胎児の夢
セックスに愛は必要か?
答えは「必ずしも必要ではない」だと僕は思う。
どちらも満たされないと苦しいものではあるが、箱が違うのだ。入れる箱が。
愛と性愛はイコールではない。
ただ、性愛に愛が含まれる場合もある。そこを否定するつもりはない。
セックスとは、生命の誕生の儀式であり、本来崇高で美しいものであるはずだ。
しかし生々しいからと、穢れているからと、隠すべきものであると人びとは云う。
生まれた生命は祝福するのに、そのための神聖な儀式は忌み嫌う。
なぜだい?
生命の誕生を尊ぶなら、その始まりもまた尊ばれたっていいんじゃないか?
僕が胎児の頃に見た夢は、きっと神聖な儀式の場だったと思うよ。