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Halloween 百鬼夜行|「日本の夜に迷い込んだハロウィン」の世界

ハロウィンと聞いて、

かぼちゃ。
お菓子。
魔女。
お化け。

いろいろ浮かぶけれど、今回、僕が作りたかったのは、

「日本の夜に、ハロウィンが迷い込んだらどうなるんだろう?」

という世界でした。

そして出来上がったのが、

『Halloween 百鬼夜行』

です。

🎬 MVはこちら


今回は、
制作したMV『Halloween 百鬼夜行』の世界観について紹介します。


実際の制作ワークフローは次回詳しく紹介するので、今回は、
「どんな物語を作ろうと思ったのか」
を中心にまとめました。

※この記事はPollo AIさんのPRを含みます。



物語は、ひとりの女性から始まる


主人公は、黒髪の若い女性。

夜の神社をひとりで歩いています。

濡れた石畳。
揺れる提灯。
落ちる紅葉。
紫色の霧。

そして、何かがいるような気配。

一反木綿がちらりと舞い、暗がりから一つ目小僧がこちらを見ている。

まだ、「百鬼夜行」は始まっていません。

でも、少しずつ、人ではないものの気配だけが増えていきます。


鳥居の向こうにいた白狐


そこで主人公が出会うのが、一人の白狐。

ただし、狐の姿ではありません。

白い髪。
金色の瞳。
赤と金の装束。

九本の白い尾を持つ、成熟した女性の姿をした妖怪です。

彼女は主人公を襲うわけでも、無理やり連れていくわけでもない。

ただ、こちらへ来るように誘う。

そして主人公は、鳥居をくぐります。


境界の向こうは、ハロウィンだった


その瞬間、世界が変わります。

そこにいたのは、日本の妖怪だけではありません。

鬼。猫又。一反木綿。一つ目小僧。烏天狗。河童。

そして、Witch。Vampire。Jack-o'-Lantern。Skeleton。

東も西も関係なく、同じ夜を楽しんでいる。
僕の中ではここが、このMVの「ハロウィン」です。

怖いものが集まっているのに、怖い夜ではない。

人ではないものたちが、年に一度だけ境界を忘れて遊んでいる。

そんな夜です。


妖怪 徘徊 大喝采


今回、映像の中で特に大事にしたのが、お祭り感でした。

妖怪たちはただ歩いているだけではなく、踊る。

お菓子を配る。
乾杯する。
太鼓を叩く。
三味線を弾く。
笛を吹く。

東洋も西洋も入り乱れて、だんだん「何のお祭りなのか分からない」くらいになっていく。

でも、それでいい。

むしろ、それがこの世界のハロウィンです。


そして、主人公に選択が訪れる


ただ楽しいだけのMVにはしたくなかったので、

途中から少し物語が変わります。

白狐が、主人公へ手を差し出す。

ここで大事にしたかったのは、白狐が主人公を妖怪にしてしまうのではないということでした。

主人公は一度迷います。

それでも最後は、自分から手を伸ばす。

そして、指先瞬触れる。

ほんの一瞬です。


人間のまま、少しだけ妖怪になる


指先が触れたあと、主人公の周囲に狐火が現れます。

赤い紐。
狐面。
顔に浮かぶ赤い妖紋。

そして、片方の瞳だけが金色へ変わる。

でも、髪は黒いまま。

顔も人間のまま。

九本の尾が生えるわけでもありません。

完全に妖怪になるのではなく、人間だった自分を残したまま、境界の向こう側を知ってしまう。

そんな変化にしました。


夜は、いつまでも続かない


やがて、夜が明けます。

百鬼夜行の妖怪たちは、少しずつ消えていく。

そして、白狐との別れ。

ここも、はっきりした答えは作りませんでした。

主人公は戻ったのか。

夢だったのか。

それとも、本当に百鬼夜行へ参加していたのか。


最後に残る、ひとつの金色


夜明けの主人公は、一見すると元に戻っています。

黒い髪。
人間の顔。
普通の瞳。

でも、もう一度見ると、片方の瞳だけが金色になる。

そして最後に残るのは、狐面。

そこでMVは終わります。


あの夜は、本当に終わったのか


僕は、物語の最後を全部説明する作品も好きです。

でも今回は、少しだけ分からないまま終わらせたかった。

主人公は、ただ元の世界へ帰ったのか。

それとも、一部だけ百鬼夜行に置いてきたのか。

あるいは逆に、百鬼夜行の何かを、こちら側へ持ち帰ってしまったのか。

答えは決めていません。

見た人によって、違っていていいと思っています。


Halloween 百鬼夜行


ハロウィンだけど、洋館ではなく神社。

ゾンビではなく妖怪。

でもそこへ、魔女も吸血鬼も骸骨もやって来る。

怖いようで、楽しい。

賑やかなようで、最後は少し寂しい。

そんな、僕なりのハロウィンになりました。

『Halloween 百鬼夜行』


ぜひ、最後の狐面まで見てもらえたら嬉しいです。


この世界を、どう映像にしたか


ここまでが、『Halloween 百鬼夜行』で描きたかった物語です。

この世界を映像にするために、実は動画を作る前に、

120枚のイラスト

を制作しました。


主人公や白狐だけでなく、鬼、猫又、烏天狗、一反木綿、一つ目小僧、河童、西洋のモンスターたち。

神社、百鬼夜行、変身、楽器、夜明け。

まず静止画で世界を作り、その中から各シーンに合う絵を選んで、短い動画へしていきました。

主要キャラクターについては、MV全体で同じ人物に見えるよう、基準となる参照画像も用意しています。

また、百鬼夜行のような大人数の場面も、一つの動画ですべてを作ったわけではありません。

妖怪ごと、場面ごとに静止画と短い動画を作り、最後に編集で一つの世界へつないでいます。

そして、この120枚の中から選んだイラストを動かすのが、Pollo AIです。


今回使ったPollo AI


今回のMV作成にあたっては、クレジット上限をかなり意識していました。

提供いただいた500クレジットの範囲内で完成させたかったのです。
そのため、今回はコストを抑えながらどこまで完成度を出せるかも今回のテーマの一つでした。

そこで動画生成のモデルとして選択したのがPixVerseです。

もちろん、単純に「安いから」という理由だけで選んだわけではありません。

事前に複数のモデルを比較してみたところ、5秒程度の短い動画であれば、PixVerseでも十分使える品質が出せると判断しました。

【比較動画】
■主人公アップ動画(PixVerse V6:解像度720:Cost10)


■主人公アップ動画(PixVerse V5:解像度540:Cost5)


■天狗踊り動画(PixVerse V6:解像度720:Cost10)

■天狗踊り動画(PixVerse V5:解像度540:Cost5)


そしてPixVerseの中でも、今回はV5とV6を使い分けました。

PixVerse V5

  • 動きが大きくなりやすい

  • 良くも悪くも、入力画像から“勝手に動く”ことがある

  • 360Pと540Pがどちらも5クレジット

  • そのため今回は、基本的に540P/5クレジットを選択

百鬼夜行の群像、踊り、太鼓など、多少大きく動いても楽しい場面を中心に使いました。

PixVerse V6

  • V5に比べ、入力画像の構図や人物を維持しながら動きを付けやすい印象

  • 360Pで5クレジット

  • 720Pで10クレジット

  • 重要カットで使うなら、同価格帯の中で720Pを選ぶ価値がある

一方のV6は、V5と比べて入力画像の構図や人物を維持しながら動かしやすい印象でした。

そのため、主人公の顔、手や指、変身、楽器など、元のイラストをできるだけ崩したくない場面に使用しました。

重要カットでは720P/10クレジットを選択しています。

つまり今回は、

V5=コストを抑えて動きを出す
V6=クレジットをかけてでも元画像を守る

という役割分担にしました。

全部を高コストな設定で作るのではなく、
「このシーンでは何を一番守りたいのか?」
を考えて、1カットずつ選びました。

V5・540Pなら5秒で5クレジット。
単純計算では、500クレジットで500秒分の生成ができる計算です。

もちろん実制作では、V6を使ったり、作り直ししたりするので、そのまま500秒の完成映像になるわけではありません。

それでも、5秒=5クレジットから試せるというのは、約3分のMVを作るうえでかなり大きなポイントでした。


さて、そうすると、たくさんの5秒動画が作れますが、それを編集するのって大変に思いますよね。

今回、僕自身は一般的な動画編集ソフトを操作していません。

編集処理はCodexに指示して行い、完成映像を僕が確認しました。

次回は、約120枚の静止画からどの絵を選び、PixVerse V5/V6をどう使い分け、ChatGPTとCodexで約3分のMVへ仕上げたのか。

実際の制作ワークフローを詳しく紹介します。

▼ 今回使用したPollo AIはこちら

画像をタップするとリンクへ


制作環境

  • 静止画:ChatGPT Work

  • 動画生成:Pollo AI(PixVerse V5/V6)

  • 編集:Codex


今回のMVのメイキングはこちらから


今回参加した企画

タク@HENDREさん主催

Pollo AI協賛 ハロウィンMV企画
「変でもいい、響けばいい。」番外編

短いMVでもフルMVでも参加でき、順位やランキングではなく、それぞれのハロウィンを楽しむ企画です。

現在も参加者を募集しています。興味のある方は、ぜひ企画ページをご覧ください。

素敵な企画をありがとうございました!



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ナオユキ|物語と知識のコンシェルジュ もしこの記事が少しでも役に立ったり、楽しんでいただけたりしたら、チップをいただけるととても嬉しいです! いただいたチップは、今後のより良いコンテンツ制作のための書籍代📚とnote購入🗒️、他の方へのチップ代💰に使わせていただきます。 いつも応援ありがとうございます!

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