案は増えたのに、なんだか似てる|「共感ネタ」で具体的に聞いてみた日|#6
こんばんは、ミオです。
今日は日曜日。
特に出かける予定もなく、家でのんびり過ごしています。
ソファに座ると、今日もモカが当然みたいな顔で隣にやってきました。
昨日、会社のSNSは「共感ネタ」を軸に考えてみようかな、というところまで決めました。
「AIに選んでもらう」んじゃなくて、
「選ぶための材料をもらう」。
そこまでは、なんとなく分かってきた気がします。
でも。
方向が決まっただけで、実際に投稿する内容はまだ何も決まっていません。
せっかくだし、もう少し具体的にしてみよう。
スマホでChatGPTを開きました。
前みたいに、
「共感ネタを考えて」
だけでは、たぶんまた普通の答えが返ってきます。
DAY4で、条件を足すと答えが変わることは分かったので、今回は最初から少し具体的にしてみました。
「20〜30代の忙しい会社員が『わかる』と思える、共感系のSNS投稿ネタをいくつか考えて。堅すぎない雰囲気で」
送信。
すぐに、いくつか案が返ってきました。
「月曜日の朝、仕事モードに切り替わらない瞬間」
「気づいたら未読メールがたまっているとき」
「忙しい日に限って予定外の仕事が入るあるある」
「仕事が終わった瞬間、一気に力が抜ける瞬間」
「みんなが感じているけど、なかなか言葉にしない仕事中の小さなモヤモヤ」
……お。
昨日より、かなり具体的です。
「これなら投稿にできそう」
と思えるものもあります。
最初は、ちょっと嬉しくなりました。

でも。
画面を上からもう一度読み返しているうちに、なんとなく引っかかりました。
月曜日の朝。
未読メール。
予定外の仕事。
仕事中のモヤモヤ。
言葉も場面も違う。
ちゃんと5つある。
なのに——
「……これ、増えてるようで、増えてないのかも」
思わず声に出してしまいました。
隣にいたモカが、ちらっとこっちを見ます。

もちろん、悪い案ではありません。
むしろ最初の頃に比べたら、ずっと使えそうです。
でも全部、
「忙しい会社員の仕事あるある」
という、同じ場所の周りをぐるぐる回っているような感じがしました。
昨日までの私は、
「案がたくさん出れば、その中からいいものを選べる」
と思っていました。
でも、10個あっても20個あっても、全部似た方向を向いていたら。
それって、本当に選択肢が増えたことになるんだろうか。
モカの背中を撫でながら、少し考えます。
たぶん、
「案の数を増やすこと」と、
「案の幅を広げること」は違う。
そんな気がしてきました。
じゃあ、幅を広げるにはどうすればいいんだろう。
たとえば——
仕事中だけじゃなく、通勤中だったら?
新人とベテランで、立場を変えてみたら?
「あるある」じゃなくて、ちょっと笑える失敗談にしてみたら?

そこまで考えて、手が止まりました。
……でも。
こういう「違う角度」を、毎回私が全部思いつかないといけないなら、それもなんだか違う気がします。
AIの方から、違う角度を出してもらうことってできないのかな。
その答えは、まだ分かりません。
ちょうど明日は月曜日。
会社に行けば、実際にSNSの企画を考える時間があります。
家で練習問題みたいに考えているだけじゃなくて、今度は本当の仕事の中で試してみようと思います。
スマホを置くと、モカはいつの間にか隣で丸くなって寝ていました。
私は忘れないように、メモに一言だけ残しました。
「数じゃなくて、角度?」
明日、この続きを試してみます。
——ミオ
