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わたしの途䞭 | 毎日のむ珈琲

    毎日、珈琲を飲む。

    どれだけ時間がなくおも、コヌヒヌメヌカヌで珈琲を入れお飲むこずだけは続いおいる。自分で入れる日もあれば、倫が入れおくれる日もある。

    䞀人暮らしを始めたころ、コヌヒヌメヌカヌなんお持っおいなかった。毎日珈琲を飲む習慣もなかった。飲みたくなったらスヌパヌかコンビニでペットボトルの珈琲を買えば、それで十分だった。

    だから、自分がコヌヒヌメヌカヌを買うこずなんおないず思っおいた。

    倫ず付き合い始めおすぐ、䞀緒に暮らすこずになった。理由はもう忘れおしたったけれど、倫がコヌヒヌメヌカヌを買っおくれるこずになった。

    家電量販店でいく぀も䞊ぶコヌヒヌメヌカヌを芋ながら、どれにするか悩んだ。特別なこだわりがあったわけじゃない。むしろ、自分にずっお必芁なものだずも思っおいなかった。

    それでも、どうせ迎えるならお気に入りになるものがいいず思った。

    実家に䜏んでいたころから、䞀人暮らしをしたらお気に入りの物だけに囲たれお暮らしたいず倢芋おいた。けれど実際の生掻は、日々をこなすこずで粟䞀杯で、安らげる堎所ずは少し違っおいた。

    だからこそ「お気に入りに囲たれる生掻」ぞの憧れは匷かった。

    コヌヒヌメヌカヌそのものに惹かれおいたわけじゃない。それでも、自分にずっおの“お気に入り”に出䌚える気がしお、意地みたいな気持ちで遞んでいた。

    そしお出䌚ったのが、Toffyのアロマドロップコヌヒヌメヌカヌのストレヌトグリヌン。

    レトロな芋た目ず、なんずも蚀えないグリヌンの色にずきめいた。機胜もずおもシンプルで、珈琲の知識もこだわりもない私にはちょうどよかった。

    この子は、わが家に来おもう5幎目になる。

    最初は䜿い方もわからなくお、お湯で溶かすタむプの珈琲を入れおドリップしおいた笑。それくらい䜕も知らないずころから始たったのに、こうしお毎日䜿い続けおいるのが䞍思議なくらいだ。

    新居にも、もちろん䞀緒に来た。

    このコヌヒヌメヌカヌがわたしのお気に入りになっおから、台所にはグリヌンが増えた。Aladdinのトヌスタヌも、野田琺瑯のやかんもグリヌン。

    奜きな色に、グリヌンが加わった。

    お気に入りに囲たれお暮らしたいずいう倢に、あの日少しだけ近づいたのだず思う。

    それから、毎日珈琲を飲むようになった。

    5幎も䜿っおいるから、ボタンの反応が少し悪い。でも䞋の方をぐりぐり抌すず、ちゃんず珈琲を入れおくれる。ただしばらく、この子ず付き合っおいけそうだ。

    珈琲を入れるず、最初はこぜこぜず音がする。

    しゅヌしゅヌ。
    ゎポゎポ。
    ごヌっ、しゅヌしゅヌ、ゎゎゎ。

    台所で小さな倧合奏が始たる。

    その音を聞きながら、今日も䞀日が始たるんだなぁず思う。

    どんな日になるかはわからない。でも、倉わらず感じられる音や匂いがあるこずは、きっず幞せなこずなんだず思う。

    今日はどんな䞀日が始たるんだろう。

    珈琲片手に、䜕をしようか。

    #創䜜倧賞2026
    #゚ッセむ郚門


     
     
    う぀病を経隓し、人生を立お盎す途䞭。 ゚ッセむ「わたしの途䞭」 読曞蚘録「わたしの本棚」曎新䞭。 本ず蚀葉で、生き盎す。 Kindle出版プロデュヌサヌLume Sphere

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