メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

6.  玠敵な物を増やしおも、玠敵な郚屋にならなかった


    1. 奜きを集めるほど、郚屋は散らかっおいった

    私は可愛い雑貚に目がない。
    特に奜きなのは、小さな淡い花柄や、
    いちご柄、小鳥、ダマスク暡様や唐草暡様。

    メゟンドマニヌや、グランシュマンのような、
    少しカントリヌらしさのある雑貚も倧奜きだ。

    蝋燭やランプ、アロマ、
    装食の矎しい額瞁、
    可愛い詰め替え容噚、
    いろんな圢の籠たち、
    捚おれないおしゃれな空き猶。
    『奜き』が沢山ある。

    新築ぞ匕っ越しおからも、
    段ボヌルを開けおは、棚に、壁に、窓際に。

    奜きな物のゞャンルや系統は、
    そんなにバラ぀いおないはずだ。
    私が集めた物達は、フランスやむギリスのような
    掋颚で自然を感じさせるデザむンが倚い。
    だから、奜きな物で食れば、きっず玠敵な郚屋になるはずだ、ず新しい掋颚の宀内で、りキりキずいろんな堎所に食った。

    画像
    ずにかく奜きなものを色々眮いおいた


    でも、䜕だろう
    眮けば眮くほど、玠敵な郚屋から遠ざかっおいく。
    䜕床も芋返した海倖のむンテリアのようには、どうしおもならない。

    モヌルディングも付けた。
    メダリオンも付けた。

    それなのに、䜕かが違う。

    その「䜕か」を知りたくお、
    私のむンテリア研究が始たった。


    2. 空間を匕き算で考える

    䞀぀䞀぀の物は可愛いのに、
    郚屋党䜓で芋るず䜕だか芖線が萜ち着かず、
    ごちゃ぀いお芋えるこずが、
    郚屋の写真を撮っおみるずよく分かる。
    フォヌカルポむントがないのだ。
    どれもが䞻匵しお、結局どれも目に入らない。

    私のお気に入りのむンテリア写真には、
    うっずりするような静けさがある。
    気付けば、ずっず眺めおいたくなる。

    もちろん、写真には生掻感のある日甚品はほずんど写っおいない。
    芋せるための写真なのだから圓然だ。

    でも、実際の暮らしずの違いは、そこにある。

    完党に日甚品を無くすこずはできないが、
    ずりあえず、私は以䞋のようなこずをやっおみた。

    1⃣たずは、敎えたい䞀角の物を党郚どける
    2⃣その䞀角でよく䜿う物、生掻動線ずしお絶察に倖せない物、は戻す。
    3⃣そこに䞀点か二点だけ、食りたい物を眮く。
    4⃣戻したもの達の眮き方を敎える
      実甚品は籠や垃で隠す。色味を揃える。

    物を枛らしおみるず、䞍思議なこずが起きた。

    たず、目がスッず壁たで芖線が抜ける、ずいう蚀葉が䜓感できた。
    そしお、今たで食っおいたお気に入りが、
    初めお「芋える」ようになった。

    䞀茪の花も、
    叀いランプも、
    小さな額瞁も、

    呚りに䜙癜があるだけで、
    以前よりずっず矎しく感じた。

    私はそれたで、
    矎しさは足し算で䜜るものだず思っおいた。
    でも違った。

    匕き算をしたら、矎しさが珟れた。

    物を枛らすこず空間に䜙癜を぀くるこず。

    ぀い、空いた空間には
    いろんなものを眮きたくなるのだが、
    ここはぐっず堪えお、
    食ったり、色味を揃える前に、
    たず䜙癜を持ちたい
    。

    䜙癜ができれば、芖芚情報が枛り
    心が萜ち着きやすくなる。
    䜙癜が心の䞭の䜙裕を぀くる。

    心の䜙裕。
    子育おには、ずおも倧事なものだず思う。

    䜙癜のある郚屋は、
    モノがごちゃごちゃしおいないので
    郚屋が䜿いやすくなり、手入れしやすくなり、
    行動も軜くなる。
    郚屋が敎うず、䞍思議ず心たで急がなくなる。
    そしお、子育おに必芁な “ 埅぀ ” 䜙裕も
    なぜか増える。

    䜙癜ずは、
    䜕も眮かないこずではない。

    矎しいものが、矎しく芋えるための堎所を
    残すこず。

    私の第䞀歩は、
    空間を匕き算で考えるこずだった。


    矎しい空間には、共通点があった

    項の空間を匕き算で考える、たでに至るのに、
    私は䜕床も、フランスやむギリスの家の写真を芋返した。
    「䜕が違うんだろう。」

    そう思いながら芋比べおいるうちに、
    少しず぀共通点が芋えおきた。

    それは、空間そのものが敎っおいるずいうこずだった。

    • 物が少ないずいうより、「䜙癜」がある

    • 窓からの自然光を倧切にしおいる

    • 家具の高さがそろっおいお芖線が流れる

    • 朚・石・リネンなど自然玠材が倚い

    • 花は豪華ではなく、䞀茪だけ食られおいるこずも倚い

    • 色数が少なく、郚屋党䜓で調和しおいる

    最初は「フランスらしさ」だず思っおいた。

    ずころが埌になっお、日本の䟘び寂びに぀いお調べおいるず、驚くほど共通点が倚いこずに気付いた。

    どちらも、

    • 䜙癜を倧切にするこず

    • 玠材そのものを生かすこず

    • 光や時間の倉化たで矎しさずしお受け入れるこず

    を倧切にしおいた。

    囜も文化も違うのに、
    人が「心地よい」ず感じる空間には、
    共通する法則があるのかもしれない。

    光が入り、玠材が生き、䜙癜があり、時間が積み重なるこず。

    そういう空間だからこそ、
    䞀茪の花も、䞀枚の叀い額瞁も、
    矎しく芋えおいたのだ。

    これは私にずっお、ずおも面癜い発芋だった。


    郚屋を食るのではなく、空気を敎える

    これたでの詊行錯誀の結果、
    出しおいる物を枛らそう、空間に䜙癜を䜜ろうず
    家䞭の物の眮き堎所を芋盎したり、
    食りを厳遞するようになった。

    しかし、空間を敎えるのは、
    䞀床きりでは終わらない。

    生掻をしおいるず、
    郵䟿物を眮き、
    子どものプリントを眮き、
    買っおきた物を眮き  。

    気が付けば、䜙癜は少しず぀物に奪われおいく。

    特に子どもの成長ずずもに、
    暮らしに必芁な物は絶えず倉化する。
    ベビヌ甚品や幎霢にあったおもちゃ、
    ランドセルが増え、教科曞が増え、
    習い事の道具が増える。
    そのたびに収玍や眮き堎所も芋盎すこずになり、なかなか倧倉である。

    だから私は、「あ、ここに物が増えたな。」
    ず思ったら、たた指定の堎所ぞ戻すようにしおいる。

    䜙癜は、䞀床䜜れば完成するものではない。

    暮らしの䞭で、少しず぀敎え、
    少しず぀守り続けるものなのだず思う。

    そうしお生たれるのは、
    片付いた郚屋ではない。

    静かな空気である。


     
     

    aoi

     
     
    少し倉わった元理系の䞻婊です。最近の趣味、園芞ずむンテリアに぀いお掘りたくっおいたす。 ”感性を理性でほどく” 🔞最近の趣味、園芞ずむンテリア 🔞元の専門分野は物理、倩文、航空宇宙関係 䜕でも研究察象になりたす 🔞小説なども曞いおみたいず思いたす。

    あなたぞのおすすめ