
たぬきそば【我が干しそば道 精進の7杯目】
【我が干しそば道 精進の7杯目】
●メニュー名:
たぬきそば


●解説:
今回ご紹介の一杯は「たぬきそば」だ。どうだ清々しいほどに清貧だろう。
今朝がた私が食べた「緑のたぬき」な、あれをまさか「たぬきそば」に誤解されてはかなわぬと、諸君たちのため、こうして改めて「たぬきそば」とは何ぞやとPOSTした次第だ。
ちなみにたぬきそばとは、決して野生動物の狸の肉塊が入った蕎麦ではない。由来については諸説あるが、最も可能性の高いものは、
天かす=種抜き天ぷら=「た」抜き天ぷら=たぬき、
・・つまりタネ抜きの転訛であると云われている。
少々補足をすると、天ぷらの「タネ」を抜いた揚げ物の「タネヌキ」であり、そば屋で「ぬき」を頼むと、天ぷらそばのそば抜き(そばつゆに天ぷらだけが入っている)が出てくるのと同様で、「タネ抜き」を語源に「たぬき」とした説が最も有力な説である。
その他、名の由来と云われるものは以下である。
1. きつねそば・きつねうどんに比べてかけ汁の色合いが濃く濃厚な味付けであることに由来するとみる説。
2. 世田谷区砧(キヌタ)家で始めたキヌタソバがその始まりだという説があり、「きぬた」を逆さに読んだ。
3. 天かすの印象が腹を膨らませた「たぬき」の様子を連想させることに由来するという説。
(参照元:Wikipedia)

今回使用の干しそばは、高橋製麺が製造、そして葵フーズが販売する「波織製麺 そば」だ。一人前が39.5円と比較的リーズナブルでコスパのよい良品である。何より多分2年ぶりに手に取った久しぶりの干しそばだ、中々おいしくいただけた。
●干しそば:
波織製麺 そば ¥158
1人前使用
製造 高橋製麺
販売 葵フーズ

●つゆ:
キッコーマン濃いだし本つゆ
ヤマサしょうゆ
(つゆ50cc しょうゆ10cc 水300cc)

●天かす:
天かす えび味
販売:角家米穀
製造:コスモ食品
(最近は表記が見当たらないので製造元が変わったのかもしれない)


●長ネギ:
埼玉県産
●七味唐辛子:
エスビー(5振り)

●コメント:
1985年に房総の山の中から出てきた私は、新宿曙橋の立ち食いそば屋で年中たぬきそばを食べていた。
あの頃は本気でお金がなく、よく通った立ち食いそば屋で、安く、そして腹いっぱいになるために、海苔の佃煮付のミニご飯とかけそばの「かけそばセット」ばかりをよくオーダーしていた。このボリューム感で当時18歳の私は十分満足できたものだ。しかし同時に最高級のかき揚げ天ぷらそばに強い憧れを抱いていたことも事実だ。出来ればアレを食べたい頂点を目指したい!男なら誰しもがそう思うことだろう。
しかしそこで憧れを優先し一時の満足感を取るか、格は落ちてもかけそばセットの「実」を取るか‥。
そんな妥協の産物が、かけそばをタヌキにVersion upすることだったのだ。かき揚げ天ぷらには遠いが、+50円のささやかな贅沢で満足感も満腹感も得られたのであった。
人生に「そば」あり、私の人生に「たぬきそば」あり。
●注意点:
特になし。素晴らしい一杯だ。
●全日本干しそば党 党首より:
干しそばの神様そば神様 天干細蕎麦命様、お陰で私が美術学校生の頃に通い詰めた曙橋駅の立食いそば屋は既に凌駕、更に我が人生で最も旨いと感じた三ノ輪橋「立喰い生そば長寿庵」に肉薄できる一杯が点てられているように思われます。
ここまでありがとうございます。そしてこれからもお導きの程、何卒よろしくお願いいたします。
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!
蕎麦神様は偉大なり!
諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!
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●追伸:
全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
https://www.instagram.com/sanada_do/
※本稿は、Instagram 2025年4月24日のPOSTより引用・加筆