
【実話】アジングが好きすぎて、離島に家を借りた話(笑)
「そこまでやる?」
たぶん、この話をするとほとんどの人にそう言われます。
でも私は、
本当に瀬戸内海の離島に家を借りました。
仕事の転勤でもありません。
移住でもありません。
ただ一つ。
アジングをするためです(笑)。
その島にはコンビニも、信号もありません
その離島は、
瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
コンビニはありません。
スーパーもありません。
信号もありません。
夜になると本当に静かで、
聞こえるのは波の音と虫の声くらい。
あるのは数台の自動販売機だけ。
しかも地元の人から聞いた話では、
「島民よりイノシシの方が多いぞ(笑)」
……最初は冗談かと思いました。
でも実際に夜道を走っていると、
イノシシに遭遇することが本当に多々あるんです。
最初は少し驚きましたが、
何度も通っているうちに、
「あ、今日もいるな。」
くらいの感覚になっていました(笑)。
そんな少し不便で、
でも時間がゆっくり流れる島。
私にとっては、
コンビニがないことよりも、
アジがいることの方がずっと重要でした(笑)。
片道5時間。それでも通っていました
自宅から島までは、
車とフェリーを使って片道約5時間。
普通に考えれば、
「遠すぎる。」
そう思います。
でも当時の私は、
距離なんて気にしていませんでした。
休みになるたびに、
昼前に家を出て島へ向かう。
夜から朝まで釣りをして、
また5時間かけて帰る。
今思えば、
なかなか無茶なことをしていました(笑)。
日帰りでは足りなくなった
何度も通っているうちに思いました。
「もっと釣りしたい。」
朝マズメ。
夕マズメ。
夜。
潮が変わる時間。
全部やりたい。
日帰りでは時間が全然足りません。
そこで、
今度は民宿に泊まるようになりました。
一泊して、
翌日も釣り。
これだけでも、
かなり幸せでした。
ところが宿が取れない
ある時期になると、
突然民宿が埋まることがありました。
理由を聞くと、
ガス工事。
水道工事。
道路工事。
そういった工事関係の業者さんが長期で宿泊しているとのこと。
「今日は満室です。」
「今週は空いてません。」
そんなことが何度も続きました。
せっかく島まで来たのに、
泊まれない。
これはかなり困りました。
いつも情報交換していた地元のおっちゃん
島へ行くたびに、
港でよく会う地元のおっちゃんがいました。
「今日はどう?」
「昨日はあっちで釣れたぞ。」
そんな感じで、
いつも情報交換をしてくれる優しい人でした。
ある日、
何気なく話しました。
「最近、民宿が全然取れなくて困ってるんですよ。」
すると、
おっちゃんが一言。
「じゃあ、家貸してあげようか?」
……
え?
今なんて言いました?
家?
貸してくれるの?
一瞬意味が分かりませんでした(笑)。
もちろん即答でした
普通なら、
少し考えるのかもしれません。
でも私は違いました。
「お願いします!」
ほぼ即答(笑)。
内心はもうルンルンです。
頭の中では、
次の釣行予定を考え始めていました。
「これでもう宿を探さなくていい。」
「好きなだけ釣りができる。」
その時の嬉しさは今でも覚えています。
4〜5日間、アジングだけの生活
家を借りてからは
1~2か月に1回ペースで島へ渡りました。
一度渡ると、
4日から5日滞在。
朝マズメ。
昼は少し休憩。
夕マズメ。
夜の常夜灯。
潮が動けば港を移動。
眠くなったら家へ戻って仮眠。
また潮に合わせて出撃。
完全に、
アジング中心の生活です(笑)。
時計よりも、
潮見表の方が重要。
天気予報よりも、
風向きが気になる。
そんな毎日でした。
島で過ごす時間は特別でした
もちろん、
毎日爆釣というわけではありません。
釣れない日もあります。
雨の日もあります。
風の日もあります。
でも、
それでも楽しかった。
朝、
静かな港を歩いている時間。
夕日が海へ沈む景色。
夜の波の音。
自動販売機で買う缶コーヒー。
そんな何気ない時間まで、
全部が思い出になっています。
今でも忘れられない経験
今振り返ると、
「離島に家を借りる。」
冷静に考えれば、
かなり変わった行動だったと思います(笑)。
でも、
後悔は一つもありません。
あの経験があったから、
潮の読み方も、
ポイントの見方も、
アジの行動も、
本当にたくさん学ぶことができました。
そして何より、
釣りという趣味が、
もっと好きになりました。
おわりに
「趣味にそこまで?」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、
好きなことに本気になった思い出は、一生の宝物です。
……と言いたいところですが、
実はこの話、
まだ終わっていません(笑)。
今でも時間が取れれば島へ渡り、
4〜5日ほど滞在してアジングを楽しんでいます。
島のおっちゃんとは相変わらず情報交換。
信号のない道を走り、
島民よりイノシシの方が多いと言われる島で、
今日も潮を見ながら次のポイントを考えています。
普通の人から見れば少し変わった趣味かもしれません。
でも私にとっては、
「また帰ってきた。」
そう思える、大切な場所です。
きっとこれからも、
休みが取れるたびに5時間かけてこの島へ向かうんだろうなと思います(笑)。