
寂しさと成長のあいだで
「台風の影響で、お客さんがあまり来ないのでは・・・?
もしかしてバイト休みになるかもーーー
なんて予想していた昨日でしたが、ちゃ~んとありました。
むしろ、予想していたより雨が降らなかったことで、予約以外のお客さまも入り、てんてこまいな時間でした(→予想外💦)
月に数回、近くのレストランで ″アルバイト"をしています。
ファミレスや、ちょっとお手軽な居酒屋さんも近くにないわけじゃないけれど、常連のお客さまが多く、ご家族で、ご夫婦で、あるいはお一人で来られる方がいらっしる素敵なお店です。
そして、みなさん、思い思いの『いい時間』を過ごしていらっしゃる。
BGMは控えめで、会話の邪魔をしない。お店の空気感も、お料理も、そっと会話の彩りになる感じです。
特に印象に残るのは、ご年配のご夫婦。
巣立ったお子さんの話や、旅行の話、スマホの写真を見ながら「このときはね」なんて語り合う姿が印象的。
場所が変われば普段は話さないような話題もこぼれるのかもしれません。
少し前には、独立された息子さんが、ご両親を連れて来ていたテーブルもあって、とてもいい雰囲気でした。
そんな光景の中で働く時間は、幸せな時間を共有させてもらっている気がしています。
で、昨日は予想外の満席。
レストランのホールは私ひとり。オーダーを取り、出来上がったお料理を運ぶ。「間違えないように」と冷や冷やしながら4時間ほど乗り切りました。
片づけの後のシェフの賄いも楽しみのひとつです。
昨日は「明日のランチからのメニュー」と言われて、ご馳走になったのが
「夏野菜のジェノベーゼ冷製パスタ」。
みょうがのパンチが絶妙に効いていて、おいしい!!
これはランチにお金を払っていただきたい!と思った一品です。
ようやくお店を出たのは23時過ぎ。
ふっと、
「ああ、真っ暗な家に帰るのは嫌だなぁ」と心の声が漏れました。
娘からは台風の影響で休む人が多く、「翌日もバイトになったから」と連絡があり、同じバイトで学校の友達の家に泊まるとのLINE。
「ああ、今日もひとりか・・・」と、一気に現実に引き戻されました。
賄いを食べたときも思ったのです。
「一人だと作る気にならないんだよね・・・」と。
娘には
「ちゃんとごはん食べて」と言うくせに
自分は冷蔵庫の残り物をつまんでいる。
そのつまみがなくなったから「作らないと」と思うけれど、
なんだか億劫で。
だから昨日は、シェフのご馳走が「ちゃんとしたごはん」だったのです。
娘は最近、現場の場所によっては、先の友達の家からバイトに行くことが多く、私は内心不満です。
「仕事だから仕方ない」
「遠い現場は行きたくないけど、そんなの仕事だから言えない。こっちはお金もらっている方だから」とキッパリ言う。
そんな言葉を聞くと、
娘の成長を誇らしく感じる一方で、ふいに来る寂しさも感じます。
ひとりの時間はほっとできるけれど、それが長くなると
「あ~、つまんない」とぼやきが出る。
「ひとり言が多くなるわ~」と思わず娘に愚痴って見送ってしまいました。
娘が歩き始めている道を、そっと見守れる自分でいたい私と、
寂しさで揺れる私。
誰もいないと分かっていても「ただいま」と玄関を開けて、声をかけてしまって、たまに
「おかえり~」とひとり二役しちゃうこともある。
≪寂しさは、誰かを大切に想ってきた証拠≫
「寂しいなぁ」と自分に付き添う。
寄り添うというより、そっと となりで付き添う。
寂しいよね・・・
成長はうれしいんだけど、ね。