
Googleサーチコンソールは「サイト分析ツール」ではなくなった
こんにちは、アダアフィゴリラです。
Google Search Consoleといえば、これまでは自分が運営しているWebサイトの検索順位やクリック数を確認するツールでした。
僕もアダルトブログを運営する中で、
どんなキーワードから流入しているのか
どの記事がクリックされているのか
表示回数は増えているのにCTRが低くないか
順位が伸び始めている記事はないか
などを確認するために、ほぼ毎日のように触っています。
そんなSearch Consoleに、かなり大きなアップデートが入りました。
結論、Instagram・TikTok・X・YouTubeのアカウントやチャンネルを、独立したプロパティとして登録できるようになりました。
新しく追加されたプロパティ種別の名前は、
「プラットフォーム プロパティ」
です。
運用しているSNSアカウントやYouTubeチャンネルがあるなら、個人的には絶対に追加しておいた方が良いと思っています。
この記事は全文無料で、今回のアップデート内容と、今後どのような分析ができそうなのかをアダアフィ目線で整理していきます。
Search ConsoleにSNSを登録できるようになった
今回の機能は、突然ゼロから登場したものではありません。
最初の動きは2025年12月8日でした。
一部のWebサイトを対象に、Googleがサイトと関連していると判断したSNSチャンネルのデータをSearch Console Insights内へ表示するテストが始まりました。
ただし、この段階ではユーザーが自由にSNSアカウントを登録できたわけではありません。
Googleが自動検出したチャンネルのみが対象でした。
そこから2026年7月7日、Instagram・TikTok・X・YouTubeを個別に登録できる「プラットフォーム プロパティ」が正式発表されました。
さらに2026年7月29日には、Googleが全世界のすべてのユーザーへ提供を開始したと追加発表しています。
2026年8月2日時点では、一部ユーザーへの段階提供ではなく、公式上はグローバル提供済みです。
Webサイトを所有していないクリエイターでも利用できます。
参考:Google Search Central Blog:See how content from social and video platforms performs on Google Search
現在登録できるプラットフォーム
現在対応しているのは、次の4つです。
Instagram
TikTok
X
YouTube
同じ媒体で複数のアカウントを運用している場合は、アカウントごとに別々のプロパティとして登録します。
例えばXを3アカウント、YouTubeを2チャンネル運用しているなら、合計5つのプラットフォーム プロパティを作るイメージです。
一方で、現時点では以下の媒体には対応していません。
Facebook
Threads
LinkedIn
Pinterest
note
ここは今後追加される可能性もありそうですが、現段階ではGoogleから発表されていません。
参考:Google Search Consoleヘルプ:プラットフォーム プロパティについて
SNSの何が見えるようになったのか
プラットフォーム プロパティを追加すると、SNSの投稿やプロフィールがGoogle上でどのように表示され、クリックされたのかを確認できます。
主に確認できる指標は以下です。
合計クリック数
合計表示回数
平均CTR
平均掲載順位
検索クエリ
クリックされた投稿URL
国
デバイス
日付
Google検索だけでなく、実際にトラフィックが発生していればDiscoverやGoogleニュースのレポートも表示されます。
ここで重要なのは、SNS内のインプレッションを見る機能ではないことです。
例えばXのプラットフォーム プロパティを追加しても、X内で何回表示されたかがSearch Consoleに出るわけではありません。
Search Consoleで確認できるのは、
Google検索などにXの投稿が何回表示され、何回クリックされたか
です。
SNS内の反応を見るのではなく、Google上でのSNSコンテンツの発見状況を見るための機能です。
一番価値が高いのは検索クエリ
今回のアップデートで、僕が一番価値を感じているのは検索クエリです。
これまでもSNSの管理画面を見れば、
「この投稿は1万回表示された」
「この動画は5万回再生された」
「保存数が多かった」
といった数字は確認できました。
ただし、その投稿がGoogle検索でどんなキーワードを使った人に見つけられたのかまでは、基本的に分かりませんでした。
今回のアップデートによって、例えばXの投稿が、
サービス名+口コミ
商品名+評判
ジャンル名+おすすめ
やり方
始め方
トラブル名+解決方法
といった検索クエリで表示されている可能性を確認できます。
これはかなり大きいです。
僕は普段、ブログの記事を作る際にSearch Consoleの検索クエリをかなり見ています。
想定していなかったキーワードで表示されている記事があれば、そのキーワードを記事内へ追記したり、別の記事として横展開したりします。
今後は、同じことをSNS投稿でもできるようになります。
検索流入が発生している投稿を見つける。
その投稿がどんな検索クエリで表示されているかを確認する。
需要がありそうなら、同じテーマの投稿を追加する。
さらに詳しい内容をブログやnoteへ展開する。
動画に向いているならYouTubeやショート動画にも変換する。
こんな流れを作れます。
SNSの投稿が単発のネタではなく、検索ニーズを見つけるためのテストコンテンツになるわけです。
投稿直後の伸びも24時間データで確認できる
Search Consoleのパフォーマンスレポートには「24時間」フィルタがあります。
これを使えば、公開したばかりの投稿や動画がGoogle検索で急に伸び始めていないか確認できます。
Googleの公式ガイドでは、伸びているコンテンツを見つけたら、
別のSNSでも告知する
関連する投稿を追加する
続編を作る
過去の関連コンテンツを再び紹介する
といった活用方法が紹介されています。
アダルト系のトレンドは、初速がかなり重要です。
女優さんの話題、作品の発売、SNSでの炎上、テレビやYouTubeでの出来事など、検索需要が短時間で一気に伸びることがあります。
そのタイミングでXの投稿やYouTube動画がGoogle検索に表示され始めていることが分かれば、ブログ記事を追加したり、関連する投稿を増やしたりできます。
今までは「Xで伸びているから記事にしよう」という判断が中心でした。
今後は、
X内ではそこまで伸びていないけれど、Google検索では伸び始めている
という投稿も発見できる可能性があります。
ここはかなり重要です。
SNS内のアルゴリズムとGoogle検索のアルゴリズムでは、評価されるコンテンツが同じとは限りません。
Xではバズらなかった投稿が、Google検索では長期間クリックされ続けることもあり得ます。
ショート動画と通常動画も比較できる
URLのパターンを使えば、投稿形式ごとの比較もできます。
Google公式では、次のような比較例が紹介されています。
YouTubeの通常動画とShorts
Instagramの通常投稿とリール
YouTubeのプレイリスト同士
短尺動画と長尺動画
例えばYouTubeなら、通常動画にはURL内に「/watch」が含まれ、Shortsには「/shorts/」が含まれます。
この違いを使ってフィルタをかければ、
Google検索からクリックされやすいのは通常動画なのか、Shortsなのか
を比較できます。
YouTube内の再生数だけを見ていると、Shortsの方が数字が大きくなりやすいです。
ただし、検索から長期間ユーザーを集めるという観点では、通常動画の方が強い可能性もあります。
逆に、短い疑問にすぐ答えるタイプのコンテンツなら、Shortsの方がGoogle検索に合うケースもありそうです。
これまでは再生数だけを見て「Shortsの方が伸びる」と判断していた人も、今後は検索流入まで含めて判断できます。
売れた作品が正義なのと同じで、コンテンツも実際に数字が伸びた形式が正義です。
自分の好みではなく、数字と向き合う必要があります。
SNSのインサイトやGA4とは役割が違う
今回の機能は便利ですが、何でも分析できるわけではありません。
役割を整理すると、次のようになります。
各SNSのインサイト
SNS内での反応を見るためのものです。
インプレッション
再生数
いいね
保存
シェア
フォロワー増加
視聴維持率
Search Console
GoogleからSNSコンテンツが発見された状況を見るためのものです。
Googleでの表示回数
Googleからのクリック
検索クエリ
平均順位
CTR
GA4やUTMパラメータ
SNSから自分のサイトへ流入した後を見るためのものです。
SNSからブログへ何人来たか
どのページを見たか
どの導線で離脱したか
コンバージョンしたか
つまり、
GoogleからSNSへの流入はSearch Console。
SNS内の反応は各媒体のインサイト。
SNSからブログへの流入はGA4。
このように役割を分けて見る必要があります。
プラットフォーム プロパティだけで、売上までのすべてが分かるわけではありません。
登録しても検索順位が上がるわけではない
注意点として、Search ConsoleへSNSを登録したからといって、投稿の検索順位が上がるわけではありません。
インデックス登録を促進する機能でもありません。
Googleは、プロパティの追加が検索結果に影響するものではなく、パフォーマンスを確認できるようにするだけだと説明しています。
「登録したらSEOに強くなる」と誤解しないようにしましょう。
また、新しくプロパティを追加しても、過去の全データが一気に表示されるわけではありません。
基本的にはデータ収集が始まった日以降の数値が蓄積されていきます。
登録後、データが表示されるまで数日かかる場合もあります。
だからこそ、運用しているアカウントは早めに登録しておいた方が良いです。
今すぐ細かく分析しなくても、登録さえしておけばデータが蓄積されます。
数か月後に分析したくなってから登録しても、その数か月分のデータは戻ってきません。
Search Consoleはサイト分析ツールではなくなった
今回のアップデートで一番大きいのは、機能そのものよりもGoogleの考え方の変化だと思っています。
これまでSearch Consoleは、WebサイトのSEO分析ツールという印象が強いものでした。
しかし今後は、
Webサイト
X
Instagram
TikTok
YouTube
を含めた、ブランド全体のGoogle検索プレゼンスを確認するツールになっていく可能性があります。
検索ユーザーが知りたい内容によっては、Web記事よりSNS投稿の方が適しているケースがあります。
商品の使用感ならInstagramのリール。
実際の動きが重要ならYouTube。
速報性が重要ならX。
体系的な解説ならブログ。
Google検索に表示されるコンテンツが、Web記事だけではなくなっています。
だから「SEOをやるか、SNSをやるか」という二択ではなくなってきています。
検索結果を取りにいくために、どの形式のコンテンツを作るか。
この考え方へ変わっていくはずです。
SNS投稿もストック型コンテンツになり得る
SNS投稿は、投稿直後に伸びて、その後はほとんど見られなくなるフロー型コンテンツだと思われがちです。
実際、SNS内だけで考えるとその傾向は強いです。
ただし、Google検索に表示されれば話は変わります。
数か月前のX投稿が検索結果に出る。
過去のInstagram投稿が検索される。
昔公開したYouTube動画が、話題の再燃によって再び伸びる。
こうした動きが数字として見えるようになります。
Google公式も、過去のコンテンツが伸び始めた場合には、固定投稿にしたり、別媒体で紹介したり、続編を作ったりする方法を案内しています。
SNS投稿も、作って終わりではありません。
検索需要にハマれば、時間が経ってから再び働き始める可能性があります。
ブログと同じように、過去のコンテンツをリライトしたり、横展開したりする感覚が必要になりそうです。
アダアフィで今後できそうな分析
ここからはGoogleが公式に発表している機能そのものではなく、僕自身の推論です。
実際のデータが蓄積されてから検証する必要があります。
検索意図ごとに媒体を使い分けられる
同じテーマでも、検索クエリによって最適な媒体が違う可能性があります。
例えば、
「〇〇とは」のような情報収集系クエリはブログ。
「〇〇 動画」のような視聴目的のクエリはYouTube。
「〇〇 口コミ」のような体験談系はX。
「〇〇 見た目」のような視覚重視のクエリはInstagram。
こうした傾向が見えてくれば、すべてのテーマをブログ記事にする必要がなくなります。
検索意図に合った媒体へコンテンツを配置できます。
Google検索で強い投稿の型を作れる
SNS内で伸びる投稿と、Google検索で伸びる投稿は違う可能性があります。
例えばXでは、短くて感情的な投稿が拡散されやすいです。
一方、Google検索では、
商品名が明確に入っている
疑問に直接答えている
具体的な数字が入っている
比較対象が分かりやすい
一次情報が含まれている
といった投稿の方がクリックされるかもしれません。
検索流入が伸びた投稿を集めていけば、「Google検索に強いX投稿の型」を作れる可能性があります。
アカウントトップと個別投稿を比較できる
国内SEO会社のピボーテは、特定領域での独自調査として、Instagramが検索上位に表示されたケースの58%が個別投稿ではなく、アカウントトップページだったと報告しています。
これはGoogle全体の公式統計ではなく、一社が特定領域を対象に計測した参考データです。
ただ、仮に自分のアカウントでも同じ傾向があるなら、個別投稿だけでなくプロフィール設計も重要になります。
アカウント名
自己紹介文
プロフィール画像
固定投稿
投稿テーマの統一
外部リンク
このあたりがGoogle検索からアカウントへ来たユーザーの離脱率や、その後の行動に影響するはずです。
トレンドの初動を複数媒体で確認できる
24時間データを使えば、同じテーマをX、YouTube、Instagramへ投稿した際に、Google検索でどの媒体が最初に伸びたかを確認できます。
Xが最初に伸びたなら速報投稿を追加する。
YouTubeが伸びたなら関連動画を作る。
ブログが伸びたなら記事をリライトする。
このように、検索需要の初動を確認しながら物量を投下できます。
ただ闇雲に投稿数を増やすのではなく、当たった場所へ追加投資するイメージです。
小さくテストして、当たったものを伸ばす。
WEBマーケティングでは基本ですが、SNSにも同じ考え方を持ち込みやすくなります。
SNSから売上までの導線をつなげられる
Search Consoleだけでは売上までは分かりません。
ただし、
Search Console
各SNSのインサイト
GA4
UTMパラメータ
ASPの成果データ
を組み合わせれば、かなり深い分析ができそうです。
例えば、
Google検索でX投稿が表示される。
X投稿からプロフィールへ移動する。
プロフィールからブログへ移動する。
ブログからASPの案件へ遷移する。
最終的に成果が発生する。
この流れを完全に一人単位で追跡するのは難しいですが、全体傾向としては分析できます。
検索表示は増えたのにブログ流入が増えていなければ、SNSプロフィールの導線に問題があるかもしれません。
ブログ流入は増えたのに売上が増えなければ、記事と案件のズレを疑えます。
売上だけを眺めるより、どこで詰まっているのかが分かりやすくなります。
アダアフィ勢こそ早めに登録した方がいい
アダアフィはSNSとの相性が良い一方で、BANや規約変更のリスクがあります。
SNS内のフォロワーやインプレッションだけに依存していると、アカウントが止まった瞬間に集客も止まります。
一方、Google検索に表示されるコンテンツが増えれば、SNS内のおすすめ欄とは別の集客経路を持てます。
もちろんGoogle検索からの流入も永遠ではありません。
順位変動もありますし、SNSアカウント自体が削除されればコンテンツも消えます。
それでも、集客経路を一つ増やせる可能性があるなら、データを見ない理由はありません。
FANZAだけに依存しないのと同じで、集客経路も一つの媒体に依存しない方が良いです。
今すぐやること
現時点でやることはシンプルです。
運用しているInstagram・TikTok・X・YouTubeを、すべてSearch Consoleへ登録する。
複数アカウントがあるなら、アカウントごとに登録する。
登録後は、まず28日間ほどデータを蓄積する。
その後、月に一度でも良いので、以下を確認します。
Google検索での表示回数
クリック数
CTR
平均掲載順位
上位の検索クエリ
上昇中の検索クエリ
クリックされた投稿
通常投稿と短尺動画の差
媒体ごとの検索流入
複数媒体を運用している場合、Search Console上で一画面に統合されるわけではありません。
Google公式では、それぞれのプロパティからデータをエクスポートし、スプレッドシートで横並びに比較する方法が紹介されています。
最初から完璧な分析表を作る必要はありません。
まず登録して、数字をためる。
数字がたまったら、伸びている投稿を見る。
伸びた理由を仮説化する。
別の投稿や記事へ横展開する。
結局やることは、今までブログでやっていたSEO分析と同じです。
まとめ
今回のアップデートは、単にSearch ConsoleへSNSを登録できるようになったという話ではありません。
Google検索に表示されるコンテンツが、Webサイトだけではなくなっていることを示すアップデートだと思っています。
これからはブログ、X、Instagram、TikTok、YouTubeを別々の施策として考えるのではなく、
Google検索上でユーザーと接点を作るためのコンテンツ群
として考える必要があります。
SNS内でバズらなくても、Google検索では長期間クリックされるかもしれません。
ブログでは拾えなかった検索意図を、動画や短い投稿で拾えるかもしれません。
過去の投稿が、数か月後に検索需要の再燃で伸びるかもしれません。
その変化を確認するためのデータが、ようやく見えるようになりました。
運用しているSNSアカウントやYouTubeチャンネルがあるなら、今すぐ登録しておいた方が良いです。
登録して順位が上がるわけではありません。
ただし、登録が遅れれば、その間のデータはたまりません。
僕も実際のデータが蓄積されたら、
どのSNSがGoogle検索に強かったか
どんなクエリでX投稿が表示されたか
YouTubeの通常動画とShortsはどちらが強かったか
検索流入と売上に関係があったか
このあたりを数字で検証していこうと思います。
まだまだ改善の余地ありまくり。
数字と向き合いながら、使えるものは全部使っていきます。
メンバーシップについて
アダアフィは、正しい方向で積み上げれば副業としてかなり面白いジャンルです。
ただ、GoogleやSNSのアップデートは多く、何となく投稿を続けているだけでは遠回りすることもあります。
僕のメンバーシップでは、実際にアダアフィを運営している側の目線で、SEO、SNS、AI活用、案件選び、ASP、導線設計、失敗した施策、月次の数字などを共有しています。
今回のプラットフォーム プロパティについても、実際のデータが蓄積されたら分析結果を出していく予定です。
月500円で実践者の行動ログを追いたい方は、ぜひメンバーシップを覗いてみてください。