
人外蔓延る海中ホテル
今回は亜行の自創作である「海中ホテル」の世界観についてまとめていこうと思います。
海中ホテルについて
海中ホテルは文字通り、海中に聳え立つホテルです。
お客様はホテルが所有する船に乗り、陸の港からホテルまでやって来ます。

ホテル近海には巨大な魚類や海洋植物が多数自生しています🌱
満潮時は画像のように建物が完全に海に沈み、干潮時には最上階のみが海面に顔を出します。
画像の中央あたりに筒状の体をした魚が泳いでいますが、お客様やスタッフに「ジェンキンス」の名で親しまれており、ホテルのショップではお土産のぬいぐるみも販売されています。
送迎船

こちらの船で船舶操縦士がお客様を送迎します。
1階はショップ、2階は操縦室、3階はラウンジとなっており、操縦室をよくご覧いただくと…
「ジェンキンス」ぬいぐるみがいるではありませんか!操縦士の私物です。
この船は送迎以外に船上ツアーも開催しており、夏は近隣の島や陸で行われる花火大会の鑑賞、冬はオーロラ鑑賞が楽しめます。
フロント
このホテルでは最上階を「0階」とし、下に行くにつれて1階、2階と続いていきます。
棟が複数あり、大きく分けると1つは客室やショップがある棟、1つは宴会場やレストラン、そして大浴場がある棟、最後の1つは従業員の居住棟です。
フロントは客室棟の5階。低いですね。
海中の鉱石を使用したオーナメントや大きなシャンデリアが目を惹きます。

ラウンジ
フロントに隣接するラウンジで最も存在感を放っているのは、中央の水槽に植えられた珊瑚の死骸です。
死後、時間と共に空洞化し褪色した珊瑚を照明として再利用しています。
奥にはバーカウンターも併設しており、お客様には自由なひとときを過ごしていただけます。
また、大きな窓からは巨大魚や魚の群れが訪れる様子が見られるので、ぼんやりと眺めるのも良いでしょう。

客室
はめ殺しの窓が印象的なお部屋で開放感があり、遊泳する魚たちも数多くご覧いただけます。
室内にはフロントに繋がる電話機が設置されており、ルームサービスの注文やトラブルがあった際にご利用いただけます。


ショップ
ショップフロアは4階にあります。
先述の「ジェンキンス」ぬいぐるみやお酒、衣服、お菓子、雑貨など様々なラインナップが揃っており、眺めているだけでも楽しいでしょう。
画像の通りスカジャンも販売されていますが、これを着て館内を歩くスタッフもいるとか。
家具や絵画、絨毯、オーナメント、写真など幅広いジャンルのお土産を網羅できます。

鑑賞室
ホテルの下層には海中生物の鑑賞のためだけの空間が存在します。
ここは大きな魚や貝類、海洋植物といった入り組んだ生態系を目にすることができる空間となっております。
発光物質を持つ植物や生物が多数存在するため、夜になっても眺めやすいです。

スタッフ
3mの女性オーナー
名前は夜弦(よづる)。年齢は不詳。
見出しの通り、人間離れした高身長の女性です。
身長や外見以外にも特徴があり、ちょっとした魔法のようなものが使えます。
後で出てくる登場人物の中にロボットのキャラクターがいますが、夜弦はそのロボットに自分の脳波をリンクさせ、常にホテル内部や周辺の状況を把握しています。
彼女はホテルの従業員棟最上階に居住しており、その広い部屋では白い虎をペットとして飼っています。
外見は虎ですが、成長(数百年単位)すると山よりも大きくなる特異な生物です。この世界では「セニオネ」という学名が付いています。
イラストの右下にある建物が建て替え後の海中ホテルです。まるでお城のよう。
改装後のホテルはちょっぴり修道院のようにも見えますね。

人間のスタッフ
<支配人> 鯔木(いなき)
190cm弱の人間です。
フロントスタッフを務めたのち支配人としてホテルを支えています。
ホテルの項目でも書いた通りホテルには従業員居住用の棟がありますが、彼はほぼ利用しません。
既婚者で妻は陸に住んでいるため、休暇は陸の自宅に戻ります。
仕事ぶりは完璧で、他のスタッフから「もしかしてロボットなのでは?」と思われている人物ですが、その実内面は繊細です。
過去にお付き合いしていた人物に3股をかけられたことがあり、それ以来うっすらと人を疑いながら生きているため妻のことすら信用しきれていません。
信じたいけど信じきれない状態がデフォルトのため、妻に対する不安が極限まで達すると自分の命で脅してきます。

<船舶操縦士> 鱒道(ますみち)
身長は180cmほど。人間です。
礼儀を重要視しており、年上年下関係なく(どれだけ仲が良かろうとも)先輩には敬語で接し続ける性分です。
また、子供の頃からぬいぐるみに癒しを感じており、大人になった今でも疲労を感じるとぬいぐるみ※に頼っています。
仕事場である船舶の操縦室にも持ち込んでおり、時としてホテル内でぬいぐるみを持って歩く鱒道を見かけることができるでしょう。
※ホテルのショップで販売されている「ジェンキンスぬい」
健康意識が高く、休日はヨガやピラティス、歯科医院受診など体のメンテナンスをして過ごします。
下のイラストにも少し情報がありますが、操縦室の壁には近隣地域に目撃情報のある指名手配犯の紙が張り出されており、鱒道はそれを見るたびにちょっと怯えた気持ちになります。

<フロント> 倉六(くらむつ)
身長は150cm台後半の人間です。裕福な家に生まれたお嬢様。
育ちがよく精神力が強い女性で、決断力も優れた人物です。
宿泊客がホテルに入って最初に見るスタッフのため、スタッフの中で最も第一印象の良い「ホテルの顔」的存在として選ばれました。
彼女は普段ホテルの従業員棟で暮らしていますが、海の中にも関わらず自室で植物を育てています。
下のイラストの愛用品コーナーに林檎の形の温度計がありますが、植物のために温度変化に気を使い常に室温を一定に保っています。
左下に描いてある交際相手は後で出てくるキャラクターです。

<ウェイトレス> 九絵(くえ)
160cm台後半、緑の髪と目が特徴的な人間の女性です。雪国出身。
彼女は人当たりがよく常識的で、非常にアクティブな性格です。超アウトドア派。
年の離れた過保護な兄(名前は阿仁という)がおり仲は良好ですが、実は腹違いの兄がもう1人います。
本来は3人兄妹ですが父は既に離別しており、九絵も阿仁も弟の存在を知りません。
幼少期に雪山で遭難しかけたことがあり、阿仁はそれがきっかけで九絵に対して過保護な一面を見せるようになりました。
彼女もそれを理解しており、非常に危機管理能力の高い人間へ成長しています。


人外のスタッフ
<シェフ> テレコミール
まるっきり人間とは異なる姿形をしている人外です。
味覚が非常に優れており、その特徴を活かしシェフとしてホテルに在籍しています。
肉食期と草食期を交互に繰り返す食性で、肉食期のタイミングで空腹の時期が続くと極端に気性が荒くなります。
移動速度が遅いためホテル内では私物の自転車(室内用)で移動していますが、朝早くか夜遅くにしか見られません。
宿泊客がその姿を見ることはほとんどないでしょう。
独自の言語体系を持っていますが、人の言葉をある程度理解できる知能の高さも特徴です。
目が弱いため調理中も火も長く見続けられないのですが、その他の感覚器官で補っています。


<スーシェフ> 雛彦(ひなひこ)
180cm弱の人型人外です。ぱっと見は浮世離れした人間ですが、血が青いため肌が青白く舌や粘膜は真っ青です。
しかも歯が鮫のようにギザギザしているため、チラリと見えた時はちょっと怖いかもしれません。
また、雛彦には双子の兄弟がおり、彼も同じホテルに在籍しています。
この双子に明確な兄と弟はなく、お互いの気分で兄と弟を自称しています。
彼は前述のテレコミールと共に厨房に立つスーシェフです。自炊も好き。
彼らの一族は死生観が独特で、身内の死後はその遺体を調理し食す特徴があります。
雛彦のクッキング能力はそれにも活かされていることでしょう。
わざわざこの慣習を相手に伝えることはないので、場合によってはお相手の親族との間に一悶着ありそうです。

<ベルスタッフ> 萩鰓(はぎえら)
170cmと少しの身長で、こちらも人型人外です。
両性具有で水陸両生。脇腹のあたりにエラがあります。
彼らは15歳あたりまで皆が男性体として生きていますが、大人になるにつれ兄弟たちの中で最も力がある優れた個体が性転換をする種族です。
しかし何世代か前の同種族と比べると血が薄まっているため(クォーターみたいなイメージ)、かつての同種族と比較すると体が小さいです。
ホテルではベルスタッフとして宿泊客の荷物管理や観光案内等を行なっています。
人間よりも遥かに力が強く運動能力が高いため、かなり重量のある荷物も1人で運べます。

<アニマルキーパー> 萱彦(かやひこ)
画像右の人物。雛彦の双子の兄弟です。
雛彦との大きな違いは、その目の色でしょう。
幼少期に発症した病気の影響で結膜に血が溜まり、以来青黒く変色したままになっています。
性格面で言うと、雛彦は「鉄仮面」。
萱彦はバイタリティが高く、喜怒哀楽やリアクションが大きいといった違いがあります。
お洒落するのが好きで、ホテルのショップで販売されているスカジャンを着ていることもあります。
ホテルでの役割については、ホテル近海に生息する生物たちの管理をしています。
特に「ジェンキンス」の名で親しまれている巨大魚と仲がよく、彼を海面に呼び寄せ触れ合うこともできます。
潮の満ち引き等のタイミングが良ければ、宿泊客も触れ合い体験ができることでしょう。

<ハウスキーパー> ニアリー
大体5歳児くらいの身長のロボットです。
オーナーである夜弦の脳波と同調されており、ホテルの設備・衛生管理を主とした複数の作業を行います。
同じ外見の機体が複数いるため、ホテルの各所で姿が見られます。
宿泊客の情報は瞬時に共有できるのでトラブル対応はお手のもの、どの機体に話しかけても大丈夫!
画像でもあるように目は閉じられていますが、瞼の下に眼球があるのかどうか、そもそも視覚機能がどうなっているのかは不明です。

ホテルの概要と主要人物は以上の内容です。
これからも引き続き、海中ホテルをイラストと文章で表現していきます🌊