
フレンチクルーラーが食べたくて|エッセイ
どうしても、フレンチクルーラーが食べたくて、朝からミスドへ買いに出た。
朝9時ですでにものすごく暑い。
5月でこの暑さでは、夏を生き抜ける自信がない。
駅前へ向かう途中、道に迷っていた親子に道を聞かれた。
方面が同じだったので、そのまま一緒に歩くことに。
お母さんは妊婦さんで、2歳くらいの男の子を抱っこしていた。
「もし嫌でなければ…」と、男の子を抱っこさせてもらった。
2歳といえど、結構な重さ。
その重さに、「母はすごい」と改めて感じた。
見ず知らずの私にも、人見知りすることなく抱っこさせてくれた男の子。
最後は手を振って、「ばいばい」をしてくれた。
親子と別れた後、私は無事にフレンチクルーラーを買うというミッションを遂行。
こんなに「フレンチクルーラーが食べたい!」と言っておきながら、実はフレンチクルーラーを食べるのは人生で2度目くらい。
正直、どんな味や食感なのかも覚えていなかった。
人生2度目のフレンチクルーラー。
まるでシュークリームの生地のように軽くて、何個でも食べられてしまいそうだった。
前に何かで読んだか、聞いたかした言葉を思い出した。
『人生に偶然なんてない。あるのは必然だけだ』
今日、どうしてもフレンチクルーラーが食べたくなったのも、あの親子と出会ったのも、偶然ではなく、必然だったのかもしれない。

それとアイスコーヒー。


フレンチクルーラーを狙うおもち。