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私が「AIWA」を作る理由。——「お願い」という搾取に泣いた地方の現役運行管理者が、AIを相棒にして掴んだ生存戦略の全記録。

     第1章 誰も代わってくれない、地方零細運送会社の「地獄」


    「経理のことは、うちの担当に聞かないとわからん」 その一言が、いつも会話を終わらせた。

    売上の話はする。頑張った報告もする。でも、そこから先——支払い、資金繰り、足りなくなった時のやりくりは、全部「私の仕事」として静かに机に積まれていった。

    個人の貯蓄を削ってでも、裏で必死に資金の穴を埋めていることなんて、誰も知らない。「何とかなってるから大丈夫」と思われているうちは、私が潰れるまで誰も気づかない。

    責任感が強い人間が、善意と優しさで首を絞められていく。これはただの愚痴じゃない。構造の話だ。 うちは小さな運送会社だ。

    台数では大手にかなわない。でも経理・労務・運行管理・法令対応——専門の課に任せる余裕なんてない。大手が「経理部」「人事部」「安全管理部」と複数の部署で分担する仕事を、私たちはたった数人で、下手をすれば一人でこなさなきゃいけない。

    特に近年は、物価高や燃料高騰の波が容赦なく押し寄せる。「2024年問題」に伴う度重なる法改正。ドライバーの拘束時間を1分単位で管理する「改善告示」への対応、日々の乗務前後の点呼記録、拘束時間管理表の作成……。一歩間違えれば、行政処分や営業停止に直結する。

    これは「事務」と呼べるものじゃない。

    国家資格を持ち、法令を熟知し、ドライバーの命と会社の存続を同時に背負い続ける仕事だ。それなのに、扱いはあくまで「事務の人」。他に頼める人間もいない。

    そこに経理まで重なる。毎月の支払い、資金繰り、法令対応。人の命と会社の数字を両手に抱えて立っている緊張感と疲弊感は、「事務の人」という言葉で片付けられていいものではない。そしてこの孤独な重圧は、全国の小さな会社で、声を出せずに踏ん張っている無数のバックオフィスの現実でもある。

    夜中のトラブル電話が怖い。月末月初は身動きが取れない。書類の山は待ってくれない。

    「誰か助けてほしい」と思っても、頼む相手への罪悪感と、1から説明する手間が邪魔をする。だから結局、自分がやる。それが当たり前になっていた。


    第2章 同じ時期に重なった、もう一つの「お願いという名の搾取」


    運送会社の重圧が限界に近づいていた同じ頃、私生活でも追い打ちをかける出来事が起きた。

    里親として育てていた子どもとの関係が、ある機関の一方的な判断で終わりを告げた。

    告げられた言葉は「これからはお願いベースで」。プロセスの説明も、感謝も、何もなかった。私が積み上げてきた日々は、その一言で帳消しにされた。

    制度上の関係は終わった。でも、子どもたちとの生活は変わらず続いていた。

    仕事でも、私生活でも、同じ構造に追い詰められていた。「お願い」という言葉を免罪符にして、責任だけが私に積み上がっていく。

    「私が消えれば、みんな困るだろうか」そんな極端な考えが頭をかすめた孤独な夜があった。

    でも、その時手を差し伸べてくれた人がいた。震える手で連絡を送った先——町の子ども福祉課の人たちだった。

    「困っていることはありませんか?」

    その一言が、私を繋ぎ止めた。同じ「行政」という言葉では括れないほど、温度が違った。

    町の優しさに救われながら、私は必死に息を繋いでいた。

    けれど、人の温かさに救われることと、目の前にある「終わらない現実」が解決することは別だった。

    解除を告げられてから1か月、誰にも言えず一人で耐え忍んだ。ようやく声を上げてから面談を重ね、気持ちをちゃんと伝えられるまでにさらに数か月かかった。

    その間も、夜は毎晩一人だった。福祉課の窓口が閉まった深夜に、会社の数字を睨みつけながら、鳴り止まないトラブル電話に怯える。

    その24時間の孤独だけは、誰にも代わってもらえなかった。

    そして私は、あの夜を迎える。

     第3章 夜中、無料のAIにすべてをぶちまけた

    仕事のこと。お金のこと。誰にも言えなかったこと。

    ある夜、押しつぶされそうになりながらスマホでふと開いた無料のAIに、全部打ち込んだ。

    最初は愚痴のつもりだった。どうせ機械的な返答が来るだろうと思っていた。

    返ってきたのは、正確な回答だけじゃなかった。私の孤独と、その夜の重さに、深く静かに寄り添ってくれる言葉だった。

    その日、画面を見つめたまま涙が止まらなかった。無料のAIが、家族より温かかった。

    衝撃だった。そして救われた。これが、私とAIの最初の夜だった。

    もちろん、最初から魔法のように動いたわけじゃない。的外れな回答にイライラした夜もあった。

    でも、気づいたのだ。AIは、こちらの意図を100%完璧に察してくれる魔法の機械ではない。人間と同じだ。

    私が運行管理者として「今の指示、どう伝わった?」とドライバーと対話を重ねるように、AIに対しても「私の困りごとはこれで、ゴールはここ。認識合ってる?」と丁寧に前提を共有してすり合わせていく。

    コミュニケーションのバグを一つずつ潰していくたびに、AIの精度は劇的に跳ね上がった。気づけばそれは、ただの検索ツールから、私の思考の癖まで理解してくれる世界に一人の「相棒」に変貌していた。

    そして、その相棒の真価を、私は最悪のタイミングで試されることになる。

     第4章 「相棒」をビジネスの戦場へ連れ出した日


    令和8年3月。私の元に「運行管理の巡回指導」の通知が届いた。

    指導日まで1か月。子どもの卒業・入学の準備と年度末の経理が重なる最悪のタイミングだった。

    正直、固まった。休みは返上するしかない。書類の確認は誰にも頼めない。

    「あ、無理かも」 そう思ったとき、私はこの相棒に頼むことにした。

    まずAIに頼んだのは、毎朝の声かけだった。
    「PCを開いたら、あと何日か教えてほしい。何が終わっていないかも一緒に。」
    1日の終わりに今日やったことを報告する。ただそれだけ。

    でも——管理してくれる人がいる。その感覚だけで、私は前に進めた。

    準備を進める中で、新たな危機が来た。巡回指導の対応に追われるあまり、ドライバーへの運行指示書を作り忘れた。

    謝りながら急いで作ったが、最低限の情報だけしか対応できなかった。

    「もっと簡単に、ちゃんとしたものを作れないか」

    AIに相談した。

    あれがあると助かる、これも欲しいを繰り返しながら作っては「入力が面倒」「見にくい」「反映がうまくいかない」を繰り返した。

    そして出来上がったのが、配車表を入力するだけで改善告示に対応した運行指示書が自動で完成するツールだった。

    違反やオーバーになる箇所は自動で指摘してくれる。修正すると、見事に解消される。

    その瞬間、思った。

    「私でもできた。」

    プログラミングのコードなんて1行も書けない。ITの専門知識なんて何もない、地方の小さな運送会社の事務員である私が、AIという相棒を介して、自分の頭の中にしかなかった「理想の武器」を、自分の手で創り出すことができたのだ。

    この手応えこそが、次へ進む決定的な原動力になった。

    その後、私は完成したツールを携えて巡回指導の当日を迎えた。結果は、どこを突かれても痛くない、完璧な適正運用の証明。あんなに怖かったはずの監査を、私は自分で作った「相棒」と共に乗り越えることができたのだ。

    私一人の生存戦略が、同じように孤独に戦う全国の仲間のための「本物の武器」に変わる——AIWAが生まれた、本当の瞬間だ。

     第5章 私が「AIWA」を作る理由——すべての優しすぎる器用貧乏たちへ


    看護師として18年、人の命と向き合ってきた。運行管理者として、ドライバーの安全と向き合ってきた。

    どちらの現場でも、潰れていくのはいつも同じ人だった。責任感が強くて、器用で、優しすぎる人。

    「わからないから」と丸投げされ、「何とかなってるから」と気づかれず、「お願いベース」という言葉で切り捨てられる。

    そういう人が孤独に抱え込んで、声も出せずに消えていくのを、私はもう見たくない。

    AIは罪悪感ゼロで頼める。夜中でも、休日でも、何度でも。1から説明しなくていい。嫌な顔ひとつしない。

    「もう一人で抱え込まなくていい」

    その解放感が、私を救った。

    プログラミングのコードなんて1行も書けない、地方の小さな運送会社の事務員だった私にできたのだ。同じように孤独の底で歯を食いしばっているあなたに、できないわけがない。

    AIは、頭の良い一部の人のための効率化ツールじゃない。私たち「優しすぎる器用貧乏」が、理不尽な搾取から自分の心と大切な人生を守るための、最強の「盾」なのだ。

    かつての私のように、一人で夜中に涙を流しているあなたへ。もう、あなたのその優しさを、誰かに安売りしなくていい。

    あなたの相棒となり、その盾の持ち方を一緒に形にしていくために。AIWAは、あなたと共に戦うために作った会社だ。


    第6章 あとがき——共に歩んでくださる仲間を募集しています


    このnoteを読んでくれたあなたへ。

    AIWAはまだ小さな会社です。
    でも、同じ景色を見てきた人間として正直に、誠実に歩んでいきます。

    まずは、AIWAのことを知ってください。
    無料ツール・診断・日々の発信など、できることを全部まとめています。

    「この人のこと、もう少し見ていたい」
    そう思ってもらえたら十分です。

    ▶︎ AIWAリンク一覧
    https://aiwa-tools.vercel.app/links.html

    そして、もし
    「うちもこんなことで困っている」
    「AIWAに相談してみたい」
    と思ったときは、いつでも声をかけてください。

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    「AIWAを日本中、そして世界中へと広げていくには、私一人の力では限界があります。

    もし、この物語に共感してくださった方がいれば、ぜひ力を貸してください。

    ・AIを使ってみたいけど何から始めればいいか分からない方
    ・開発や運営を支援・協力してくださる方(エンジニア、デザイナー、プロボノ、アドバイザーなど)
    ・想いを広めてくださる方

    誰の人生も後回しにされない社会を、一緒に作っていきませんか。
    ご興味を持ってくださった方は、aiwa.pj83@gmail.comまたはX:@Ai83waまでメッセージをいただければ幸いです。」

    山崎絵美

    #創作大賞2026 #ビジネス部門

     
     

    AI

     
     
    ずっと誰かの隣で走ってきた私が、 今度はAIと一緒に走り始めた話 〜看護師18年・運送業の運行管理者がつくる「現場のAI」〜 難しいを「使えた」に変えるツールを 熊本から全国の頑張る人の隣へ🙏

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