忘れられない男の話
ワタシには忘れられない人がいる
忘れたいのに忘れられない人なのか
忘れたくないからわざわざ覚え続けている人なのか
もはや自分でもよくわからないが
ワタシという宇宙の片隅に
キミという存在はずーっとそこに居続けている
こんなにも忘れられないという事は
キミの事がいまだに好きだというのか?
いや、多分それはそうでもない。
もし仮に今キミに会えるとしよう
多分ワタシは少し悲しくなるだろう
ワタシを愛していたキミは
もうどこにも存在しないから
キミはあれからいろんな経験を重ねて
きっと全くの別人になっているのだろう
そしてそれは、
ワタシ自身もそうだから。
キミを愛していたワタシはもう存在しないのだ
すごく当たり前の事なんだけど
それを直接肌で感じるのはきっと少し悲しい
あぁそうか。
ワタシはキミの事が忘れられないんじゃなくて
あの頃の経験がワタシの宝物として忘れられないだけなのか
そんな宝物を忘れる必要があるのだろうか
今まで出会った人たちとの関わりがあって今のワタシが創られている
良い思い出も嫌な思い出も
無理に忘れる必要なんて無いんだよね
わざわざ誰かに話す必要もなく
ただワタシは静かに思い出す
キミにとってあの頃の経験は
そんなに特別な事では無いかもしれないけど
ワタシにとっては15年経った今でも
こんなにも大切な宝物なんだよ
直接は伝えれないから
ここに残すね。
そんなキミの幸せを心から祈ってる。