
ちょっと1,000km南の小笠原行ってきた【ガチ旅日記31】小笠原編7
掲載時に未加入だった共同運営マガジンに、随時投稿中。小笠原を含む国内旅行記は↓
東京から1000km南の「東洋のガラパゴス」小笠原諸島。
人生に疲れたアラフィフが訪れた悲願の地は、想像以上の楽園だった。住むには色々大変そうだが、移住者が多いのも分かるわ…。
なお、撮影は表記がない限りiPhone SE3
前回までは↓
2日目は夜に書きたい事が多かったので分割。
ウェザーステーション展望台(2日目)
島内一周ツーリングのラストは、再びウェザーステーション展望台へ。絶景度は雲が少なかった前日には絶景度は及ばないが、しばし眺める。
そしていつものように集まり、夕日を浴びながらおしゃべりしている地元の人たち。いい習慣だ…。




夕食(2日目)
前日と同じく、駆け込みで原付を返却後、宿の夕食に。1日動いてクタクタになった分、充実の内容に、またご飯をおかわりした。




それにしてもパッションフルーツってこんな実なんだな。実物は初めて見た。

そしてこの日は夕食と一緒に「レモン酎ハイ」(700円)を注文。果たしてどんなものが…?

と思ったら、やっぱり商店で400円で売っているこれか。ですよね~(遠い目)。
この小さな父島で、他のチューハイがある訳ないわな。
ウミガメを食べに居酒屋へ
滞在中にやりたかった事の一つに、ウミガメ料理の体験がある。
陸上の大型生物がいないため、昔からたんぱく源が限られる小笠原では、郷土料理として伝統的にアオウミガメが食べられている。
現在は保護で頭数が回復していることもあり、年間135頭だけ捕獲が許されているのだ。
そして島内で消費されるため、国内ではほぼ(おがさわら丸に乗って)小笠原に行かないと食べることができない、珍しい食料なのだ。
が、これが貴重なこともあって結構高い。コースだと2000円台がざらで、3000円なども珍しくない。
居酒屋「まんた」
最終日の夜は再びアクティビティを入れたため、タイミング的にはこの日しかない。下調べ中に比較的安いらしい「まんた」さんを発見。
飛び込みで行ったら満員だったが、8時半ならOKとのことで再訪する。ちょうちんがいい雰囲気だ。

基本的に小笠原の飲食店は、物流費の分で比較的高いが、この店は確かに良心的。

そして小笠原のラム酒のソーダ割とかめ煮、かめ刺を注文し、しばし待つ。

このラム酒が40度あり、めちゃくちゃ強烈!ソーダ割でも一瞬で酔ってしまった。既に販売を終了しているらしく、最後に飲めてよかった。

そして、まず出てきたのが「かめ刺」。

これは…言われないと全くわからんな。味は馬刺しに近く、どちらかといえば淡泊。特に臭みなどはない。しょうが醤油でいただく。
そしてお次は「かめ煮」。


甲羅以外のほとんどの部分が入っているのだという。まるで薬膳料理のようで、脂分がすごく、とにかく濃厚。食べたことはないが、スッポン料理と似ている?
見た目はあれだが、ホルモンやモツのような食感で個人的にはおいしかった。
お好みで後ろの「薬膳島ラー油」をかけて食べるのだそうだ。島ラー油の文化は、何となく沖縄のコーレーグースに似ているな。
小笠原に沼る人たち
飲んでいて面白かったのが、たまたま隣の席にいて、おすすめ料理などを教えてくれた女性。
そんなに若くはないと思うが、もう何度も小笠原に訪れており、今回は2航海(つまりおがさわら丸を一度見送り、次に来た便で帰る)滞在するのだそう。
2航海って11泊12日ですけど…。
フツーのサラリーマンには到底無理だ。が、そういえば先日のツアーに1人で参加していた女性も、「今回が10回目の小笠原」と言っていたな。
最低6日間も休む必要があるのに、すごすぎる。様々なツアーに参加し、ほとんど行きつくしていたようだが、「小笠原に来るために働いているようなもの」と話されていた。
…どうやら小笠原には、人生を変えてしまうほどの底知れぬ魅力(魔力?)があるらしい。なるほど、そこから移住する人も出てくるわけだな…。
ははじま丸で母島へ
小笠原3日目。今日は日帰りで母島へ行く日だ。母島は父島から50km南にあるが、「ははじま丸」でしか行けない。そして毎日就航しているわけではない。
私が行ったタイミングで日帰りが可能なのは3日目の滞在4時間半か、おがさわら丸で本土に帰る4日目午前の滞在2時間半のみ。
当然ながら母島へ行けば、父島でできることが減る。しかし離島好きとしては、二度と来られないかもしれない母島には、何としても足を運んでおきたい。
「さすがに2時間半では何もできないだろ」ということで、3日目に母島を持ってくることにしたのだ。
なお、ははじま丸はまず満席になる事はないため予約は不要で、当日に乗り場で乗船券を買うだけだ。

ははじま丸に乗る前に、乗客は外来生物を母島へ持ち込まないよう、泥落としのマットをふんで乗船。

ははじま丸の乗船は2時間なので、おがさわら丸と違い座席のみ。

大村地区の二見港から出港。この日もいい天気だった。

そして宿が持たせてくれた、朝食代わりのおにぎりセットをいただく。
ははじま丸に乗る場合は午前7時からの朝食が食べられないため、代わりにおにぎりを準備しておいてくれたのだ。うまい。

なお、母島には飲食店がほとんどないため、島内の飲食店はほとんど予約必須らしい。そのため父島で弁当を購入して持参する人も多い。

私も弁当を一通り見学したが、「父島に戻った後にしっかり食べればいいや」と、菓子パンとお菓子でしのぐことにした。
カツオドリ再来襲
腹ごしらえも済んでデッキに出てみると、またカツオドリがやってきた。おがさわら丸の乗船時と同様、今回も船に驚いた魚を狙っているのだろう。

しかしびっくりするのが、この距離感。船の大きさが違うにしても、ははじま丸ではカツオドリの距離が近い。ほぼ真横を飛んでいる。

乗客との距離は10mもなく、下手したら触れそうなほどだ。

うおおおっ、近い!くちばしが青いのでオスだろう。ここまで綺麗に撮れたのは自分でも驚きだ。

しかしでかいな。さすが翼を広げたら1mと言われるだけのことはある。
パッと見、自由そうに見えるカツオドリライフだが、実は超過酷だと帰宅後に知った。
死のダイブ
人間からすると、やたらと人懐っく見えるカツオドリは、えさの取り方が独特。かなりの大型鳥なのに、魚を見つけると一直線に海へダイブする。
おがさわら丸で聞いた話だと、狩りが成功すれば水面で留まって魚を飲み込んでおり、すぐに水から飛び立った場合は捕獲に失敗しているのだとか。
調べて分かったのが、この方法がカツオドリ自身にも水に飛び込む衝撃の負担が非常に大きく、特に眼のダメージが大きい。場合によっては網膜剥離で失明してしまうらしい。
失明すると当然エサが取れなくなり、死ぬしかなくなる。
またダイブの角度を誤ると即死することもあり、「死のダイブ」と呼ばれているんだとか…。何それ怖い。
母島到着
2時間の航海はあっという間に過ぎ、南へ50kmの母島に。通常の感覚では2時間は長いが、なんせ東京~父島のわずか12分の1だ。一瞬に感じるw
ちなみに人口わずか450人、父島よりさらに自然豊かな島だ。到着したら何をするかな…。


TO BE CONTINUED...