
Ubuntu環境のAivisSpeechに新しい音声モデル(.aivmxファイル)を追加する手順
Ubuntu環境のAivisSpeechに新しい音声モデル(.aivmxファイル)を追加する手順を、省略せずにしっかりと解説する。
Ubuntu版のAivisSpeechは、Windows版のようにアプリの画面からボタン一つで追加する機能がない。そのため、バックエンドのシステム(エンジン)が読み込む専用のディレクトリへ、手動でファイルを正しく配置して認識させる必要がある。
全体の流れ
1 モデルファイル(.aivmx)を入手する
2 音声モデルを格納する専用フォルダを準備する
3 モデルファイルを正しいフォルダへ配置する
4 AivisSpeech Engineを再起動してモデルを完全に読み込ませる
ステップ1:音声モデルファイル(.aivmx)を用意する
AivisHubなどの配布サイトや公式のリポジトリから、利用したい音声モデルの .aivmx ファイルをあらかじめダウンロードしておく。
ダウンロードしたファイルがどこに保存されているか(通常は「ダウンロード」フォルダなど)を把握しておくこと。
ステップ2:モデルを保存する専用フォルダを作る
Ubuntuのデスクトップ環境やターミナルを使い、AivisSpeech Engineがモデルを読み込むための保存先フォルダを作成する。
端末(ターミナル)を開く。
以下のコマンドを入力して実行する。
Bash
mkdir -p ~/.local/share/AivisSpeech-Engine/Models
補足: ~ はホームディレクトリ(/home/ユーザー名)を意味する。このパスにある Models というフォルダが、エンジンが起動時に毎回スキャンする場所になる。
ステップ3:モデルファイルをフォルダに配置する
ダウンロードした .aivmx ファイルを、先ほど作成した Models フォルダの中へ移動させる。
方法A:マウスやファイルマネージャーを使う場合
Ubuntuのファイルマネージャー(Nautilusなど)を開く。
キーボードの Ctrl + H キーを押して、隠しファイル・隠しフォルダ(.local など)を表示させる。
ホーム -> .local -> share -> AivisSpeech-Engine -> Models の順にフォルダを開いていく。
ダウンロードしておいた .aivmx ファイルを、この Models フォルダの中にドラッグ&ドロップで移動(またはコピー)する。
方法B:端末(ターミナル)のコマンドを使う場合
例えば、ダウンロードフォルダにある model.aivmx というファイルを移動させる場合は、端末で以下のように実行する。
mv ~/Downloads/model.aivmx ~/.local/share/AivisSpeech-Engine/Models/
※ファイル名やダウンロードした場所が異なる場合は、実際の環境に合わせて適宜書き換えること。
ステップ4:AivisSpeech Engineの再起動と確認
ファイルを配置しただけでは、すでに起動しているエンジンは新しいモデルに気づかない。システムに新しい音声を認識させるために、エンジンを再起動する。
現在動いているAivisSpeech Engineのプロセスを停止する(Ctrl + C などで終了させるか、サービスとして動いている場合は systemctl やプロセスをkillする)。
再びAivisSpeech Engineを起動する。
起動時の確認ポイント
エンジンが起動する際、コンソール(画面)に読み込んだモデルやファイルのログが出力される。そこに Models directory や追加したモデルの情報が表示されていれば、正しく認識されている。
これで、APIや接続しているクライアントアプリから、新しい音声モデルを利用できるようになる。