ。

    どこに風が吹いているかを見極めたら、そこに向かって一気に動く。
    しかも、そのスピードがあまりにもクレイジーだ。

    決める。
    動く。
    やり切る。

    この一連の速度が、明らかに私の知っている日本企業の一般的な感覚とは違う。

    ここからは、私が特に印象に残っている徳重社長の行動哲学をいくつか紹介したい。

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    ◼︎ 6割の確信でGO

    普通の日本企業は、完璧を求めがちだと思う。

    失敗しないこと。
    叩かれないこと。
    確実であること。

    でも、徳重社長は全く違う。

    完璧を待っている間に、市場が終わってしまう。
    だから、6割の確信で動く。
    これがシリコンバレーでは常識らしい。

    全部わかってから動くのでは遅い。
    全員が納得してから動くのでは遅い。
    市場が完全に出来上がってから入るのでは遅い。

    風が吹いた瞬間に飛び込む。

    この感覚が、今のテラドローンの動きにも表れているように見える。

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    ◼︎ 石橋は叩かずに駆け抜ける

    「石橋を叩いて渡る」と言う言葉がある日本企業は意思決定が遅いと言われることも多い。

    確認、会議、承認、検討、再検討……
    と時間が真夏のアイスクリームの如く溶けていく。
    でも、世界はそれを待ってくれない。

    特にグローバル市場では、意思決定の遅さはそれだけで負け筋になる。

    徳重社長は、そのことを肌感覚で分かっているように見える。

    だから、石橋は叩かずに駆け抜ける

    まず走る。
    動きながら修正する。
    完璧な計画よりも、行動の速さを重視する。

    このスピード感こそ、テラドローン大きな武器だ。

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    ◼︎ 論語と算盤

    ただ、徳重社長が面白いのは、単なるイケイケの経営者ではないところだ。

    本の中で、徳重社長は「論語と算盤」という考え方に触れている。

    「論語と算盤」とは、ざっくり言えば、
    道徳や理念と、商売や利益を両立させるという考え方だ。

    理想だけではない。
    利益だけでもない。

    社会課題。
    日本の復活。
    グローバル挑戦。

    そういう大きな思想を持ちながら、
    同時に、市場、タイミング、利益、成長産業
    といった現実も冷静に見ている。

    だから、ただの理想論に見えない。

    理想と現実。

    この両方を持っているところに私は投資対象としての魅力を感じた。

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    ◼︎ 安全な場所で膝を抱えるな

    本の中には、厳しい言葉も出てくる。

    世界にはチャンスがあるのに、それを取りに行かず、安全な場所でじっとしている。
    そんな日本人への問題意識が語られている。

    この警鐘は刺さった。

    では、なぜ日本ではリスクを取る人が少なくなりやすいのか。

    これは単に「日本人が臆病だから」という話ではないと思っている。

    むしろ、構造の問題が大きい。

    日本では、失敗した人に対する目が厳しい。
    一度失敗すると、再挑戦よりも「なぜ失敗したのか」を責められやすい。

    教育でも、正解を外さないことが評価される。
    会社でも、前例を守ることが安全とされる。
    組織では、挑戦して失敗するより、何もしないで失敗しない方が評価されることすらある。

    その結果、リスクを取る人よりも、リスクを避ける人の方が生き残りやすくなる。

    でも、それを続けていると、国も会社も少しずつ弱くなる。

    新しい市場は、誰かが最初に踏み込まなければ生まれない。
    世界を取りにいく企業も、誰かが失敗を覚悟で前に出なければ生まれない。

    徳重社長が言っている「安全な場所で膝を抱えている」という感覚は、まさにここに刺さる。

    慎重さは大事だ。
    でも、慎重さだけでは世界では勝てない。

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    ◼︎ 身を斬られる覚悟

    徳重社長の言葉には、どこか「覚悟」がある。

    無事無名では成長できない。
    身を斬られる覚悟でイノベーションを起こす人間がいなければ、国家も会社も衰退していく。

    本の中に、そういう趣旨の言葉が出てくる。

    そして、その覚悟は言葉だけではない。

    実際に徳重社長は、戦時下のウクライナにも足を運んでいる。
    安全な場所から「ドローンの未来」を語っているだけではなく、現実にドローンが使われている場所へ行き、現場を見ている。
    https://x.com/toru_tokushige/status/2039298015694090432?s=46

    この命懸けの行動に、私は強烈な行動力を感じる。

    だから私は、徳重社長を単なるドローン会社の社長として見ていない。

    日本から世界を本気で取りに行こうとしている、希少な経営者だと思っている。

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    ◼︎ なぜテラドローンは速いのか

    1年近くテラドローンを見ていて、感じることがある。

    意思決定が異常に速い。

    防衛。
    グローバル展開。
    海外提携。
    新領域への踏み込み。

    普通の日本企業なら何年も会議していそうなことを、
    ものすごい速度で進めている。

    その理由の一つが、オーナー経営だと思っている。

    徳重社長は、テラドローンの株式を大きく保有している。
    私の認識では、保有比率は約53%。

    つまり、最終意思決定者が、圧倒的な株式を持ちながら、現場の最前線にも立っている。

    しかもそれがクレイジーな徳重社長だ。これが噛み合っていて、なんとも強い。

    自分の人生も、資産も、会社も賭けている。

    だから意思決定が速い。
    だから言葉が軽くない。

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    ◼︎ 速く動くための『WHY』

    その速さについて、徳重社長は組織的な視点からも語っている。

    本の中でも、大企業的な意思決定の遅さに関する話が出てくる。

    社員一人ひとりにすべて説明していたら、スタートダッシュで遅れる。
    そういう趣旨の話だった。

    これは冷たく聞こえるかもしれない。
    でも、世界は待ってくれない。

    全員の納得を待っていたら、勝負所を逃す。

    だからこそ、トップが市場を見る。
    トップが方向を決める。
    そして、組織にWHYを通す。

    単に「やれ」と命令するのではなく、
    なぜやるのか。
    何を変えるのか。
    どこへ向かうのか。

    そこを共有する。

    このWHYがあるから、組織は速く動ける。
    そして、その速さがテラドローンの武器になっているように見える。

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    ◼︎ 最新の動きにも哲学が出ている

    本の出版からは1年ほどが経過しようとしているが
    2日前の徳重社長の投稿を見ても、この哲学のまま生きていることが分かる。
    というより、ここ最近で大爆発している。
    通常防衛省の獲得までに何年もかかる仕事を、防衛省に通い詰めて1年以内に獲得。
    https://x.com/toru_tokushige/status/2052732369342468246?s=46

    これを見たとき、私は素直に思った。

    有言実行だな。

    本で語っていたことを、本当にやっている。

    市場を見る。
    風を読む。
    必要なら即動く。
    オーナーとして意思決定する。
    そして、やり切る。

    この実行力がテラドローンの強さなのだと思う。

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    ◼︎経営者の意思決定に投資する

    最近は、「テラドローンに投資している」というより、
    徳重徹という経営者を追っている感覚に近い。

    これは私だけの感覚でもないように思う。
    Yahoo!ファイナンスの掲示板などを見ていても、
    「テラドローンに投資している」というより、
    徳重社長に投資している
    というニュアンスの書き込みをよく見る。

    もちろん、投資だから数字もチャートも見る。

    でもそれと同時に、どう市場を見るのか、どう意思決定するのか、どうリスクを取るのか、どう組織を動かすのか、どう世界を取りにいくのか。

    そういう部分も見ていて、
    私はそこにこそ投資妙味を感じている。

    成長企業に投資するということは、
    単に今の売上や利益に投資することではない。

    むしろ、
    まだ数字に出ていない未来を、
    経営者がどう見て、どう動き、どう形にしていくか。

    そこに賭ける部分が大きい。

    そう考えると、
    テラドローンへの投資は、
    ドローン市場への投資であると同時に、
    徳重社長の市場を見る力、意思決定力、実行力への投資でもあると思っている。

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    ◼︎ 最後に

    テラドローンを追っていて思うのは、
    この会社から学べることは、単にドローン業界の未来だけではないということだ。

    もちろん、事業としても最高にホットで面白い。

    ドローン。
    防衛。
    UTM。
    日本発の世界的メガベンチャー。

    どれも投資テーマとしては強い。

    でも、それ以上に私が学ぼうとしているのは、
    徳重社長の経営・行動両面の哲学だ。

    日本からどう世界を取りにいくのか。

    テラドローンを追うことは、
    私にとって、その問いを考え続けることでもある。

    昨年1870円で買った一冊の本から始まった出会いが、
    今では、自分の投資観や経営者を見る目にまで影響を与えている。

    正直、まだ分からない。

    テラドローンが本当にどこまで行くのか。
    防衛事業がどれだけ数字に繋がるのか。
    グローバル市場でどこまで勝てるのか。

    でも一つだけ言える。

    テラドローンは、ただのテーマ株として終わらせるには惜しい会社だ。

    そして徳重徹は、
    ただのドローン会社の社長として片付けるには、あまりにもクレイジーで
    面白い経営者だ。

    テラドローンについて、
    そして徳重徹という経営者について、
    まだまだ語りたいことは尽きない。

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    本稿は公開情報をもとにした私個人趣味的な記事で、個人での分析・仮説であり、特定銘柄や特定企業に対する売買推奨を目的とするものでは一切ありません。投資判断は必ず一次情報を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

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