見出し画像

火山の島グラン・カナリアを旅するように歩く【山編】

前回グランカナリア島の記事を書いたあと、一躍有名になってしまった「カナリア諸島」。
あれだけのクルーズ船が寄港するわけだから…と思いを馳せておりました。最近はめっきり報道されなくなりましたが、その後どうなったのでしょうか。

さて、気を取りなおして、「歩いてきた景色」についてお話ししますね。

グランカナリア島は、火山活動で形成された島です。
海・渓谷・火山地形・松林に乾いた岩山がコンパクトに詰まっていて、”ミニチュア大陸”と呼ばれるほど、景観の変化が大きい島。

一番標高が高く有名なのは、「ピコ・デ・ラス・ニエベス(標高約1,949m)」です。山頂には展望台があり車で行けるようですが、レンタカーは借りなかったので、諦めました。公共のバスで行くには時間がかかり現実的ではないし、ツアーがたくさんありますが全て予約で一杯。

という訳で!

まずはインフォメーションセンターで、バスで行けるところをいくつかピックアップし、地図をGET。

しかし一番の課題は、バスです。
島の交通手段としたら、とにかくバスを使いこなさないといけません。
バス会社は2つあって、Grobalという島内広域バスと、Guaguas Municipalesというラスパルマスの市内移動用のバス。
しかしこれがまた、スペイン語の地名だし、もちろんアナウンスもスペイン語なので、頭が追いつかず…
google mapsとバスの時刻表をにらめっこしながら、あーでもないこーでもないを繰り返すこととなりました。

Grobal Bus 空港と市内もこれを利用します
料金は距離によって変わりますが、乗るときに「どこどこまで」と伝えて払います。
Cash onlyかなって思いましたが、クレジットカードでも乗れました。


実は…バス移動には最後に「ええ〜っ!」というオチがありまして。これは、次の記事で書きますね。

**

最初の日は、とりあえず近場を見ておきたく、ホテルから歩いて行ける海沿いを歩くことにしました。
毎夜毎夜繰り出した、ラス・カンテラス海岸沿いに、ずーっと遊歩道が伸びていて、その先に続くフットパスコースへ。

面白いのが、みんな太陽の方へ向いていること
心の底から陽を浴びたい気持ちが伝わってきますよね

上の写真の後方に伸びる半島へ!

振り返ると、、、


途中からはザレ場になります

ほんの少し、街から外れただけで火山の痕跡が広がっているのには、驚きました。人間が造った人工物と、自然との境界線のコントラストに不思議な気持ちです。
日本も火山の国ですが、全く違う様相に出会えるのが、歩く醍醐味ですね♪

*

次の日は、火山のクレーター歩きをすることにしました。

今回も役に立ったのが、All trailsという登山アプリです。イギリスとスウェーデンで役に立ち使用を始めました。ただ日本では若干使いずらいですが、海外で歩くならオススメです。


このアプリで調べて、行くことにしたのがこちらのルートです。

Bandama Calderaというカルデラを歩きます。
緑がそのルートなのですが、歩き始めて「なんか景色も変わらないしつまんないね」ということで、一旦火口へ向けて降り始めましたが、登り返して火口縁を歩くことにしました。結果として、この判断はバッチリ!

火口縁の入り口です
こんなゲートがあるって素敵ですよね

ちなみに、このとき降りるバス停を間違えました。ゴルフ場入り口で降りろって言われてその通りにしたのに、一つ先でした(涙)。
ゲートを抜けると、いきなり緑に覆われた火口が広がっています。歩いたのは、この火口の周りなので、ほとんどアップダウンはありません。

アロエやサボテンといった日本とは違う植生に
興味津々


火口縁をテクテクと


地層が語る歴史のあと

遠くには海も望める景色が広がり、時間にして2時間弱だし、アップダウンが少ないから家族連れが多かったです。
日本も同じ火山の国ですが、成り立ちが全く違ってとても興味深かいとレッキングでした。

*

3日目は、北東部の山あいにあるTerorという町を基点にルートを決めました。この町は歴史が深く、グランカナリア島の守護聖母「Virgin del Pino」と深く結びついた場所で、古くは15世紀末から巡礼地として発展してきたそうです。

町並みはトレッキング後に見ることにして、まずは歩き始めます。
世界各地、日本もそうですが町から歩き出すのが、ほっんとうに難しいです。道はいっぱいあるし(当たり前)、サインを見つけるのにも一苦労。特に見慣れないスペイン語だと、目に入ってこないんですよね。

全体像は想像つくが、、、

等高線を見ながら、「あっちの尾根っぽいけど、やけに急じゃね?」とか、あーでもないこーでもないで、ようやくそれっぽい道に入りぐんぐん登って行きました。
すると日本では絶対に見ないこんな植生が広がる景色が出迎えてくれて、思えば遠くへ来たものです。

サボテンに夢中〜


Terorの町を望む

上の写真の真ん中らへんに、歩き出したバスターミナルがあります。
こうやって鳥の目のように見れると、ようやく自分の位置って把握できるんですね。

その後しばらく尾根沿いに進みながら、山の奥へと入っていくと、先住民が住んでいた?っぽい洞窟を発見。
いや、日本的に考えると山岳信仰の洞窟なのか??
謎が深まりましたが、答えは見つかりませんでした。

この他にもいくつかありました

程なく進むと尾根を下り、一旦集落へ。
そのあと、今度は渓谷沿いに歩くルートのようですが、入り口が見つかりません。迷っているうちにお地蔵さんのような十字架を発見。やはり巡礼の道なのでしょうか。いずれにしても謎のまま。

途方に暮れて歩いていると道路の上から、ふと下を見ると道らしきものを発見!なんとか入口っぽい空間を発見し、沢沿いの道へと入り込みました。

橋の上から発見した道。
ここをまっすぐ進んでいきます


この沢沿いの道ですが、結構危険を感じる道でした。あちこち崩落があり、そこを縫っていくように進んでいくんですよね。
こんな状況なのに通行止めにしないなんて…改めて、自分の身は自分で守るべしです。

いつ崩れ落ちてもおかしくない!
ここを抜けていきます


さすがに引き返そうとしたら、反対側から歩いてくる人たちがいて、情報交換すると大丈夫そうなので進むことに。
30分は歩いたでしょうか、ようやく上に抜け出して、町へと戻って行きました。

尾根あるきから、沢沿いの渓谷まで、深い自然を満きつできる楽しいルートでした。地図を見て悩んだり、迷ったりもしたので、なんだかんだと3時間半ぐらいかな。

その後は、せっかくなので町歩きへ。
決して華やかではなく、静かで品のある美しい町並みが、グラン・カナリア島は「海だけの島ではない」と感じさせてくれました。

中心となる聖堂


お水が流れ落ちる水路。これも有名らしいです


長くなりましたが、お付き合いありがとうございました。
次回は最終回として【海トレッキング編】です。




いいなと思ったら応援しよう!