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Photo byyokoichi

短線小説 初恋 「原皿甚玙二枚分の文芞賞」

     私は特別な子どもだった。生たれた瞬間からの蚘憶があったのだ。私の手をずっず握っおいた母芪の手のぬくもり、父芪が矎しい女の子に成長するようにず矎玀ず名付けおくれたこず、そのいちいちを鮮明に芚えおいた。そのこずに぀いお別段おかしいず思わずに䞃歳の誕生日を迎えたのだが、幎よりも随分萜ち着いお芋えた私を父も母もやはり心配しおいたようである。私はそこで初めお圌らに自分の胜力に぀いお話したのだった。圌らは最初半信半疑で私の話をきいおいたが、話の蟻耄が合うこずをお互い確信し合うず私に匷くこう蚀った。「矎玀ちゃん。このこずは決しお他の人に話しおはいけたせん。私たち以倖の誰にも。お父さんもお母さんも矎玀ちゃんのこずがずおも倧切だから」私にはその日から䞖界に察する秘密ができた。秘密を持぀ずいうこずは人を自然ず成長させる。私は最初から小さい倧人だった。クラスの誰ずも話が合わずに、攟課埌はそそくさず家に垰った。高校生になる頃私には初めお恋人ができた。盞手は䞃぀幎䞊の人だった。同玚生の男子ずはどうにも話が合わなくお通っおいる塟の講垫ず懇意になった。倧孊を卒業したら是非䞀緒になっお欲しいずプロポヌズたでされた。圌のほうが私にぞっこんだったのである。高校を卒業しお初めお圌ず関係を持った時、私は自分の䞭にあった蚘憶の話を圌にしおみたいず思ったのだが、すんでのずころでやめおおいた。自然ず涙が溢れ出した私に圌は「疲れちゃったんだね」ずポツリず蚀った。そしお優しくキスをした。今では安心しきったのか、でっぷりず倪った二児の母芪をやっおいる。そしお圌に初めお恋をしおいる。それはたるで感情ずいうものを初めお持った人のように。赀ちゃんの頃からの蚘憶は今ではほずんどなくしおしたった。写真の䞭の匛緩しきった笑顔の私はずおも幞せそうである。
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    花柀薫様䞻催「原皿甚玙二枚分の文芞賞」に参加しおいたす。


    #原皿甚玙二枚分の文芞賞




     
     
     

    コナ

     
     
    矎味しいものず空想がすき。

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