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うずら巻そば(練り物そば)【我が干しそば道 精進の169杯目】

    【我が干しそば道 精進の169杯目】

    ●メニュー名:
    うずら巻そば(練り物そば)

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    ●ご挨拶:

    やぁ諸君、ご機嫌いかがかな?
    全日本干しそば党 党首の佐奈田堂さなだどうだ。
    一束の干しそばから始まる偉大なるマンネリズム劇場、
    我らが全日本干しそば党の党本部 公式noteへようこそ。
    本日も、諸君たちの潜在意識に熱く、そして諄くどく語りかけるマンネリズムでサブリミナルな一杯をお届けしよう。ご覧になったあと、きっと君はどんな麺類より干しそばを欲する筈だ。
    いやいや本日は、そんな生易しいものでは済まない筈。
    今日の君は、江戸時代の風鈴蕎麦が尻に帆を掛けて逃げ出す旨さの、有名なカネテツのベリーナイスな練り物をブッ込んだ一杯が必ず欲しくなる!

    それも無意識にだ!(  ・`д・´)キリッ

    どうだ冷静に考えるとちょっと怖いだろう

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    ・・引き返すのなら今のうちだぞフフフフフ。


    ●解説:

    今朝はこの一杯、練り物のうずら巻をトッピングした蕎麦だ。
    練り物のそば‥、現在では滅多に見る機会が減ったが、このスタイル自体は江戸時代後期に屋台そばにて、それもかけそばや盛りそばぐらいしか出さない屋台の夜鷹蕎麦よたかそば(夜蕎麦売り)ではなく、所謂タネものも提供するワングレード高い屋台蕎麦「風鈴蕎麦ふうりんそば」で提供されたと云われる練り物そばの形態に則っているのだ。
    そして今回は数ある練り物の中から、老舗中の老舗、誰もが知る練り物BIGメーカー「カネテツデリカフーズ(株)」の「うずら巻」を使用した温そばの一杯なのである。

    フフフどうだね諸君
    とっても旨そうだろう。


    江戸時代後期、今から凡そ300年ちかく前から庶民に愛されたであろう練り物そばだが、いまやそばの練り物系トッピングは、精々さつま揚げ、チクワの磯辺揚げ、チクワ天ぷらぐらいしか残ってないのではないか。少し変わり種でおでんそのものの汁とネタを使ったおでんそばぐらいか。
    少なくとも今回のような練り物を蕎麦ネタとして置く店には、今まで一度も出会ったことがない。

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    (ちょっとミャクミャクくんみたいになっちゃいましたが、中々美味な一杯でした)

    まぁ話を戻そうか。
    夜鷹蕎麦よりグレードが高いとはいえ、風鈴蕎麦が提供する練り物や天ぷらなどのタネものは、屋台蕎麦と同様に、伸びた蕎麦に醤油辛い汁をぶっかけただけの、平たく言えば不味い蕎麦を、少しでも旨く食べやすいようにと工夫・発展したものだ。天ぷらや練り物などを加えることで、その油分で口に流し込みやすくするためのものでもある。
    冷蔵庫のない時代だ、そんな時代に魚すり身を揚げて作る練り物は、廃棄寸前の屑野菜再利用のかき揚げ天ぷらと共に、江戸時代後期の蕎麦のトッピングとして人気が高かったようだ。
    今回、この「うずら巻」は、うずらの卵が爆裂する可能性があるので電子レンジではなく、アルミホイルに包んでオーブントースターでじっくり過熱しているが、夏場の冷しそばでは、練り物は温めずにそのままトッピングすることで、涼もとれてお勧めだ。

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    (夜鷹そばの屋台 「夜鷹そば」の名の由来は、夜の街角に立ち色を売る「夜鷹」と呼ばれた最下級の遊女たちが常連だったことからと云われています 『神無月 はつ雪のそうか』三代歌川豊国 画)
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    (風鈴蕎麦の屋台 『忠臣蔵前世幕無』より)

    ちなみに今回のような、魚のすり身などを揚げて作る「さつま揚げ(揚げかまぼこ)」を関西では「天ぷら」と呼ぶことが多い。
    関東ではこれら数ある練り物を総称気味に「さつま揚げ」と呼ぶのに対し、関西では衣のついた「天ぷら」と同様に、衣をつけずに揚げられるこれらの練り物(さつま揚げ)も「天ぷら」と呼んでいる。
    そのためか、お店で陳列される商品にも、練り物に「天ぷら」または「~天」と名がついているものがあるのだ。
    念のため補足するが、今回使用のうずら巻は、珍しくそのような呼称ではないが、これも間違いなく「魚肉練り製品=練り物」で、さつま揚げと同様に油で揚げて作られた揚げかまぼこだ。

    そうそう、今回うずらの卵を取り上げたことで、前々から勝手に注目させていただいているnote民の「うずらこ」さんも、きっと喜んでいただけるのではないだろうか。
    なにより彼女はアツい!自らをウズラ女子と言い切り「うずらしか勝たん!」と叫ぶ女っぷり!さらに養鶉ようじゅんへの並々ならぬアツい想いが好きだ!
    あそこまでウズラの卵に熱量を持って語れるのは生半可な気持ちでは到底不可能!‥故に彼女はホンモノなのだ!
    きっと彼女の前世は、かわいいかわいいウズラだったに違いない!
    ( ゚д゚)ウム

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    あぁ~、少々脱線したが今日の干しそばをご説明しよう。
    本日は日本伝承食品製の日本伝承蕎麦を使用している。
    この干しそばは駄そば味で私が好きな物のひとつで、8人前で先ごろ278円から298円と20円の値上げをしたもののまだまだ爆安価格!つまり一食当たり37.25円(税別)!ビッグ・エーでよく見る茂野製麺製の干しそば3人前98円(一食当たり32.7円)には敵わないものの、そのオールマイティさで考えると非常にお得なのだよ素晴らしい!
    茹で時間はパッケージに「お好みで5分程度」と書かれてはいるが、明らかにこれは日本伝承食品の仕掛けた罠だ。私の長年の研究の結果では5分半から6分がお勧めだ、惑わされてはいけない(あくまで個人的見解)。
    それも熱湯に干しそばを入れて再度沸騰してからだ。
    いつもは硬めの茹で加減がこうすることで一層美味しくいただける。


    ●干しそば:

    日本伝承食品「日本伝承蕎麦」

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    ●つゆ:

    キッコーマン濃いだし本つゆ
    ヤマサしょうゆ
    (つゆ50cc しょうゆ10cc 熱湯300cc)

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    ●練り物:
    うずら巻
    製造 カネテツデリカフーズ(株)

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    (今朝用事でイオンに行った際、なんと20%引で売られているのを発見しましたラッキー!)
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    ●長ネギ:
    茨城県産

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    ●七味唐辛子:
    エスビー(5振り)

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    ●コメント:
    江戸時代に、かき揚げ天ぷらと競うほどに人気だったという練り物の蕎麦が、なぜ最近あまり見ないのか?
    それは冷蔵庫の普及と昭和以降の食の豊かさ、洋食化の広がりに伴い、蕎麦のトッピングに使える様々な天ぷらや揚げ物(フライ)が登場したことが大きな原因だろう。反面、練り物は、天ぷらやフライに比べると単品当たりの製造コストが高いことと、味がそれらより淡泊なので、どうしてもインパクトが弱かったのではないか。寂しい話ではある。
    そんななか、私は江戸時代に思いをはせ、今後も練り物をタネにした蕎麦を点てていきたいと思う。

    そうだ、いい機会だ。序に練り物についての定義も解説しておこうか。
    練り物は大きく分けるとかまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、はんぺんと色々とあるが、その製造方法によって呼称が違う。今回使用した練り物は魚のすり身を揚げたもので、大カテゴリ的には「さつま揚げ」に分類される。
    参考までにもう少し分かりやすく練り物を分類すると、
    同じ練り物でも「かまぼこ」は魚のすり身の形を整えて蒸したものであり、「ちくわ」は魚のすり身を筒状にして焼いたものだ。そして前出の通り「さつまあげ」は、魚のすり身を揚げたものである。
    その他「はんぺん」は、魚のすり身に山芋などを加えてよくすって気泡を作り上げ、さらに卵白などを加えて、熱湯に浮かせて茹でて作るものだ。


    ●諸注意:
    特になし、今の時代でもなかなか風情ある旨い一杯だ。


    ●全日本干しそば党 党首より:
    干しそばの神様そば神様のお導きにより、江戸後期の屋台蕎麦に勝るとも劣らない一杯を点てられました。
    今日もお導きを本当にありがとうございます!
    蕎麦神様は偉大なり!
    蕎麦神様は偉大なり!
    蕎麦神様は偉大なり!

    諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!

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    ●追伸:
    全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
    https://www.instagram.com/sanada_do/

    ※本稿は、Instagram 2026年1月29日のPOSTを元に加筆

     
     
     
    ここは私が干しそばで点てた家そばの備忘録。決して町の立喰いそば屋の食レポではない。私は干しそばで点てる駄蕎麦・大衆蕎麦を日々世界に発信する秘密結社「全日本干しそば党」党首である。党は現在、北は北海道から、南は遠く海を越え香港に支部を置く。 諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!

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