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社会人大学生のススメーー45歳から大学に入ってよかったこと

    45歳から大学に通い始めて、一番思うのは
    「もっと早く入っていればよかった」

    ……だけではない。

    もちろん若いうちに経験できたらよかったこともある。

    でも、この年齢だからこそ面白いと思えることもたくさんある。

    今日は、その中でも「大学に入ってよかったこと」を挙げてみたい。

    ①知識が増える

    知識が増えるというよりも、
    興味の波紋がどんどん横に広がっていく感覚に近い。

    授業で一つの出来事を学ぶと、
    「あ、この人ってあの本にも出てきた」
    「そういう背景があったのか」
    と、点だった知識が線になっていく。

    さらに、その下にある地層まで掘ってみたくなる。

    大学に入ってから、「知らないことが増えた」のではなく、「知りたいことが増えた」。

    そんな感覚がある。

    ②友人ができる

    スクーリングは対面授業とはいえ、座学だけだとなかなか話す機会がない。

    だから最初は、「友達なんてできないだろうな」と思っていた。

    でも、何度もスクーリングに参加していると、ぽつりぽつりと顔見知りが増えていく。

    「次のスクーリング受けます?」
    「試験どうでした?」
    「卒論ってもう始めてます?」

    そんな何気ない会話から繋がりができる。

    特に学芸員コースは必修科目のスクーリングや実習の申し込みを見落とすと、次の開講までかなり待つことになる。

    だから、
    「申し込み始まりましたよ!」
    「実習とりました?」
    と、お互いに声を掛け合える仲間がいるのは本当に心強い。

    先に受けた人の経験談も貴重で、情報交換ができるかどうかで安心感がまるで違う。

    ③学割が使える

    これは大人になってからだからこそ、ありがたみがよくわかる。

    学芸員コースを選ぶくらいなので、美術館や博物館が大好きだ。
    学割が使える施設も多く、中には無料になるところまである。

    映画もそう。
    そして、ボイトレ自主練の一人カラオケも学割対象。

    学費を払って得られる特典だし
    年齢で遠慮するのももったいないので
    堂々と学生証を提示している。

    卒業したらこの恩恵がなくなると思うと、それが一番寂しいかもしれない(笑)

    45歳からでも人生はちゃんと更新できる。
    それが今のところ、大学で学んだ一番大きなことかもしれない。

     
     
    45歳でセネカの『人生の短さについて』を読み、「時間は足りないのではなく、使い方の問題だ」と知る。以来、好奇心の赴くままに人生の伏線回収を始める。働きながら大学で哲学を学び、学芸員資格を目指し、靴作りと歌を習う。体力は減るのに予定は増える。鴨長明の暮らしを夢見るアラフィフ会社員。

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