
選べないまま進んでいる理由
【管理職葛藤シリーズ#10】
小さくは選べたのに、大きなことは何も決められていない。
1日1時間だけ、自分で決めた時間を作った。
小さいけれど、確かに「選んだ」という感覚があった。
でもそれと同時に、もっと大きなことは、何も選べていない自分にも気づいた。
管理職を続けるのか。
それとも降りるのか。
そもそも、この会社を離れるのか。
本当は、どれも一度は考えたことがある。
でも、どれも選びきれていない。
なぜか、その手前で止まってしまう。
なぜ決められないのかを考えてみると、いくつか理由がある気がしている。
1つ目は、まだ変えられる気がしているからだと思う。
会社が決めている数字や、絶対優先とされる指標。
そういった大きな枠組みは、自分では変えられない。
それでも、ちょっとした工夫ややり方次第で、
今のこの状況は少しずつ変えられるのではないか、と思っている。
実際に、1日1時間だけでも余白をつくることはできた。
もし、こういう小さな積み重ねで余白を作り出せたとしたら、
見える景色が変わるかもしれない。
そんな感覚が、どこかにある。
2つ目は、まだやりきれていないという感覚があること。
利用者との関わりや、ケアマネージャーとの関係性。
そして、この事業所で数字をつくること。
どれも、まだ途中のままのような気がしている。
この状態で離れることに、どこか納得がいかない。
3つ目は、選ぶことそのものの重さ。
一度決めてしまうと、もう元に戻れない気がしている。
家庭もあるし、家のローンもある。
管理職を降りるのか、会社を離れるのか。
その選択が、本当に正しいのかは分からない。
だからこそ、簡単には決めきれない。
気づくと、いつもその手前でブレーキがかかってしまう。
こうして並べてみると、
自分が選べていない理由は、いくつもある。
そしてそのどれもが、簡単に切り離せるものではない気がしている。
そもそも、余白がない状態で、
こういった選択をすること自体が難しいのかもしれない。
だから、自分はまだ選べていないのだと思う。
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