
眩しい記憶
5月5日はこどもの日ということで、私の子ども時代を振り返ってみたいと思います。
私の小学生時代の好きな科目は体育、図工、国語でした。それから、給食も大好きでしたね。
かけっこが好きで、よく運動場を走り回っていました。
図工は自分の納得したものを作りたくて、何より作るのが好きで、休み時間を潰したり居残りをしてどれだけ時間がかかっても楽しく作ってる子どもでした。
それから白玉が好きだったので給食で出た白玉を飲み込むのがもったいなくて飴玉のように昼休み、掃除時間まで口の中でころがしていたり…。(ほんとにお恥ずかしい。)
またある時は「ノラネコの研究」というノラネコを研究している方の絵本を読んで感銘を受けて自分も真似して近所のノラネコを追いかけて研究し、友達に「お休みの日はノラネコの研究をしてる。」と言ってポカンとさせたり…。

ノラネコの1日を追った、ネコ観察記録。
大人が読んでも面白い。
とにかく当時の私は周りの目を気にすることなく好きなことに全力で、思うがままに行動していました。
それを象徴するエピソードがあります。
私は泳ぐのが好きで小学生の時に水泳教室に通っていました。順調に合格していき、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの種目までたどりつきましたが、バタフライまで合格すると、次はどれだけ早く泳げるようになるか、ということを求められるようになります。バタフライまで合格し、隣のレーンで泳いでいる人達は忙しなく泳いでいて楽しくなさそう…と当時の私は思っていました。
そこでどうしたかというと、合格して隣のレーンに行かないために合格試験のある日だけバタフライをわざと下手に泳いだのです。当然それで何度か不合格になっていき、自分ではよしよし、と思ってるわけです。でもとうとう合格してしまうんですね。そして私はタイムを競って泳ぐのはどうしても嫌であっさり泳ぐことを辞めてしまうのです。今の私だったら、周りの目もある中わざと下手に泳いでまで今の環境を変えないために行動するなんて考えられません。
でも、それだけ自分の気持ちに正直に生きていた私に今はもう戻れないからこそ、当時の自分が眩しくもあるのです。
私は小さい頃から本が好きで、大学では図書館司書の資格を取りました。
ですが私が最初に就職したのは図書館司書ではなく、本とも関わらない全く違う仕事でした。
司書の仕事を視野に入れつつも選ばなかったのは、司書はほとんどが正規職員ではなく非正規職員で成り立っていたりと労働条件は良いとは言えず、色んな人から反対されたことも理由の1つでした。司書の授業をしてくれていた先生まであまり勧めないほどでした。
ですが、転職活動をすることになり、また悩むことになります。司書の仕事をするか、それ以外の仕事をするか。
小学生の時の私にどうするのがいいと思う?って聞いたらどう答えるかなと考えてみました。
「やってみりゃいーじゃん!好きなんでしょ?」
そう答えるだろうと私はすぐに思いうかびました。
そこからは悩むことをやめ、司書になることを決心し進み始めました。
過去の自分に背中を押され、今こうして自分が選んだ司書という道を歩めていることは何よりも幸せです。もちろん大変なことやプレッシャーもたくさんありますが。
あの頃の自分にはもう戻れないけれど、あの時のように自分の心に正直に生きていた自分に少しでも近付きたくて、今は日々を生きています。
その涙が汗が滲んだ
誰とも違う美しさで笑っておくれよ
息を切らした君は誰より素敵さ
ー「BOY」/King Gnu