
(その16後編)リザーブ=待機要員:56歳で転職→エアラインパイロットへ!
さて、後編は実際のリザーブ月の事例で。
2025年12月 Base ORD(シカゴ・オヘア空港)
基本勤務日数18日。Off日追加乗務1日。合計勤務日数19日
(Off日に追加乗務を取ると給与はその分上乗せ)
12/1-2:Off
12/3-7:リザーブ勤務
12/8-9:Off
12/10-12:リザーブ勤務
12/13-14:Off
12/15-19:リザーブ勤務
12/20-21:Off
12/22-26:リザーブ勤務
12/27-12/31Off
という流れ。
元々31日はリザーブ勤務日だったけど、
年末年始を休みにしたかったので、
リザーブ日を当初Offになっていた26日と交換して、
ついでに1/1-2も休みにしたので年末年始は6連休にできた。
このあたりはクリスマス前後を休みたいアメリカの仲間と、
年末年始を休みたい自分のニーズがズレているので
ありがたい!
(こんなふうに、リザーブの場合、
Offの日を移動させることは一定の条件を満たせばできることも多い。
もちろん有給を使う必要無し)。
勤務日は、早番のリザーブ午前4時から午後4時までの待機時間。
結果的には完全リザーブ待機(乗務無し)は1日だけで、
他の日はすべて乗務が入った。
そのうち一回はOut Base Reserve(OBR=他空港での待機)と言って、
自分のBaseであるORDではなく、
別の空港に移動してReserve要員になる勤務。
当然移動と宿泊費は会社持ち。
今回のOBRでは3日間滞在して待機したのに、乗務は1回だけ
(片道はDeadHead=移動)。
あとの待機時間中はホテル周辺で散歩したり、
Gym行ったり、部屋で勉強したりTV見たり。
待機時間過ぎたらちょっと足を伸ばして
モールまで買い物いったり食事に出たり。
この一回のOBR以外はすべてORD発着の乗務で
日帰り乗務が3回、3日間のTrip乗務が2回、
5日間の乗務Tripが1回割り当てられた。
これ以外にOff日の追加乗務をSFO発着の一往復。
これはSFO発着スケジュールを見て乗員が決まっていない便を取った。
家族が僕の操縦する便に乗りたい、という希望があったので、
本当はLAX発着のOpen Timeを探したのだけど
その月は無かったので、近場のSFO便を取った、という次第。
たくさん稼ぎたい人は、このOffの日の追加乗務
(Open Timeと呼ぶ)をたくさん入れることができる。
もちろん、法定の勤務・飛行時間制限に抵触しない前提になるけど。
このOffの日の追加乗務は、基本給(月間保証Gurantee)に上乗せされて賃金が支払われる。
今月のリザーブはShortCall要員だったので
空港にReportする2時間前に電話がかかってきて乗務したことも
数回あったけど、1日前とか数日前に乗務が決まったこともあった。
最後に、リザーブ要員の場合、リザーブ勤務日は原則として、
空いている便(Open Time=乗員が決まっていない便)を
自分で取ることは出来ない。
(Open TimeはOffの日にのみ応募して取ることができる)。
ただ、制度として、リザーブ勤務日の5日前の
午前0時から午前10時までの間だけ、
リザーブ要員もOpen Timeに応募できる。
空き便が無い(Open Timeが無い)こともあるけど、
大きいBase空港ではいくつかあることが多い。
これに応募すると規定の条件に従って、応募者全員の中から
Open Timeになっている乗務便を会社が割り当てる。
大きなBase空港でOpenTimeがそこそこある場合、
今までの感覚で言うと、割り当てられる確率は50%位かな。
まあ、応募して失うものは無いし、
割り当てられれば数日前に一応乗務予定が決まるので、
その後の予定(例えば、乗務後LAへ帰る便の計画)が立てやすくなる。
最後に、リザーブ生活について自分が感じたのは、
リザーブ、特にShortCallのリザーブになると、
気持ちの維持が大切、ということ。
Long CallやShortCallでも数日前にTrip予定が決まっていれば
気持ちの準備もできてよいのだけど、
2時間前Callで、それがいつ来るかわからない、
どこに行くのかもわからない状態で待っているのは、
気持ちの持ち方というか感情のコントロールに
少し注意が必要かな、という感じ。
特に待機時間後半で、あと数時間で終わる、という時にCallが入ると
ちょっと「えー」今からかぁ、という気持ちになることもある。
まあ、それが仕事と言えば仕事だけどね。
という感じで、「リザーブ生活」が続いていくわけです!
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