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【IPOの末路】20年放置した株が−94%に。ADHD投資家の私とメディシノバの長い物語

    私は20年前、あるIPO株を買いました。
    40万円で買ったその株は、いま−94%になっています。

    それでも私は、一度も売っていません。


    2006年。

    当時の日本株には、ある“神話”がありました。

    「IPOに当選すれば儲かる」

    今の投資家には少し信じられないかもしれませんが、
    当時は本当にそんな空気がありました。

    私も、その神話を疑っていませんでした。

    そして当選したのが
    MediciNova, Inc.(メディシノバ・インク)です。

    主幹事は大和証券。

    • 公募価格:400円

    • 購入株数:1,000株

    • 投資金額:40万円

    IPOに当たった。
    だから買う。

    それだけでした。

    まさか、この株と20年以上付き合うことになるとは思いませんでした。


    20年後の株価

    2026年3月13日終値。

    219円

    途中で株式併合がありました。
    10倍の併合です。(汗)

    現在の結果は、、、

    • 評価損益
      −378,100円

    • 損益率
      −94.52%

    ここまで来ると、不思議な感覚になります。

    怒りでもない。
    後悔でもない。

    ただ、

    「長い付き合いになったな」

    という気持ちです。

    ニュースが出ても、株価が動いても、
    以前のように一喜一憂することはありません。

    この株は、私のポートフォリオの中で

    ほぼ紙切れに近い存在

    になってしまいました。


    メディシノバという会社

    MediciNova, Inc.は、
    医療用医薬品の研究開発を行う創薬ベンチャーです。

    本社は東京都港区西新橋。
    日比谷セントラルビルにあります。

    ビジネスモデルは、

    医薬品のライセンス導入・導出と開発

    です。

    研究テーマには

    • ALS(筋萎縮性側索硬化症)

    • 薬物依存

    • 神経系疾患

    などがあります。

    こうした病気は、まだ有効な治療薬が少ない分野です。

    もし研究が成功すれば、
    多くの患者さんを救う可能性があります。

    しかし創薬の世界は厳しい。

    成功すれば株価は何十倍にもなる。
    失敗すれば株価はほぼゼロになる。

    つまり

    夢とリスクが極端に大きい世界

    です。


    私はADHDです

    ここで少し個人的な話をします。

    私はADHD(注意欠陥多動性障害)です。

    誤解がないように書いておくと、

    メディシノバは
    ADHDの薬を開発している会社ではありません。

    ADHDとは関係ありません。

    ただ、

    株主の一人がADHDなだけです。


    ADHDと株式投資

    ADHDの人は

    • 衝動的に動く

    • 興味の対象に極端に集中する

    と言われます。

    投資の世界では、

    • 短期売買で失敗しやすい

    • 感情で売買してしまう

    とも言われます。

    しかし、逆に言えば気づいたら長く持っているということもあります。(塩漬け、大好き!)

    この株がまさにそうでした。

    売るタイミングを考えているうちに、20年経ってしまいました。


    40万円の授業料

    この投資は結果として、

    40万円の授業料

    だったのだと思います。

    学んだことはシンプルです。

    • IPOだから儲かるわけではない

    • バイオ株は夢とリスクが大きい

    • 投資は思い通りにならない

    そして一番大事なのは

    投資はすべて自己責任

    ということです。

    誰かのせいではありません。

    証券会社でも、会社でも、市場でもありません。

    買うと決めたのは、自分自身です。


    それでも夢を見る

    それでも私は、この株を売っていません。

    理由は単純です。

    ここまで下がると、

    売る理由もあまりないからです。

    でも、もう一つ理由があります。

    創薬という仕事は、

    誰かの人生を変える可能性

    を持っています。

    ALSや依存症など、今も苦しんでいる人がいます。

    もし研究が成功すれば、救われる患者さんがいるかもしれない。


    夢は、必ずしもかなうものではない

    夢は、必ずしもかなうものではありません。

    株式投資も同じです。

    IPOで儲かるとは限らない。バイオ株が成功するとは限らない。

    それでも、夢を見ることはできる。私はこの株を20年間持ち続けています。

    そろそろ、

    株主のためにも、そして患者さんのためにも、

    大きな成果が出てほしい。

    40万円の授業料は、

    まだ回収する予定です。

    ADHDの株主ですが、

    夢はまだ持ち続けています。


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    50代を迎え、お金の不安が完全には消えないことを実感しています。 ADHD(発達障害)と付き合いながら、長期分散投資を継続中。 投資、健康、働き方、老後資金、旅行などをテーマに「普通のおじさんの試行錯誤」を記録しています。サイドFIRE気味に働いています。

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