AI社会で新しく生まれる仕事って、どんな仕事?
今朝、下記の動画を観て、AIが人間にとってかわる仕事もあれば、新しく出てくる仕事もあるだろうってことで、ぼんやりと、とりとめのないことを考えていました。
【YouTube動画】How will AI impact the jobs market? | BBC News
「AIを積極的に活用したい人」、「積極的でも無いけどなんとなく使う人」、「全く使いたくない人」で分かれていくのかな?と思ったりして、それぞれの需要が生まれるのだろうな、と思います。
以前、脱炭素社会という観点で少し書いてみましたが、今回はAI社会で新しく生まれる仕事ということで、なんとなく考えてみました。
私自身は「積極的でも無いけどなんとなく使う人」と「全く使いたくない人」の間の、「積極的でも無いけどなんとなく使う人」に寄っている感じになるのかな?と思いますので、その感覚で書きますが、あまり目新しいことは思いつきませんでした。
新しく増える仕事(AIを積極的に活用したい世界の仕事)
便利だけど怖い?
「AIを積極的に活用したい世界」の、なんとなくのイメージは、「めちゃくちゃ便利だけど、どこかで常に監視されていそうで、なんとなく気持ち悪くて怖い」です。
今、GAFAを始め、多くの企業が、みなさんのデータ収集に一生懸命だと思います。
Webサービスを利用したり、お店などでポイントをつけてもらったり、クレジットカードを利用したりすると都度データを取得されて集計されて、行動や好みなどを分析されることも多いのではないかと思うのですが、それ以外でも、たとえばGAFAのサービスなどを利用していると、ブラウザを使っている間はずっと行動を追われたりして、そういうのが苦手な方は、Braveなどのプライバシー保護に特化したブラウザを使って、可能な限りプライバシーを守ろうとされたりする方も多いのかもしれません。
こういった中で、まず、プライバシーを守るための仕事や技術も同時に増えていくのかな?と思ったりしました。
企業がどうしてデータを集めているかというと、多分、一般的には(今のところは)、良いタイミングで利用者にぴったりの検索結果や広告を出すとか、または企業の取引先企業にぴったりの人材(利用者)を紹介するとか、または利用者が求めるサービスを新たに開発して提供するため、ということになるのかな?と想像します。
そういった範囲であれば、データをとられる利用者にとっても、最重要なこと以外は考えなくて済んだり、時間を効率良く使えるなどのメリットはあるように思います。
たとえば、体質管理を常にしてもらえて、かつ、毎日の体調に合わせたレシピが送られてきて、足りない食材は家に届けてもらえるようになる、とか。
ただ、思考回路を研究されて、クローンのようなものができてしまうのであれば、自分のアイデンティティまで盗まれてしまうようでとても怖いし、そんなものは必要無いなって思ってしまいます。
現に、著作権侵害などが溢れる世の中にはなりつつあると思います。
その一方で、人類の資産として、また、自分の生きた証のようなものとして、そういったものを自分が死んだ後も残したいと思う人もいると思います。
そして、既にそういったサービスが出ていると思いますが、家族やペットが亡くなった後に、残った人たちの悲しみが癒えるように、まだ生きているように思える何かが必要とされることも多いと思われます。
こういったサービス、仕事は、これからもますます必要とされるかもしれません。
また、AIで自分を研究され尽くされると、行く先々で嫌な思いをせずに、良いサービスを受けられるかもしれません。
最初は利用者にぴったりのお店をお勧めする、という形かもしれませんが、そのうち、どのお店に行っても、人型ロボットが出てきて、どこでも気分良くサービスを受けられるようになるのかもしれません。
髪の毛を切りたい時は、AIロボットのスタイリストさんが出てくるのかな?
自分の性格を知り尽くしていて、嫌な思いをせずに、感じ良く対応してくれて、一番似合うスタイルにしてくれるとか。
今好きな相手がいたら、相手のデータも分析して、相手の好みにしてもらうこともできるとか、そんな感じになるのかな?
モテる相手だったら、周囲の人たちがみんな同じ髪型になって面白いことになるのかもしれませんが、そうはならないように、オプションでプラス料金を払う形の方が良いですね。データを提供する相手(モテる人)にも還元された方が良いように思います。
でも、ちょっと誤作動とかあったら、ハサミを持っているし怖いから、髪型の相談などはAIを活用して行った上で、カット自体はやっぱり人間のスタイリストさんにお願いしたいと思う人が多いかな?
また一方で、例えば、あるお店にとって歓迎しないお客さんだと判断されると、分かりにくい方法で、いつの間にか実質出禁になっていた、などという可能性も無くはないのかな?
摩擦がなくなって安心できる反面、偶然に生まれることや、摩擦の結果生み出されることは、もしかしたら少なくなるのかもしれません。
あるいは、あえて摩擦を経験して自分を高めたいと思う人がいるのであれば、摩擦を生み出すようなサービスも生まれるのかもしれません。
人間はどのように扱われるようになるのか?
これから人口が増え続ける世の中で、どれほど人間が大切に扱われるのか、人間の権利はずっと守られるのか、そういったところを守るために戦う必要も出てくるかもしれません。
人の権利を守るための仕事、というものも、今後、もっと大事になっていくのかな?あるいは、人間は、無色透明のようになっていくのかな?
内閣府の「ムーンショット目標」というものが、話題になった時期がありましたが、ご存知の方も多いと思いますが、これによると、人間は100歳まで健康不安なく生きられるようになるようです。
まぁ、多分「お金持ちに限る!」ということだとは思うのですが、100歳を超えたらどうなるのかな?
100歳までは保証しますよ、ということなのかな?
やっぱり永遠に生きたいという願望を持つ人は、いつの時代でも多そうですよね。
若返りたいという人もいつの時代でも多いと思うので、そういう研究や医療などは、今後もずっと需要があるのでしょうね。
「ムーンショット目標」の中では、やっぱり「目標1」の「人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」が面白いですよね。意味わかりませんけど。
望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
ということなんですけど、「望む人は誰でも」と書かれているから、「お金持ちに限る!」ということでもないのかな?
まぁ、実験台が必要だろうから、最初の頃は、もしかしたら本当に希望者はみんなできたりするのかな?
個人的には、凄く怖い気がするから、絶対に希望しないと思いますが、世の中には、現在も利便性向上のためにマイクロチップを体に埋め込んだりする方もいらっしゃるようなので、きっと希望者は出てくると思います。
だから、こういう方面では、明らかに新しい仕事が増えますよね。開発やメンテナンス、トラブル対応、などということになるのかな。
政府の方針などを読むと、今後こういう仕事が必要になりそうだな、ということは、想像しやすくなるのかもしれません。
新しく増える仕事(AIから離れたい世界の仕事)
デジタルから隔離された世界
地方などで、デジタル社会から隔離されたコミュニティができるかもしれません。完全に隔離、というわけではなくても、積極的に活用しない、という地域があっても良いのではないのかな、と思ったりします。
アーティストや作家さんなども、そういった場所で暮らす方も増えるのかもしれません。
休息のために訪れる地域かもしれませんし、そこに住むことでプライバシーやアイデンティティが尊重される、などといったことであれば、デジタル社会に疲れたりしていなくても、住みたいと思う人は多いかもしれません。
現在も、家を持つという形では無くても、クラインガルテンなどで二拠点生活を楽しんでいらっしゃる方なども多そうですし、世の中でAIの利用が盛んになると、デジタル社会と非デジタル社会を行き来したいと思う人も増えるかもしれません。
人間としての能力を高めたい世界
マイクロチップを埋め込んだりする人が増えていく中で、自分の能力をテクノロジーに頼らずに如何に上げていくか、といったことに注目する人も、今よりも多く出てくるかもしれません。
今も、仙人になりたい感じの方が、世の中には結構いらっしゃると思うんですよね。そういう方は、よく知りませんが、ヒマラヤとかインドとかに行ったりされるのかな?
また、瞑想をして悟りを開くとか、自然治癒力を高めるとか、まぁ、そういったことに興味を持つ方は今も普通に多いと思いますが、今後もずっとあり続けると思うので、仕事としてもそれに付随した何かがあり続けると思います。
スピリチュアルな仕事かもしれませんし、そういったよく分からない部分の仕事は、今後も残るのかもしれません。
また、突出した一部の人は、自分の知見をAIの会社に売ったりすることもあるのかもしれませんし、それにより、何かが研究されたり、新しいサービスが作られたりすることもあるのかもしれません。
こだわりの高級品を作る
下記のYouTubeチャンネルを時々観るのですが、自然の中で、環境に良い穏やかな暮らしをしたいと思う人が、各国に増えていると思うのですよね。
デジタルから完全に隔離されているわけではないですが、こういうオフグリッドの暮らしも世の中に増えると良いなと思います。
AIを積極的に活用しない世界は、今まで通り、または、第一次産業が増えるのかな?と思いますが、そういった中でも、環境に良く、こだわりを極めた仕事が残っていくのかな?と思ったりします。
農業でも、AIなどを活用したスマート農業が今後盛んになる過程で、気持ち悪そうなRNA農薬やゲノム編集種子などを使った農業が、安さを求める消費者に対してこれから広く普及されることになりそうですが、その一方で、自然栽培などの、環境にも体にも良く美味しい、肥料も農薬も使わず土を育てて、昔ながらの良い種子を使って育てられたこだわりの野菜などの需要も、これからもっと増えると思います。
また、たとえば「平飼い卵」とパッケージに書かれていても、飼育環境がより良かったり、抗生物質を使っていなかったり、食べ物にこだわりがある卵は同じ平飼い卵の中でも高い金額で売られていることが多いと思います。たくさんは売ることはできないけど、環境にも体にも良いし美味しいから、高く売られています。
需要が高まれば、AIを使って管理してみる、ということも、将来的にはあるかもしれないですが、全部AIを使うとなると、農業であれば、基本的には農薬などを使わないと大量生産はできないと思いますので、AIを使わない世界は、徹底的にこだわる、高級品を作る世界になるのではないのかな?と思ったりします。
他人のものではなく、自分が食べるために作っている方も多いかと思いますし、今後、自分で育ててみたいと思う方も増えると思いますし、そういうノウハウを持っている方は、今後も必要とされると思います。
過去に、熟練の農家さんは、肌感で種まきに適した日などが分かる、といったことを聞いたことがあるように思うのですが、そういった農家さんたちの知見を集めることができれば、農薬などを使わない農業でも、AIを活用することになるかもしれません。それはそれでありかな、と思いますし、その際は、知見を提供する農家さんたちは、たっぷりと謝礼をもらっていただきたいと思います。
自然栽培って、個人的にはとてもかっこいい農法だと思っているんですよね。土を育てて、虫やコンパニオンプランツに詳しくなって、自然に沿って生きていくイメージで、「八百万の神」みたいな(?)、ちょっと例えが変かもしれないですが、個人的には、「昔ながらの日本」のようなイメージがあります。
まぁ、食べるものに限らず、人が作る一点物なども高いですよね。伝統工芸などもそうかと思うのですが。
どのような分野でもそうだと思うのですが、AIが出てきても、圧倒的に高いレベル、他と違うレベルの人たちのお仕事は、今後も残っていくのだと思います。
エコな暮らしがしやすい仕組みを作る
化学農薬、化学肥料を使わない、遺伝子操作された種子を使わない地域なども指定されたら、その地域に住みたいと思う方は多いと思います。
特に、若い人たちが、気軽に住んだりちょっと仕事体験に行きやすいような仕組みができたら良いのではないかな、と思ったりします。そうして、全国各地に安全で高級な農産物が増えて、緑も増えて、温暖化も少しずつ改善されるようになったら良いなと思います。
空き家バンクなどを見てみると、全国各地に空き家は割とありそうだけど、空き家が異様に広かったり、また古くなっていて大規模な改修が必要だったりして、ちょっと地方に住んでみよう、みたいなノリでは行きにくい雰囲気があると思います。
たとえば、シェアハウスにしたり、期間限定で住めて、農業や林業を学んだり、そういった仕事を体験する宿泊施設にしたりすることはできないのでしょうか?
そういうのがあると、移住を検討する際のハードルが低くなりそうに思います。
有名な建築家さんに依頼して素晴らしい施設に変えることもありなのかもしれないですが、DIYでお家をリフォームするYouTuberさんなどに依頼して、宣伝を兼ねて、改築の様子をコンテンツにしてもらう、なども、なくはないのかな?とか思ったりします。
とにかく、気軽に移住体験をしてみたいと思う人は多いと思うので、そういった施設に一旦住んでもらって、短期間でも長期間でも、希望のお仕事を体験できたりすると、移住のハードルが下がりそうに思えます。
また、前述のLiving Big in a Tiny Houseのお家だと、ソーラーパネルで自家発電をしたり、コンポストのトイレなどを設置していることが多いですが、そういった施設を体験してみたいという方も多いと思います。
自分で土地を買って家を建てて移住したり、二拠点生活をする方も今後増えるかもしれないので、そのシェアハウスだったり、その他のお試し移住の家が、モデルハウス的になっても良いかもしれません。
そういった、コンパクトで地球環境に良いお家を建てる仕事も増えるのかもしれません。
エコな暮らしをする人を増やして、緑を増やすことも大事なことだと思うので、都会に住んでゴリゴリにAIを活用して、エネルギーを消費して便利な暮らしを追求する人たちに代わって、地方で緑を増やす仕事をする人たちを増やすことも大事なのではないのかな、と思ったりします。
J-クレジットみたいな感じで、自家発電をしたり緑を増やしたり土を肥やす暮らしをしている人たちは、税金を減らすなどの対策をしても良いのではないのかな?と思ったりします。
ただ、税金を減らすのであれば、国が、そういった暮らしの知見を貯めて何かに活用したい、といったことになるかもしれないから、免税のためには、結局はAIを使う世界に自分たちの知見、データを捧げることになるのかもしれません。
AIによって仕事がなくなる人が増えれば税金を徴収できなくなるから、新しい仕事も増えるだろう、というようなことを言われていたと思いますが、その増える仕事というものが、緑を増やす仕事、自然環境を守る仕事であれば良いな、と思ったりしました。
最後に
とりとめのない形になってしまいましたが、AIを活用する一方向だけでは無くて、その逆の世界も同時に盛んになって、どちらか一方だけでは無く、両方を楽しめたり、行き来できたりする選択の自由が、今後も残ると良いな、と願います。