
ObsidianのMDファイル群をClaude Coworkで整理させたら、便利すぎた
はじめに
非エンジニア、また忙しいパパ・ママにとって、Claude Code(ターミナル上で動くCLIツール)をいきなり使いこなすのはハードルが高い。一方で、Obsidianを日常的に使っている人は少なくないはずだ。そんな人にこそ、Claude CoworkでObsidianのボルトを整理してもらうことをおすすめしたい。
⚠ 注意 Claude Coworkはファイルを削除することもできてしまう。挙動は必ず自分で確認し、重要なボルトはバックアップを取ってから使うこと。万一ファイルが消えても自己責任でお願いしたい。
溜まり続けるMDファイルの山
私のObsidianのボルトには、過去何年分ものメモが溜まっている。
読みかけの論文要約
診療のメモ
セミナーの感想
ふと気になった言葉
——全部、.mdファイルで保存している。Obsidianは一つひとつのノートが独立したMarkdownファイルとして保存される仕様なので、ファイル数はどんどん増えていく。「いつか整理したい」と思いながら、量が多すぎて手がつけられずにいた。
そんなとき、Claude Coworkを試していてふと思った。
「フォルダごとClaudeに投げたら、整理してくれるんじゃないか?」
やってみたら、本当に便利すぎた。
何をしたか
やったことはシンプルだ。Claude CoworkにObsidianのボルトフォルダを読み込ませ、こう伝えただけ。
「このフォルダのMDファイルを整理してほしい」
するとClaudeはファイルを一つひとつ読み、こんなことをやってくれた。
タイトルが曖昧なファイルに、内容に合った適切なタイトル案を提示
内容が似ているファイルをまとめて「これは同じテーマでは?」と提案
リンクされていない関連ファイルを見つけて、相互参照([[wiki-link]])を追加
空のファイルや断片的なメモを「削除候補」として一覧化
カテゴリごとにプレフィックスを付けて、ファイル名を体系的にリネーム
人間が手作業で数日かかる整理作業が、1セッションで終わった。
一番驚いたこと
一番驚いたのは、
「このメモとこのメモは、同じことを言っている」
という気づきだった。
2年前に書いたメモと、先週書いたメモが、実はほぼ同じ結論に至っていた。Claudeが指摘するまで、自分では全く気づいていなかった。
自分の思考のパターンを、外から見せてもらった感覚だった。知識が蓄積されているようで、実は同じところを何度もぐるぐる回っていた——その事実に気づかされたのは、ちょっとした衝撃だった。
注意点とコツ
1. 機密情報は読み込ませない
患者情報や、他人の個人情報を含むメモは絶対に読み込ませてはいけない。医療従事者であれば特に、個人情報を含むデータは別のフォルダに分けて管理することが大前提だ。
2. 最終判断は人間が行う
Claudeはファイルの「提案」はしてくれるが、勝手にすべてを書き換えるわけではない(設定次第だが、基本は確認を挟む運用が安全)。削除やリネームの最終決定は人間が行う。
3. 一度に全件処理しない——CSVで進捗を残す
Obsidianのボルトが数千ファイル規模になると、一度に全部読み込むと大量のトークンを消費してしまう。おすすめは、
100〜200件ずつに区切って処理する
処理済みファイルの概要・カテゴリをCSVファイルに追記してもらう
次のセッションでは、そのCSVを先に読み込んでから続きを依頼する
こうすれば、セッションが切れても継続作業ができる。Claudeは「前回どこまでやったか」をCSV経由で思い出してくれる。
4. バックアップは必須
繰り返しになるが、作業前に必ずフォルダごとバックアップを取ること。Obsidianの場合はボルトをまるごとコピーしておけばよい。
Obsidianユーザーへ
Obsidianで増え続けるMDファイルの整理に悩んでいる人は多いと思う。
Claude Coworkのフォルダ読み込み機能を使えば、ボルトを丸ごと対話の中に持ち込める。頼み方は自由だ。
「このフォルダを整理してほしい」
「似たメモをまとめてほしい」
「MOC(Map of Content)やインデックスノートを作ってほしい」
「タグを体系的に付け直してほしい」
それだけで動いてくれる。
知識の整理は、もはや人間だけの仕事ではない。 自分の書いたメモを、自分より客観的に読んでくれる相棒ができた——そんな感覚で、Obsidianを使い続けられるようになった。
増え続けるノートに埋もれているなら、一度試してみてほしい。
この記事はClaude Coworkを使った実際の体験をもとに書いています。使用感は環境やボルト規模により変わります。